きなこ棒、一休さんカステラ、糸引き飴、ミルクパン
これらが駄菓子屋の必携商品といえるでしょう。
きなこ棒は爪楊枝がさしてあって抜いて先が赤くなっていたらもう一本もらえます。当たりが多く連続する機会が多く、倍になることも珍しくなく喜ばれます。以前は一箱に当たりが20本入っていましたが、今は15本になりました。
一休さんカステラも同じ仕組みの当たりつきですが、そんなに当たりは多くありません。私はちょっとさしてある棒のにおいが気になることがありますが、苦情が来たことはありません。
大人も、あまり甘くないので軽く食べられると買っていきます。これらは、成人になっても友達と集まる際など、くじ引きを楽しみながら一緒に食べて盛り上がるそうです。一箱単位で買って行くときがあるので、在庫は欠かせません。買い物のおつりで買って行く大人もいます。
アイドルカード(連続当て)は今、「嵐」と「AKB48」が、入荷待ちの状態です。100円の大判もあります。中高生が主に買っていきます。小学生は20円、30円がメインです。
久しぶりのヒットカードでしょう。「光GENJI」の頃を思い出します。最近は記憶に残るほど人気が続いたアイドルカードはありませんでした。「ポケモン・シール列伝」や「なめ猫カード」などは息が長い方ですが、これも一頃のような「爆発的人気」はありません。
カードは万引きされやすい商品の一つで、気が抜けません。隠して持って行くばかりではなく、引いて気に入らないと隙間に捨てたり、大胆な子になるとゴミ箱に捨てて平然としている子もいたりで、注意する前にあきれることがあります。
一時期、このような「おもちゃカード」にも「著作権」「肖像権」問題が起きたことがありました。その後どういう経緯になったかはわかりませんが、今は話題にはなっていないようです。
ハズレ感が少なく、50円を投じる価値があるくじ引き、という評価を受けているようで、子どもに付き添っている親御さんも勧めるほどです。仕入れるたびに、メインのお菓子が変わるのもありがたいところです。
過去には、このようなくじ引きには賞味期限切れが混じっていたりしたものですが、昨今では、期限が近いものはありますが、過ぎたものは入っていません。ちょっと大人向けのキャンディなどが当たると、「お母さんのお土産にしよう」という子もいます。
以前から30円引きのお菓子のくじ引きもあります。ストローに入ったおみくじになっていて、大吉、中吉、小吉の箱に分かれています。大吉なら50円引きのメインのお菓子ほどですが、小吉は、10円程度のゼリーとか、キャンディだったりするので、子供心にも、外れると、惨め感や損失感が大きいようで、あまり人気がなくなりました。