あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

11月12日 全国男性保育者研究交流集会 IN 富山

2011年11月12日 | 日記
 富山県で行われた全国集会にちゅうりんと参加。(石川県から顔なじみの保育士さんが他に2名。)
男性が保育現場に携わる光景は木の花をはじめ、今でこそ一般的になりつつあるが(それでも石川県の幼稚園はまだまだ少数)、やはりこれは先駆者の男性保育者たちの苦難の歩みがあってこそ。女性の社会進出の逆バージョンで男たちが「女の世界」に入っていくことから、様々な不協和音と挫折を多く味ってきた(いる)男たち、いわばマイノリティの全国集会である。
・・・というと何やらアングラ風に思われがちだが、若い男性保育者も多く、女性保育者、女性研究者(養成校)の参加もあり、構図と趣旨はずいぶん変わってきているようだ。(一応、あゆどんもこの世界に入った時には、まだ県内の養成校のどこも男子はご法度。なので保育士資格は国家試験、幼稚園免許は通信で取得。その後男女雇用機会均等法が施行されて、女性の世界に男性保育者がおるぞ!・・・ということでラジオやらテレビやら取材も色々受けました。暇な記者は当時のアパートまで来たなあ・・・・。それを思うと隔世の感がある今日この頃。)

タイトルも「男性保育者新時代」だもんねえ・・・。
基調としては「男らしさ」よりも「自分らしさ」が主流のようだ。男性保育者も草食系イケメン男子も多く、おっさんは肩身の狭い思いもする。しかしながら若い世代の繋がりの弱さ、男性保育者の運動の継続のしんどさも語られ、男性保育者のこの運動もひとつの曲がり角にきているような印象である。初参加でほとんどが保育士さんたちだったが、石川の「男の会」の遊びの研修の取り組み、おやじの会の交流レガッタ集会などを報告。それなりに内容や企画が伴えば若い子らも集まるんですねえ・・・と皆さんも興味深く聞いてくれた。

それにしてもこの会場で幼稚園関係の男性保育者がほとんどいないのも寂しい限り。幼稚園と保育と公立と私立と、共通するテーマとそれぞれが抱える課題、ギャップも感じる。「新時代」に適応できる男性保育者像をもっと掘り下げてもよかったのではないかな?

 

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