日々を綴る

短歌と写真を楽しむ

千年の音

2012-08-11 15:04:40 | 日記

 

 貴方ならどうする

 

長い年月は天の恵みを掬い自然を育み

暖かな陽射しと、風と、音が織り成す

芸術を演出して来た筈なのに

 

千年の時を越えて生まれた音が

千年の風が綴った音は

何万をも飲み込む恐怖の音だった

 

早春の昼下がりに、

日に日に芽吹きが聴こえ

夢が広がる最中に

ガラガラ~ガラガラ~~ガッチャン~ 

ごお~~~ごおう~~と唸る音だ。

 

泡立つ時の流れの中が恐怖に変わる瞬間

大地が泡立ち恐怖の時が滝となって流れた。

 

一握りの泡を掴み海鳴りの中に

人の叫び声が聴こえてもなす術がない。

 

この音に馴れて居る人は一人も居ない。

 

その機をどう活かすかを強く覚悟して居ながら

人は何時も時の新人だった。

 

どう泡の機と向き合い、

どう裁くかが問われる 崖っぷちの勘が問われる。

 

やり直しの効かない勘を使う五感を訓練することだと

寝ても覚めても感ずるがやっぱり人は毎日が新人なのだ。

 

書く術を熟練し文字を選んでチャンスを選んでも

暗中模索の勘は定まらない。

挑戦する地点は何時もスタートなのだ。

 

 

偶然に舞う

 

脳裏に浮き沁みする一瞬の一言を掬い上げ

感激と感動が命を支える瞬間~

それは何時もスタート地点だ。

 

時のドラマが生まれる偶然の時に舞い

花と戯れ 光に舞う 蝶のように

光と花影は、ドラマを生み続ける。

 

涙と傷を背負った時が流れても

諦めず、季節が移り変わっても

機と風の音を織り交ぜながら 

偶然のドラマを綴る作者なのだから~

 

体に沸き立つ鼓動を波立たせ

フレッシュな時を掻き立てる演出なのだ。

 

何の警戒も疑いもなく

純粋な時が生む瞬間の無垢な瞳に興奮したいから

 

切ない涙を流す前に

孤独を抱く前に

悲しみの前に 

恵みの泡が散るから 

 

夜明けを待って心の鍵を外そう

 

灰色の時

 

灰色の雨を運んだ時が襲いかかっても

拒むことの出来ない宇宙の銀河に

澄んだ眼差しを向けて真実を選りすぐり

エネルギーの感動を生みたいものだ。

 

絶望の時が来てもダークな欝が襲いかかっても

やるせなさを追い払う力に換えて

時を奮い立たせる感動へと繋ぎたい。

 

気まぐれ

 

悪戯な風が野山を荒らし悲しみを置き去りに

怒りの声を時が運んで来ても

荒んだ心に天の声を拾えば

ひらめきが感動に生まれる変わるから

涙のバトンを喜びに渡そう~

 

どんなに月日が流れても

どんなに悲しくとも同じ日はない。

 

新たな時の扉が開くとき

初心な心のバトンを感動に渡そう