日々を綴る

短歌と写真を楽しむ

雨に濡れ涙に濡れてひとしずく想いとどけよ紫陽花の花

2011-06-28 03:23:55 | 日記

 ひとしずくの愛

今日も雨~~

ロマンを生む雨~~

雫の調べが生まれる軒下~~

「あめ~あめ~ふれふれ母さんが」

母と子の雨の愛も紡げる梅雨なのに~~

そんな歌は聞こえない。~~

雫さえ怖いと恐れる雨~~

「濡れちゃ駄目~駄目~~。」

明け暮れのときめきも感激も消えて

しまった水無月~~~

見上げる空は雲が厚く閉ざし

地球の悲しみを一度に集めたように

涙の雨が降る。

でも自然は生きて居る。~~

霊峰の雫は清き流れを生み

里を潤す夏はきっと来ると信じて~~

あまたの人の命を飲んだ海さえも

愛は失せない~~~

蘇れよ海に預けたあまたの命よ~~

今年は四季の感じがない。~~

春の感性も~~

初夏の爽やかさにも

肌は鈍って居る~~~

原子炉の一喜一憂に息を呑む午後~~