2年ぶりにギターを購入しました
現代ギターの広告でもお馴染み、クラシックギター界隈で知らない人は居ないであろう"松岡良治"です
松岡良治氏がお亡くなりになった翌々年の2014年に松岡楽器も倒産しましたが、1954年からラミレスタイプのギターを中心にコスパに優れたギターを作っていたメーカーでした
因みに、その昔はアランフェスやアリアなどのクラギも松岡さんの所で作ってたんですよね
エレキ界隈だと神田商会のグレコやフジゲンみたいな感じでしょうか
今回、自分が探していたスペックは、スプルーストップ、サイドとバックはローズもしくはハカランダ、そして総単板
新品だったら30万オーバー必須
そんなわけで、以前から気になっていた件の松岡良治MHシリーズです
ヘルマン・ハウザーを意識した、このギター80年代始めまでのモデルは総単板(!)なんです
しかも、トップには今や稀少なジャーマンスプルース、サイドとバックにはローズウッド
こんなん見つけたら迷わず買いですわ(笑
そして手に入れたのは長い間放って置かれたのか、大きなダメージのない比較的綺麗なギターです
スペイン式で組み立てられた内部の作りもホント丁寧な仕事っぷり
とりあえず、普段使用しているサバレス・カンティーガを張って弾いてみました
ハウザーコピーとは言っても、力木の配置は真っ直ぐ7本と異なっているため、出てきた音は本家とは違うものの、分離の良いバランスの取れたクリアなサウンドはなかなか好みです
松材だから暫く遊んであげれば、もっともっと鳴ってくるはず!
楽しみです
ところで、ハードケースの中に当時の保証書が入ってました
オーナー登録は松岡さん個人宛てに送るのね
しかも、中を開くと「その他、ご質問がございましたら松岡良治(下記電話)までご連絡下さい」と電話番号までありました
今思えば昭和の頃って皆そういう感じで商売してましたっけね
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