貴方ならどうする
長い年月は天の恵みを掬い自然を育み
暖かな陽射しと、風と、音が織り成す
芸術を演出して来た筈なのに
千年の時を越えて生まれた音が
千年の風が綴った音は
何万をも飲み込む恐怖の音だった
早春の昼下がりに、
日に日に芽吹きが聴こえ
夢が広がる最中に
ガラガラ~ガラガラ~~ガッチャン~
ごお~~~ごおう~~と唸る音だ。
泡立つ時の流れの中が恐怖に変わる瞬間
大地が泡立ち恐怖の時が滝となって流れた。
一握りの泡を掴み海鳴りの中に
人の叫び声が聴こえてもなす術がない。
この音に馴れて居る人は一人も居ない。
その機をどう活かすかを強く覚悟して居ながら
人は何時も時の新人だった。
どう泡の機と向き合い、
どう裁くかが問われる 崖っぷちの勘が問われる。
やり直しの効かない勘を使う五感を訓練することだと
寝ても覚めても感ずるがやっぱり人は毎日が新人なのだ。
書く術を熟練し文字を選んでチャンスを選んでも
暗中模索の勘は定まらない。
挑戦する地点は何時もスタートなのだ。
偶然に舞う
脳裏に浮き沁みする一瞬の一言を掬い上げ
感激と感動が命を支える瞬間~
それは何時もスタート地点だ。
時のドラマが生まれる偶然の時に舞い
花と戯れ 光に舞う 蝶のように
光と花影は、ドラマを生み続ける。
涙と傷を背負った時が流れても
諦めず、季節が移り変わっても
機と風の音を織り交ぜながら
偶然のドラマを綴る作者なのだから~
体に沸き立つ鼓動を波立たせ
フレッシュな時を掻き立てる演出なのだ。
何の警戒も疑いもなく
純粋な時が生む瞬間の無垢な瞳に興奮したいから
切ない涙を流す前に
孤独を抱く前に
悲しみの前に
恵みの泡が散るから
夜明けを待って心の鍵を外そう
灰色の時
灰色の雨を運んだ時が襲いかかっても
拒むことの出来ない宇宙の銀河に
澄んだ眼差しを向けて真実を選りすぐり
エネルギーの感動を生みたいものだ。
絶望の時が来てもダークな欝が襲いかかっても
やるせなさを追い払う力に換えて
時を奮い立たせる感動へと繋ぎたい。
気まぐれ
悪戯な風が野山を荒らし悲しみを置き去りに
怒りの声を時が運んで来ても
荒んだ心に天の声を拾えば
ひらめきが感動に生まれる変わるから
涙のバトンを喜びに渡そう~
どんなに月日が流れても
どんなに悲しくとも同じ日はない。
新たな時の扉が開くとき
初心な心のバトンを感動に渡そう