あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

10月21日 富山にて

2016年12月28日 | 日記
 研修続きで目が回るがこの日は東海北陸地区の公開保育コーディネーター養成講座のSTEP4(公開保育)。夏のSTEP1,2と経て、3(問作り)はメールでのやり取り、そして本番・・・。今年度は富山県での公開保育。しかも以前からよく木の花に職員の皆さんが見学に来られていた園。なので園長先生始め垣根が低い間柄なので、コーディネーター役としては非常に入りやすい立ち位置。それでも自分がコーディネートするとなると、なかなか思うようにいかず難しいことばかり(想定通りにはいかないねえ)。養成講座の講師の先生はこのシステムの生みの親でもあるので、長けているなあ・・・と我が身を振り返る機会にもなった。

 公開園の木の花っぽい保育風景や環境構成にほっとしつつも(お引越しで富山に住むことになったオーストラリア帰りの元木の花っ子にも会えたし)、やってみて経験と失敗を繰り返して学んでいくのは保育と一緒。保育の質の向上をねらいに、子ども理解から出発し、外の人の視点、アイディアを汲み取り議論をする場として公開保育を活用する・・・この全日の第三者評価システム、非常に考えられ練られた制度には間違いないが(当事者の一人として)、もっと普段着でできるような公開保育、誰でもコーディネーター役を担えるようなシステムにしていかないと、普及していくかどうか難しい気がする。

 しかし同時に園が「開かれている」ということ、議論が様々な立場で出来るということが、いい意味で保育の中にも響いているような気がする。子どもの主体的な動き、発想、ここを見てほしい・・・という先生方の課題意識とは異なる、ある意味裏切るかのようなよい姿にもそれは感じられ、木の花の行事と一緒でお客さんが来ることで引き出される力があるのと同じような感覚も受けた一日だった。先生方、お疲れ様でした。


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