メディアの力。

先日、オリンピックでメダルを獲得した
水泳の入江選手、最近は色々なメディアに
引っ張りだこですよね。
見た目もかっこいいので、メディアが
取り上げるのは当然でしょうね。


たまたま昨日、入江選手がテレビに出ているのを見ていて
長女が友達から聞いた話を教えてくれました。


長女の友達のお父さんは
都心でタクシーの運転手をしているそうで
テレビ局から芸能人をのせる事が多いのだとか。

ある日、無線で某テレビ局への迎えの連絡が入り
待っていると来たのは水泳の入江選手。

そこに出待ちをしていた女の子が入江選手に駆け寄り

「これもらってください」

と、プレゼントを差し出したのだそう。

すると入江選手は意外にも
その女の子を無視して前を通り過ぎ
無言でタクシーに乗り込んだ。

友達のお父さん、労いの言葉を用意していたけど
そのシーンを見て、言うのをやめてしまったそうです。

そして入江選手のイメージは
友達のお父さんにとっては
「感じ悪い」
というイメージになってしまったみたいです。

そしてもちろん
その話を直接聞いた友達も
同じようなイメージを持ちますよね。

その流れはどんどんひろがり
「入江選手は感じ悪い」
というイメージが一部で広がってしまいます。

でも、入江選手は芸能人ではありません。
スポーツ選手で、頑張ってオリンピックで
メダルを取ってきた素晴らしい選手です。

でも、メディアにたくさん出ることで
テレビがタレントのような扱いをすることで
彼ではなく、周りが彼の事を「タレント」という
認識に変えてしまったのではないかと感じました。

タレントではないのだから、タレントのように
好感度を気にする必要もないはずですし
彼なりに考えてとった行動かもしれません。

それを、その一件だけで
彼のイメージを悪いと言えるのか、と
とても疑問を抱きました。

その現場を見ていないので
あまり色々と言うのも何ですが
素晴らしい成績をおさめたスポーツ選手が
周りの勝手な印象や判断で
悪く言われるのは何か納得できないのです。

ただ、私みたいな考えの人間ばかりではないので
やはりどんな時でも見てる人は見ているし
ファンはできるだけ大切にしなければならないんだなと
スポーツ選手の大変さをつくづく感じました。



…でも自分がその女の子の立場だったらどうだろ（笑）