道しるべ
立ちこめる潮の匂い 重なり合う波の音
闇こもり 不穏がとぐろ巻く 夜の海
冷気に誘われた海霧が 顔をもたげ
滲んだ月明かりが みるみる
白いカーテンを 垂れる
透けて見ゆるは
闇に舵を失い 行末も知れず
羅針盤ひとつ抱きて 浮流する私の姿
傍らでは 宿命という闇が 大きな口を開け
荒海に抗う人々を 冷然と呑みこもうとしている
闇を恐れてはいけない 恐怖は、闇そのものではなく
闇の中に 何物かが音もなく 蠢いているという幻想
得体のしれない敵へのペシミズムなのだから
恐れを食んで 闇は 一層 濃く 深くなる
赤く明滅する灯台の光よ 我らが 漆黒のわだなかに
グイと呑み込まれてしまわぬよう きらめく穂先で
カッカッと闇を履き散らし 守り抜いておくれ
立ちこめる潮の匂い 重なり合う波の音
闇こもり 不穏がとぐろ巻く 夜の海
冷気に誘われた海霧が 顔をもたげ
滲んだ月明かりが みるみる
白いカーテンを 垂れる
透けて見ゆるは
闇に舵を失い 行末も知れず
羅針盤ひとつ抱きて 浮流する私の姿
傍らでは 宿命という闇が 大きな口を開け
荒海に抗う人々を 冷然と呑みこもうとしている
闇を恐れてはいけない 恐怖は、闇そのものではなく
闇の中に 何物かが音もなく 蠢いているという幻想
得体のしれない敵へのペシミズムなのだから
恐れを食んで 闇は 一層 濃く 深くなる
赤く明滅する灯台の光よ 我らが 漆黒のわだなかに
グイと呑み込まれてしまわぬよう きらめく穂先で
カッカッと闇を履き散らし 守り抜いておくれ