Birth

Rebecca And The Sunny Brook Farmers / Birth

01.Oh Gosh (Running Through The Forest)
02.Two Blind Sisters
03.David & Sally
04.Love
05.Endless Trip
06.Better Dead Than Red
07.All These Ties
08.What Do You Think Of The War
09.Ma Ma
10.Ghost

彼らを無理矢理ジャンルわけをするならサイケデリック・プログレ辺りに位置するのかも知れませんが、ちょっとカテゴリーに当てはめるのは難しいタイプ。フラワームーブメントも過ぎ去った数年後にリリースされていたら、恐らくAOR的な垢抜けたサウンドを聴く事が出来たのではと思わせる片鱗があちこちに。

このアルバムで特徴的なのはバイオリン・・・ではなくビオラ。ロックでは殆ど使用されないアイテムを敢えて投入。Jethro Tullのフルートと比較してもまずまずの破壊力を秘めてます。フォーク、ジャズ、サイケデリックと幅広い曲調にも違和感なく溶け込んでいるのが恐ろしい。（笑）

そして一番の聴き所は女性シンガーのKiki。同時代にはちょっと居ないタイプの細身の乾いた声質で、どちらかと言えば80年代に多く見かけたような雰囲気。一体どうしちゃったの？ってくらいヒステリックに歌う4曲目のLoveでぶっ飛び、次のEndless Tripで深みに嵌めようとする・・・緻密な作戦ですな！

ところで、Better Dead Than RedってどことなくCardigansぽいと感じたのは自分だけかな？

野暮ったいながらも時折やたらとカッコイイ部分があるので、もし機会があればチェックすることをオススメいたします。



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