スペインはパテルナの工房で製作されているアントニオサンチェスのクラシックギター。先日近所のリサイクルショップで寂しそうにしているのを見つけたので家に連れ帰って来ました。
Antonio Sanchez 1020/62
トップ板はスプルース(松)。ジャーマンスプルースでしょうか。なんと生意気な事にベアクローが入ってます 笑。サウンドにも良い影響を与えると云われる杢ですね。
サイド、バックはインディアンローズウッド。裏板は分かりませんが横板は割れ止めがあるので単板のようです。
指板はエボニー。
使われている木材はなかなか良さげです。そして、2003年製と20年近く経過している割にキズもあまりなくて綺麗!
弦長は620mmのショートスケール。一般的には650mmなので3cm短く、その分ボディも小ぶりです。ナット幅も48mmなので、手の小さい方はもちろんの事、通常スケールではフレット的にキツかった曲も楽に弾けます。実際かなり弾きやすいです。セカンドギターにショートスケールを持つのは正直有りだなと思いました。
肝心のサウンドも芯があってバランス良く響きます。ただ、あまり弾き込まれてはいない個体のようなので、本格的に鳴るのはこれからでしょうね。大事に育てることにします。
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