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The Birthday VIVIAN KILLERS TOUR 2019 熊本Django 2019/05/17から、
本当に2ヶ月経ったんですよ。
あっという間。
鹿児島市内と勘違いして私のところにやってきたチケットで行ってきました。
今までのBirthdayのLIVEの楽しさを塗り替えるものになりましたので、
簡単に書きたいものです。
ほんと、簡単やしすみませんの。
セトリは曖昧やったので、大分のを教えていただきました。
こういうライブだったと、そう思うのは俺の勝手。
ステージから手放した音と映像を受け取ったらこっちものもんだ。
あいつの戯言だと読み流してくださいよ。
実は奄美の3日前にモモと大分に行っていましたんで、
その時の話を軽く。
みなさんのご厚意で最前真ん中に入れてもらって、
モモも座り込んでその迫力を楽しんでいたんですが、
なんせ!TOPSのステージは高いですからね!座り込んでみてたら、
チバしか見えないんですわ!
モモが「全部みたい」っていうので、最後列に下がりました。
スタッフさんが心配して、子供用にお立ち台椅子が用意してあるって言ってたんで。
押しで下がったわけではないので周囲の方々ご安心を!
見晴らしは大事ですけんね!
ほんで、下がったら、見える!3人がとても!!
ほんで、モモと一緒に踊りまくりながら最後列で楽しみましたのです。
あんなに視界よくユルいところで見たことなかったんで、
二人でシンクロ謎ダンス(まあ、ほとんどモンキーダンスなんですが)踊りまくっておりまして、
げに!楽しかった!!
今度から、TOPSにモモと行ったら最後列で酒飲みながら踊るに決定しましたYO!
もちろんフロアのお客さんは変なダンス踊る我々を見るわけないから恥ずかしくもないしですね…と思っていたら、
モモがえらくキュウちゃんと目が合ったと母みたいなことを言いだす。
ほんで、最前にいた人が、やたらキュウちゃんやらチバが奥の方を見てて、チバが最後に後ろを指さしててなんやろ?と不思議だったと。
ああ…そうか、フロアからは見えないけど、
私たちがステージ丸見えということは、ステージから我々が丸見えだったはずで、
なんつーこっぱずかしい…。
ほんで、チバから指さされたかもしれないけど、我々は踊るのに必死で気付きませんでした。
それから3日後の早朝、福岡から飛び立ちましたの。
こんなにいろんなところ行っているのに、
奄美は初めて。
昼間ははるかつちゃんと遊んでもらって、
初めてのライブハウスASIVI。
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ライブハウスというより、バーカウンターがしっかりしたアメリカンな造りのBAR。
こんなところでBirthday見られるなんてウフフ。
お客さんも緩くて、前方取るより早速酒飲んでる人も多い。
ハルキの良く見えそうなところに入れてもらいステージを眺めると…近い。
Djangoくらい…けど、緩い。
Birthday歴長い方ではないかと思うが、こんなの初めて!
開演前のSEはカントリーで、否応なしに盛り上がる。
ほんで、
出た!スモークプシュプシュー!!
Djangoみたい。
ほぼオンタイムに16キャンドルズ。
ゆるゆるっと下手から登場。
チバがメガネかけて黒の特攻服(?)で手を挙げて最後に。
で、
LOVE IN THE SKY WITH DOROTHYから始まった!
やっぱりね!アルバム1曲目から来るのはレコ発として安心です!
押さなかったね!
ASIVIは押さない!!
空気も空間もあり、
そう、私は、踊ってしまいました!大分のように!!!!
だって、踊れるもの!私!!!
目の前でハルキがビタッとベース固定してルート入れてる様は美しい。
間奏で3フィンガーで3回振りかぶるのいいね!!
キュウちゃんのスネアがスコンスコン決まってるねぇ!
私がこのビートをどれだけ愛しているか!!
良いとき来た!
今日のキュウちゃんはいいぞぅーーーー!!
フジケンのジャズマスが金切り声を上げてPOP CORN。
チバの声も最高ですよ!今日は!
チバの声は本当はこういうハコでパブロック歌うのに向いてる。
ホォプポォプのキレが最高やし!!
奄美大島ASIVIはたぶん天国さ!
キュウちゃんの音がスコーン!と回って、
いきなり昇天しそうですわ。
ハルキがホップポップコーン!に合わせて竿ぶん回す。
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8ビートのアタマ3つを振って、あとはジタジタ足踏みしている。
しょうもねぇ!と腰を折ってグルーヴを出す。
ハルキなりの闘志を感じる。
春の嵐~から転調、パカッと明るく開けてご陽気。
真顔でペダルプレイのフジケンに、ムフフフとにやけてくる。
ああ、
底なしに楽しいですなぁ!!!
明るいブリッジミュートが効いたギターが響いてTHIRSTY BLUE HEAVEN。
これ、2か月前、置き場所に迷って端っこの魔法がかかっていたやつ。
大分でみたとき、やっと場所が決まってきてホッとした。
すごく好きな曲。
これ、標題曲でもよかったよ。
天使のように高みに連れていってくれるハルキのベース。
だけど、
歪んでる記憶の底彷徨うのは走馬灯ではないか?
今、今際の際なのではないか?
死は怖い。
だけど、やっぱりこの曲を聴くと、
死は誰にでも訪れる現象に過ぎないと穏やかに受け止められる。
フィジカルなものから、何かが抜けていって、
飢えている、乾いている、身体になにかが足りないと思う。
痺れていくようなリアルな死。
コーヒーシュガーが溶けていくように…肯定しようこの世界をと言われながら、
自分と世界が融合していって、境目がわからなくなるような錯覚に陥る。
これが「死」なのかもしれない。
この曲はハレルヤなのだと至福感に支配されていると、
カッカッ!とキュウちゃんが「目を覚ませ!」というように頭を揺さぶる。
フジケンのハウリングでハッとする。
なのに、チバとハルキは死の甘美さで引きずってくる。
死と生の曖昧な黄昏時を漂うようのが気持ちよい。
この曲が好きなのだ。
いかん!このペースで書いていては終わらぬ!
サクサク書きます!
このあたりで、
キュウちゃんの「The Birthdayです!」
後半なくなりそうな気もするし!もうネタバレもいいやろ!
不気味なイントロでFUGITIVEですわ。
ミミズクも腹をすかしてるよ!と絶叫。
フクロウが腹をすかしてるよ、で、
ハルキがグーンとスライドしてからの、
山小屋までの息つまる逃亡劇みたいなハルキの長い長いベースリフ。
逃げろハリソン・フォード!
いや、このハリソン・フォードはどのハリソン・フォードなんだろう?と思ってたんだけど、
大統領でも宇宙大戦争のヒーローでも、冒険大好きな学者でもないな、
このハリソン・フォードは、
ブレードランナーのハリソンフォードだ。
身を隠しながらアンドロイドと愛を確かめ合っているんだと思う。
スカートの中手に入れて~のチバの手つきがドエロでした。
※ライブ後の居酒屋で描いたものなので雑過ぎてすまんですの!
ゆるゆるとVICIOUS。
意地悪なのは、みんな弱いからだと思う。
怖いのよ、黒い純粋な本当の未来を見通す瞳が。
戯言と巫山戯でごまかして、
思うのは勝手じゃない?って成就から逃げる、
自分の弱さに気付かないように泥酔するような曲ですわ。
青空はイントロ聴いただけで涙が出そうになるうのはなぜだろう。
青いLEDライトがステージを包む。
最近のライブはホントにいろんな色が出るのだけど、
ボツボツと蓮の根のような丸が網膜を焼くので、
目を細めてステージを見上げる。
煙幕が濃くなってきて、
青暗い朝もやの中にいるような錯覚。
フロント3人がキュウちゃんに向かって近づき、
ギューっとコンパクトになるとき切なさのピークを迎えた。
明日はきっと青空だってという確証のない言葉から、
青空ではなく、この優しい人に救われていることに気付くのだ。
チバのリリック力と歌の力。
つぶやくように「本当に大事なものは目に見えない」からの、
説得するような「目には見えない」が胸を突く。
「大事なものは目に見えない」って、
おそらく人類有史以来何万回、何億回も言われてきた当たり前のチンケな言葉だと思う。
だけど、チバが言うと説得力がある。
チバが目に見えないものを信じているから。
とか思っていたら、
間奏部のキュウちゃんの16ビートがどこか怖いところに転落していくのではないかという不安な鼓動を思わせる。
でも、チバが明日は青空だって言うから、
「空」という見えているようで、本当は空っぽでみえないところを信じようとするから、
見えるものだけを大事にしてはいけないと踏みとどまるのだ。
深く沈みこむようなDISTORTION。
汗がスーッと引いていくのを感じる。
これはーすごくイマイはんぽい曲なんだけど、
ハルキのリフに比較的歪みのないフジケンが重ねると、今のBirthdayやなぁと思う。
一本調子の歌に、キュウちゃんのシンバルがジンジンくる。
あ、チバのキャ行全盛の頃だったせいか、
なかなかキャ行が炸裂していましたな。
ほんで、
大変重要な報告があるんですが、
この辺ですごくキュウポジになっていたのです!
ハルキを中心にみるかな!と思っていたら、
私とキュウちゃんの間にパカーンとラインができて、
キュウちゃん丸見えのバツグンなキュウポジになっておったのです!
thank youー!
あ、
ホワイトファルコンもようみえた。(付け足し感)
THE ANSWER。
ずいぶん聴いてきたけど、しばらくしたら聴けなくなるのかもしれないと感慨深くなった。
不気味なハルキのリフ。
チバが答えは!?と突きつける。
キュウちゃんの私の世界一大好きなスネアがビートを刻んでキュンキュンしますわー。
この誰よりも縦に音が跳ねるキュウちゃんのスネア!!
細かいキラキラした音の線が、天に向けて真っすぐにすごい勢いでスティックから発射されるのが見えますけんね!(幻視?)
ドカドカ、バカスカ!と、全部のタイコを叩くと、ドラムセットから金色の音が爆発するのが見えますけんね!(私だけ?)
さて、私は近年「オブリっていいなぁ」と思っているのであります。
もう「ボーカルLOVE♡」の極みですけん。
で、
あの日君は~のときに、ハルキがオブリをカマすのが良い!
ツンデレハルキは、本当はチバが好きでたまらんのだから!
あのキュンキュンくるシャッフルにもチバ愛を感じるから!
で、
最後のミュートでハッと我に返るANSWER。
フロアの近いASIVI。
人懐っこい奄美の方々。
ブレイクでは、「フジケン歩いてるのみたよ!」など自由に話しかけてて、
チバが適当によく相手していた。
MCの場所は曖昧で、
ここで言ったかわからないけど、
チバがフジケンと言えば…という感じで、
「フジケンは昨日車ぶつけたんだよね!」とニヤニヤ言いつけるので、
ショックを受けるフジケン。
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珍しく、フジケンがマイクを手繰り寄せ反論…
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…したのに!OFFマイク!
みんな「???」
で、「ぶつけてはない、こすっただけ!」という反論でした。
こすっとるやないかい!!!
つっこみどころ多すぎてボケがボヤけるよ。
キュウちゃんが、
「アタクシが今奄美で一番汗をかいている大人です」など言ってた。
チバが得意げにマラカスを掲げる。DIABLO。
客、ヒューヒュー!!
で、キュウちゃんに向かって2回ずつ振り下ろす。
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に合わせて、キュウちゃんがダダダダ!
チバ…たぶんそんなことしなくても、キュウちゃんダダダダできるからね。
あれ、どういう気持ちでマラカス振ってるのか誰か教えて。
直立不動でリーディングスタイルを喋り歌うチバの目がいつもより優しく感じた。
なんかチバもハイになってしまったんですな、この日は。
にしても、この曲のキュウちゃんのバカスカは本当にたまらんですなぁ。
さっきまで繊細な絹糸みたいな音だしてたくせに、
今度はパワードラムですよ!!うひー!!
間奏のドラムソロで昇天しますわ。
肩が揺れて、頭フリフリで、一番機嫌のいいキュウちゃん。
そう!この日みんな機嫌がよかったのですよ!
その機嫌の良さが伝播して、フロアも最高潮にゴキゲンになってしまっており、
私は大分で編み出した変な踊りを自然に踊ってしまっていたのですね。
まず、フロアなんかぼんやりとしか見ないハルキが、
私をギョッと見た気がした。
あ…ども…大分の変な踊りのおばちゃんですよ。
この曲は音源聴いたときにどうもスターリンの臭いがして、
小倉ではじめて聴いたときもなんだか切なくなっていたのだけど、
すっかりBirthdayの曲になってた。
これでいいのだよ!キュウちゃん!
最後のチバの決め台詞、
「最後は二人で夕陽に消えようぜ!」のところで、
チバがピースしながら揺らしてたんで、
ガチョーンぽくなっていた。
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キメてよ!!
几帳面なリズム隊にリズムギターでKISS ME MAGGIE。
ボンボンと降りてくる8ビートのベースに、ジャジーなギターが重なる。
キュウちゃんのツータカがたまらん。
ハルキは指弾きが増えたよね。
でも、ハルキの2フィンガーは相変わらず。
中指と薬指が連動する。
小指がつられてピコピコ動くのが可愛い。
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オープンのときシュッと手首を上げるのがいい。
ネックにぎりこむとき小指が入り込んじゃうのがいい。
それだけ力が入ってるんだなと感じさせてくれるのがいい。
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ストラップこんなに短かったっけ?と思ってたんだけど、
昔よりネックが上がってるからだと気づいた。
自信ある感じがいい。
まあなんにしても、
四六時中のときのキュウちゃんのタムが腹に響くのがいいんだけどね!
はぁー。
ブレイク。
チバがギターにスプレーかけてるシューっていう音が聞こえるくらいシンとする。
チバがフロアをみつめて「アメリカツアーみたいだな」
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お客が少なくて、「お前誰だよ!」的なアメリカの知らない街のライブみたいだという意味なのか?
ゆるゆるで、距離が近くて、酒飲みながら、ヤジりながらのフロアがアメリカンなのか?
真意は分からないんだけど、
それほど自虐的に言ってる様子ではなく、機嫌よくいっておったので、
ASIVIの西部のBAR的雰囲気もあって、肯定的に捉えたよ!私は。
で、ここで荒野の曲Dusty Boy Dusty Girl。
この曲の世界観が好きだ。
Micheleから続く、時々織り込まれる荒野の曲。
空っ風に砂塵が舞う荒くれ者の街を繋ぐように幌馬車が走る映像が見える。
(いやほんとうは、水色のハッチバックの車なんだけどね)
真面目に走る馬の蹄をキュウちゃんが、
車軸が歪んで一定のリズムで軋む木でできた車輪をハルキが、
荒野に吹く風と馬の嘶きをフジケンが表現しているように感じる。
チバがタントリルを入れながら鞭を振り回して幌馬車を走らせるのだ!トゥルルルルル!!!
夜は幌の中で息をひそめて眠る、乾いた砂にまみれたDusty Boy Dusty Girlは逃げてるのだと思う。
二人の許されぬ愛のために、追っ手から命からがらで。
ああ、そうか、この二人はハリソンフォードとアンドロイドなのだ。
VIVIANツアーは青い天国であるとともに、赤く燃え盛る愛の逃亡激のツアーだった。
ジャケットがそれを物語ってるではないか。
フジケンの3連符はプリングオフを入れてるんじゃないか?とか語ってたんだけど見えないからわかりません。スマヌ。
否が応でも盛り上がる。
ほんでここで定番曲のBABY YOU CANやったか!(いただいたセトリでフンフン)
俺たちはまだ!で、
チバがフロアを煽る。
近いから、目が合ったような気がしましたよ!
客がなにもしてねぇよー!と大合唱して、
それをジッと眺めて、後ろ向いたり、ウロウロしたりしながら、長く長くためて、
ニヤッとしてなにもしてねぇよーー!
で、
驚いたんがここで誰かががやってきた。
行ってないライブのセトリわからないので知らないんだけど。
イントロであれ?って一瞬分からなかった。
チバがドーナッツの穴を不思議がる曲やないの!!
誰かが大変だったら、
その時、ただ手を差し伸べればいいんだなと思う。
そういうシンプルな愛を爽やかな旋律から感じる。
チバの声がよく通っていて、
真っすぐにハコの後ろまで届いていた。
地下の薄暗いBARなのに、
草原の風が頬に当たるような感覚になる。
私はライブを物語のようにとらえる癖があるので、
もしかしたら、二人は小鑓や荒野を経て、
平和な草原にたどりついたのではないかと思った。
高原かな?サウンドオブミュージックのアルプスの高原みたいな。
MC
チバ「奄美はずっと夏なんだろ?」
お客「寒いときもある!」
チバ「え?そうなの?マジで?」
「夏、何して遊ぶの?海?」
お客「海!」
チバ「それしかないよね?山もあるだろ?」
お客「ハブがいるから!!
ハブ!!!
この流れはそう、裏裏裏でSUMMER NIGHTですよ!
大分で一番変な踊りした!!
アップテンポのレゲエに踊らないわけないですわ!
いつかのサマーナイト!誰かのサマーナイト!奄美のサマーナイト!!
で、盛り上がる。
いつの間にやらご当地ソングになっている。
奄美にだって冬は来る~って言ってくれるかと思ったけど、言いませんでした。
チバにそんな瞬発力はありませんでした。
そんなことしたらカミカミになるの必至やしね。
そして、フロアには変な踊り仲間は増えていて、
みんな、YO!と両手を上げて、
ロックザカスバ!と大合唱であります。
奄美の夜は熱く暑く盛り上がる!
けだるいイントロからカツカツとキュウちゃんが入りFLOWER。
よっ!フジケン待ってましたよ!!
フジケンが腰をかがめて「真っ赤なレディオ」を熱唱。
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呑気な絵描きの首吊り喜劇。
キュウちゃんのジョンレノンを!ジョンレノンを!ジョンレノンを!のコーラスが、
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ステキング☆
そうしながらも、キリッと正確な8ビートがスコンスコン気持ちよくキまる!
この世界は腐ってはない。
チバはこの世界が好きだ。
枯れたようにみえる大地にグングン花の蔓が伸びてくる感覚。
あなたは、枯れ木に花を咲かせる、花咲じじいですよ!チバ!
OH BABY!で、終わるんだなぁと、
寂しくも、ものすごい満足感があった。
ああ、来てよかった。
さっきまで世界を信じたように言ってたチバが、
天使からのたった一つ叶えられる願いを、
この世界を俺もろとも消し去ってほしいなんて!
でも、
天使が見せたのは、虹がかかり花が咲く美しい世界ではなかったか。
くそったれの世界に繋がる、
アンビバレンツな世界への憧憬を共有した。
最後のキュウちゃんのバカスカがキラキラまぶしく見えた。
間違ってチケットとってよかった!
ここでBirthdayに会えてよかった!
奄美にいながらアメリカツアーに参加したのは何かの縁なのだ!
奇跡であり必然だったのだ!
天使に導かれるように来てしまった。
ここで今夜、こんな最高のライブを体験できてよかった。
泣きそうな至福感の中、本編が終わった。
長いアンコールコール。
ハコはすっかり蒸しあがってるのでくたびれてるだろう。
そんな中、スモークはやる気満々でプシュプシュいっている。
ゾロゾロとメンバー再登場。
ポップコーンのツアーTとバドワイザーTと。
チバがうまそうにバドワイザーをグビグビ。
ここで、フジケンのしみじみとしたつまびくソロ。
セレナーデというらしい。
で、
静かに星降る夜に。
キュウちゃんが優しくマレットで叩いてる気がしたのだが、
すみません、記憶が。
クルクルと照明が回っていて、
チバの声がジワジワと響く。
音楽が空に吸い込まれても止むことはないと、
音楽は続くんだなぁとしみじみと思う。
汗が、少し引いてきた気がした。
そしてまた!フジケンのセレナーデ!
2曲連続のセレナーデ。
自分の世界に入って、ずっと弾いちゃって。
チバもジーッとみてたんたけど、
あまりに長く弾くので、
ちょっとフフフとなっていた。
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で、もちろんこれはなぜか今日はの入りなので!
パッとステージが明るくなり、音が弾けたら!
ハルキがドカドカ―!とやってきた。
ハルキが出てくると、近くにいるから興奮するのかなと思っていたら、
大分で一番後ろで見ていても興奮した。
そうかーハルキはもうハコ全体を興奮させるんだなぁ!
チバがなぜか今日は殺人なんて起こらない気がする!と機嫌よさそうに歌うと、
ああ、
存在するわけがないそんな日を信じようという気持ちになる。
そうか、鼻歌という音楽も空に消えるのか。
だけど、ここで音が鳴ってる限り、音楽は続くよ。
目を細めたくなるくらいステージが明るくなり、
私たちも照らされて恥ずかしかった。
で、READY STEADY GO!
緩々のフロアが波打つ。
全員の大合唱のまえに、
ハルキが「やるぞ!」とマイクを寄せるのがいいね!
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メンバーとフロアと全員で、
今日のライブを振り返りそうになるけど、
明るい未来を見つめて駆け出す感じがいいね。
追い出し曲ですよ!
ありがとー!楽しかった!!
2アンコはオマケですけんね。
thank you!と、チバがピックを投げよこす。
キュウちゃんが缶ビールを配り、
みんなとハイタッチ!
私もお手合わせいただきました。
うふふ。
メンバーうやうやしくハケ。
もう一回来てくれるくせにーー。
ほどなく、キュウちゃんがタバコ咥えて現れる。
目をキラキラさせてフロアを眺めている。
わかります。
確かにお客は少ないけど、
今日はなんだかとても楽しい夜です!
キュウちゃんのスネアが跳ねるからわかります。
キュウちゃんの肘が上がってくるからわかります。
キュウちゃんが汗だくだからわかりますわかります。
再登場チバがマイクもってジョジョ立ち。
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おや?DISKOかい?
と思ったら、
チバ、ハッとして「まちがった!」
客『えーーー!!』
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チバ、照れながらいそいそとギター抱えに行くときの、
キュウちゃんの顔がよかった。
無の顔がよかった。
チバのおっちょこちょいにいちいち心を動かしてられないからですね。
間違われた曲はくそったれの世界でした。
今日の奄美の海は、
マーメイドがいそうだったよ!!
もう力をキープしなくていいせいか、
キュウちゃんがダスダスダスダス!と全身で激しく打ち付ける。
キレキレやないですか!
で、最後がやっとチバのハンドマイクでDISKO!
メロコアナイズされた音楽に載せて、
ハートを撃ち抜かれたチバがあの女を殺しに行く!
やられたから、愛し殺しに行くんだけどね。
キュウちゃんのダカダカ16ビートをきっかけにキ●ガイみたいに爆走する4人。
ハルキを除いて初老だぞ!すごいだろ!私も同じ年だぞ!!!すごいだろ!
コーラスとフロアがKILL AT THE DISKO!!とチバを指さすと、
チバがウロウロしながらハートを貫かれたアイツへの愛の殺意を叫ぶ。
キュウちゃんのタイコ全叩き(←私が名付けました)炸裂!
タイコ全叩きは右から左にすべてのタイコを16ビートで叩く、
私の大好物な技なのだっ!!!!
で、スローになってーからのトップギア!
45マグナムで心臓貫かれたんだから、
コッチも愛の銃でぶっ殺さなければならんのですよ!
激しい愛に包まれてKILL AT THE DISKO!!!
で、終わりそうではあったんですが、
フィニッシュチバが、キュウちゃん指さす!
っこここれは、キュウソロ終わりじゃないですか!!
素晴らしい!ありがとう!!!
と、思ってたら、お、おい、チバ君。
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嫌な予感…チバ、なにホゲーッとなってるの?
あの、そこ私とキュウちゃんのラインなんですけど…。
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コラーーーーーーーーーー!!
…まあ、私くらいのキュウファンになりますと、
音から、キュウちゃんがどう叩いてるかわかりますけんね、
いいんですけどね(恨)
という感じで、
めちゃくちゃに楽しく終わっていきました。
最後にキュウちゃんがまたやってきて、
今度はしっかり手を握ってくれた。
ありがとう!
さっきのドラムソロ見えなかったのは帳消しさ!
いや、
そんなわけないわ…
なんか、すごいライブだった。
あの小倉で見たときと別物になっていた。
大分ともちがった。
こんなにライブって進化するのね。
間違って私のところにやってしまったチケットのおかげで、
こんな幸せになれるなんて。
私の粗忽に感謝!!
断片的記憶。
ハルキがキュウちゃん見てるの良かったな。
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背中美しかった。
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今回は!
やはり愛するキュウちゃんの一番萌えるREADY STEADY GOコーラス。
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奄美でずっと一緒に遊んでくれたはるかつちゃんありがとう。
メンバーと共に飛行機欠航たいへんやったね。
無事、沖縄があってよかった。
次の日マッサージ屋さんのお姉さんが、
私のツアーTみて「私も昨日Birthday行きましたよ!」とニコニコしてた。
会場外で大声で「ステーキ」と言ってたら、
見知らぬBirthdayファンの人が教えてくれたステーキ屋に次の日行ったら、
見覚えのあるマリア様がいた。
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奄美優しい。
日々もろきゅうでも奄美絶賛中!!
汗かいた日はよかった日だ!
ミキってあの飲料かな?
また来たい。
本当に2ヶ月経ったんですよ。
あっという間。
鹿児島市内と勘違いして私のところにやってきたチケットで行ってきました。
今までのBirthdayのLIVEの楽しさを塗り替えるものになりましたので、
簡単に書きたいものです。
ほんと、簡単やしすみませんの。
セトリは曖昧やったので、大分のを教えていただきました。
こういうライブだったと、そう思うのは俺の勝手。
ステージから手放した音と映像を受け取ったらこっちものもんだ。
あいつの戯言だと読み流してくださいよ。
実は奄美の3日前にモモと大分に行っていましたんで、
その時の話を軽く。
みなさんのご厚意で最前真ん中に入れてもらって、
モモも座り込んでその迫力を楽しんでいたんですが、
なんせ!TOPSのステージは高いですからね!座り込んでみてたら、
チバしか見えないんですわ!
モモが「全部みたい」っていうので、最後列に下がりました。
スタッフさんが心配して、子供用にお立ち台椅子が用意してあるって言ってたんで。
押しで下がったわけではないので周囲の方々ご安心を!
見晴らしは大事ですけんね!
ほんで、下がったら、見える!3人がとても!!
ほんで、モモと一緒に踊りまくりながら最後列で楽しみましたのです。
あんなに視界よくユルいところで見たことなかったんで、
二人でシンクロ謎ダンス(まあ、ほとんどモンキーダンスなんですが)踊りまくっておりまして、
げに!楽しかった!!
今度から、TOPSにモモと行ったら最後列で酒飲みながら踊るに決定しましたYO!
もちろんフロアのお客さんは変なダンス踊る我々を見るわけないから恥ずかしくもないしですね…と思っていたら、
モモがえらくキュウちゃんと目が合ったと母みたいなことを言いだす。
ほんで、最前にいた人が、やたらキュウちゃんやらチバが奥の方を見てて、チバが最後に後ろを指さしててなんやろ?と不思議だったと。
ああ…そうか、フロアからは見えないけど、
私たちがステージ丸見えということは、ステージから我々が丸見えだったはずで、
なんつーこっぱずかしい…。
ほんで、チバから指さされたかもしれないけど、我々は踊るのに必死で気付きませんでした。
それから3日後の早朝、福岡から飛び立ちましたの。
こんなにいろんなところ行っているのに、
奄美は初めて。
昼間ははるかつちゃんと遊んでもらって、
初めてのライブハウスASIVI。
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ライブハウスというより、バーカウンターがしっかりしたアメリカンな造りのBAR。
こんなところでBirthday見られるなんてウフフ。
お客さんも緩くて、前方取るより早速酒飲んでる人も多い。
ハルキの良く見えそうなところに入れてもらいステージを眺めると…近い。
Djangoくらい…けど、緩い。
Birthday歴長い方ではないかと思うが、こんなの初めて!
開演前のSEはカントリーで、否応なしに盛り上がる。
ほんで、
出た!スモークプシュプシュー!!
Djangoみたい。
ほぼオンタイムに16キャンドルズ。
ゆるゆるっと下手から登場。
チバがメガネかけて黒の特攻服(?)で手を挙げて最後に。
で、
LOVE IN THE SKY WITH DOROTHYから始まった!
やっぱりね!アルバム1曲目から来るのはレコ発として安心です!
押さなかったね!
ASIVIは押さない!!
空気も空間もあり、
そう、私は、踊ってしまいました!大分のように!!!!
だって、踊れるもの!私!!!
目の前でハルキがビタッとベース固定してルート入れてる様は美しい。
間奏で3フィンガーで3回振りかぶるのいいね!!
キュウちゃんのスネアがスコンスコン決まってるねぇ!
私がこのビートをどれだけ愛しているか!!
良いとき来た!
今日のキュウちゃんはいいぞぅーーーー!!
フジケンのジャズマスが金切り声を上げてPOP CORN。
チバの声も最高ですよ!今日は!
チバの声は本当はこういうハコでパブロック歌うのに向いてる。
ホォプポォプのキレが最高やし!!
奄美大島ASIVIはたぶん天国さ!
キュウちゃんの音がスコーン!と回って、
いきなり昇天しそうですわ。
ハルキがホップポップコーン!に合わせて竿ぶん回す。
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8ビートのアタマ3つを振って、あとはジタジタ足踏みしている。
しょうもねぇ!と腰を折ってグルーヴを出す。
ハルキなりの闘志を感じる。
春の嵐~から転調、パカッと明るく開けてご陽気。
真顔でペダルプレイのフジケンに、ムフフフとにやけてくる。
ああ、
底なしに楽しいですなぁ!!!
明るいブリッジミュートが効いたギターが響いてTHIRSTY BLUE HEAVEN。
これ、2か月前、置き場所に迷って端っこの魔法がかかっていたやつ。
大分でみたとき、やっと場所が決まってきてホッとした。
すごく好きな曲。
これ、標題曲でもよかったよ。
天使のように高みに連れていってくれるハルキのベース。
だけど、
歪んでる記憶の底彷徨うのは走馬灯ではないか?
今、今際の際なのではないか?
死は怖い。
だけど、やっぱりこの曲を聴くと、
死は誰にでも訪れる現象に過ぎないと穏やかに受け止められる。
フィジカルなものから、何かが抜けていって、
飢えている、乾いている、身体になにかが足りないと思う。
痺れていくようなリアルな死。
コーヒーシュガーが溶けていくように…肯定しようこの世界をと言われながら、
自分と世界が融合していって、境目がわからなくなるような錯覚に陥る。
これが「死」なのかもしれない。
この曲はハレルヤなのだと至福感に支配されていると、
カッカッ!とキュウちゃんが「目を覚ませ!」というように頭を揺さぶる。
フジケンのハウリングでハッとする。
なのに、チバとハルキは死の甘美さで引きずってくる。
死と生の曖昧な黄昏時を漂うようのが気持ちよい。
この曲が好きなのだ。
いかん!このペースで書いていては終わらぬ!
サクサク書きます!
このあたりで、
キュウちゃんの「The Birthdayです!」
後半なくなりそうな気もするし!もうネタバレもいいやろ!
不気味なイントロでFUGITIVEですわ。
ミミズクも腹をすかしてるよ!と絶叫。
フクロウが腹をすかしてるよ、で、
ハルキがグーンとスライドしてからの、
山小屋までの息つまる逃亡劇みたいなハルキの長い長いベースリフ。
逃げろハリソン・フォード!
いや、このハリソン・フォードはどのハリソン・フォードなんだろう?と思ってたんだけど、
大統領でも宇宙大戦争のヒーローでも、冒険大好きな学者でもないな、
このハリソン・フォードは、
ブレードランナーのハリソンフォードだ。
身を隠しながらアンドロイドと愛を確かめ合っているんだと思う。
スカートの中手に入れて~のチバの手つきがドエロでした。
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ゆるゆるとVICIOUS。
意地悪なのは、みんな弱いからだと思う。
怖いのよ、黒い純粋な本当の未来を見通す瞳が。
戯言と巫山戯でごまかして、
思うのは勝手じゃない?って成就から逃げる、
自分の弱さに気付かないように泥酔するような曲ですわ。
青空はイントロ聴いただけで涙が出そうになるうのはなぜだろう。
青いLEDライトがステージを包む。
最近のライブはホントにいろんな色が出るのだけど、
ボツボツと蓮の根のような丸が網膜を焼くので、
目を細めてステージを見上げる。
煙幕が濃くなってきて、
青暗い朝もやの中にいるような錯覚。
フロント3人がキュウちゃんに向かって近づき、
ギューっとコンパクトになるとき切なさのピークを迎えた。
明日はきっと青空だってという確証のない言葉から、
青空ではなく、この優しい人に救われていることに気付くのだ。
チバのリリック力と歌の力。
つぶやくように「本当に大事なものは目に見えない」からの、
説得するような「目には見えない」が胸を突く。
「大事なものは目に見えない」って、
おそらく人類有史以来何万回、何億回も言われてきた当たり前のチンケな言葉だと思う。
だけど、チバが言うと説得力がある。
チバが目に見えないものを信じているから。
とか思っていたら、
間奏部のキュウちゃんの16ビートがどこか怖いところに転落していくのではないかという不安な鼓動を思わせる。
でも、チバが明日は青空だって言うから、
「空」という見えているようで、本当は空っぽでみえないところを信じようとするから、
見えるものだけを大事にしてはいけないと踏みとどまるのだ。
深く沈みこむようなDISTORTION。
汗がスーッと引いていくのを感じる。
これはーすごくイマイはんぽい曲なんだけど、
ハルキのリフに比較的歪みのないフジケンが重ねると、今のBirthdayやなぁと思う。
一本調子の歌に、キュウちゃんのシンバルがジンジンくる。
あ、チバのキャ行全盛の頃だったせいか、
なかなかキャ行が炸裂していましたな。
ほんで、
大変重要な報告があるんですが、
この辺ですごくキュウポジになっていたのです!
ハルキを中心にみるかな!と思っていたら、
私とキュウちゃんの間にパカーンとラインができて、
キュウちゃん丸見えのバツグンなキュウポジになっておったのです!
thank youー!
あ、
ホワイトファルコンもようみえた。(付け足し感)
THE ANSWER。
ずいぶん聴いてきたけど、しばらくしたら聴けなくなるのかもしれないと感慨深くなった。
不気味なハルキのリフ。
チバが答えは!?と突きつける。
キュウちゃんの私の世界一大好きなスネアがビートを刻んでキュンキュンしますわー。
この誰よりも縦に音が跳ねるキュウちゃんのスネア!!
細かいキラキラした音の線が、天に向けて真っすぐにすごい勢いでスティックから発射されるのが見えますけんね!(幻視?)
ドカドカ、バカスカ!と、全部のタイコを叩くと、ドラムセットから金色の音が爆発するのが見えますけんね!(私だけ?)
さて、私は近年「オブリっていいなぁ」と思っているのであります。
もう「ボーカルLOVE♡」の極みですけん。
で、
あの日君は~のときに、ハルキがオブリをカマすのが良い!
ツンデレハルキは、本当はチバが好きでたまらんのだから!
あのキュンキュンくるシャッフルにもチバ愛を感じるから!
で、
最後のミュートでハッと我に返るANSWER。
フロアの近いASIVI。
人懐っこい奄美の方々。
ブレイクでは、「フジケン歩いてるのみたよ!」など自由に話しかけてて、
チバが適当によく相手していた。
MCの場所は曖昧で、
ここで言ったかわからないけど、
チバがフジケンと言えば…という感じで、
「フジケンは昨日車ぶつけたんだよね!」とニヤニヤ言いつけるので、
ショックを受けるフジケン。
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珍しく、フジケンがマイクを手繰り寄せ反論…
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…したのに!OFFマイク!
みんな「???」
で、「ぶつけてはない、こすっただけ!」という反論でした。
こすっとるやないかい!!!
つっこみどころ多すぎてボケがボヤけるよ。
キュウちゃんが、
「アタクシが今奄美で一番汗をかいている大人です」など言ってた。
チバが得意げにマラカスを掲げる。DIABLO。
客、ヒューヒュー!!
で、キュウちゃんに向かって2回ずつ振り下ろす。
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に合わせて、キュウちゃんがダダダダ!
チバ…たぶんそんなことしなくても、キュウちゃんダダダダできるからね。
あれ、どういう気持ちでマラカス振ってるのか誰か教えて。
直立不動でリーディングスタイルを喋り歌うチバの目がいつもより優しく感じた。
なんかチバもハイになってしまったんですな、この日は。
にしても、この曲のキュウちゃんのバカスカは本当にたまらんですなぁ。
さっきまで繊細な絹糸みたいな音だしてたくせに、
今度はパワードラムですよ!!うひー!!
間奏のドラムソロで昇天しますわ。
肩が揺れて、頭フリフリで、一番機嫌のいいキュウちゃん。
そう!この日みんな機嫌がよかったのですよ!
その機嫌の良さが伝播して、フロアも最高潮にゴキゲンになってしまっており、
私は大分で編み出した変な踊りを自然に踊ってしまっていたのですね。
まず、フロアなんかぼんやりとしか見ないハルキが、
私をギョッと見た気がした。
あ…ども…大分の変な踊りのおばちゃんですよ。
この曲は音源聴いたときにどうもスターリンの臭いがして、
小倉ではじめて聴いたときもなんだか切なくなっていたのだけど、
すっかりBirthdayの曲になってた。
これでいいのだよ!キュウちゃん!
最後のチバの決め台詞、
「最後は二人で夕陽に消えようぜ!」のところで、
チバがピースしながら揺らしてたんで、
ガチョーンぽくなっていた。
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キメてよ!!
几帳面なリズム隊にリズムギターでKISS ME MAGGIE。
ボンボンと降りてくる8ビートのベースに、ジャジーなギターが重なる。
キュウちゃんのツータカがたまらん。
ハルキは指弾きが増えたよね。
でも、ハルキの2フィンガーは相変わらず。
中指と薬指が連動する。
小指がつられてピコピコ動くのが可愛い。
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オープンのときシュッと手首を上げるのがいい。
ネックにぎりこむとき小指が入り込んじゃうのがいい。
それだけ力が入ってるんだなと感じさせてくれるのがいい。
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ストラップこんなに短かったっけ?と思ってたんだけど、
昔よりネックが上がってるからだと気づいた。
自信ある感じがいい。
まあなんにしても、
四六時中のときのキュウちゃんのタムが腹に響くのがいいんだけどね!
はぁー。
ブレイク。
チバがギターにスプレーかけてるシューっていう音が聞こえるくらいシンとする。
チバがフロアをみつめて「アメリカツアーみたいだな」
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お客が少なくて、「お前誰だよ!」的なアメリカの知らない街のライブみたいだという意味なのか?
ゆるゆるで、距離が近くて、酒飲みながら、ヤジりながらのフロアがアメリカンなのか?
真意は分からないんだけど、
それほど自虐的に言ってる様子ではなく、機嫌よくいっておったので、
ASIVIの西部のBAR的雰囲気もあって、肯定的に捉えたよ!私は。
で、ここで荒野の曲Dusty Boy Dusty Girl。
この曲の世界観が好きだ。
Micheleから続く、時々織り込まれる荒野の曲。
空っ風に砂塵が舞う荒くれ者の街を繋ぐように幌馬車が走る映像が見える。
(いやほんとうは、水色のハッチバックの車なんだけどね)
真面目に走る馬の蹄をキュウちゃんが、
車軸が歪んで一定のリズムで軋む木でできた車輪をハルキが、
荒野に吹く風と馬の嘶きをフジケンが表現しているように感じる。
チバがタントリルを入れながら鞭を振り回して幌馬車を走らせるのだ!トゥルルルルル!!!
夜は幌の中で息をひそめて眠る、乾いた砂にまみれたDusty Boy Dusty Girlは逃げてるのだと思う。
二人の許されぬ愛のために、追っ手から命からがらで。
ああ、そうか、この二人はハリソンフォードとアンドロイドなのだ。
VIVIANツアーは青い天国であるとともに、赤く燃え盛る愛の逃亡激のツアーだった。
ジャケットがそれを物語ってるではないか。
フジケンの3連符はプリングオフを入れてるんじゃないか?とか語ってたんだけど見えないからわかりません。スマヌ。
否が応でも盛り上がる。
ほんでここで定番曲のBABY YOU CANやったか!(いただいたセトリでフンフン)
俺たちはまだ!で、
チバがフロアを煽る。
近いから、目が合ったような気がしましたよ!
客がなにもしてねぇよー!と大合唱して、
それをジッと眺めて、後ろ向いたり、ウロウロしたりしながら、長く長くためて、
ニヤッとしてなにもしてねぇよーー!
で、
驚いたんがここで誰かががやってきた。
行ってないライブのセトリわからないので知らないんだけど。
イントロであれ?って一瞬分からなかった。
チバがドーナッツの穴を不思議がる曲やないの!!
誰かが大変だったら、
その時、ただ手を差し伸べればいいんだなと思う。
そういうシンプルな愛を爽やかな旋律から感じる。
チバの声がよく通っていて、
真っすぐにハコの後ろまで届いていた。
地下の薄暗いBARなのに、
草原の風が頬に当たるような感覚になる。
私はライブを物語のようにとらえる癖があるので、
もしかしたら、二人は小鑓や荒野を経て、
平和な草原にたどりついたのではないかと思った。
高原かな?サウンドオブミュージックのアルプスの高原みたいな。
MC
チバ「奄美はずっと夏なんだろ?」
お客「寒いときもある!」
チバ「え?そうなの?マジで?」
「夏、何して遊ぶの?海?」
お客「海!」
チバ「それしかないよね?山もあるだろ?」
お客「ハブがいるから!!
ハブ!!!
この流れはそう、裏裏裏でSUMMER NIGHTですよ!
大分で一番変な踊りした!!
アップテンポのレゲエに踊らないわけないですわ!
いつかのサマーナイト!誰かのサマーナイト!奄美のサマーナイト!!
で、盛り上がる。
いつの間にやらご当地ソングになっている。
奄美にだって冬は来る~って言ってくれるかと思ったけど、言いませんでした。
チバにそんな瞬発力はありませんでした。
そんなことしたらカミカミになるの必至やしね。
そして、フロアには変な踊り仲間は増えていて、
みんな、YO!と両手を上げて、
ロックザカスバ!と大合唱であります。
奄美の夜は熱く暑く盛り上がる!
けだるいイントロからカツカツとキュウちゃんが入りFLOWER。
よっ!フジケン待ってましたよ!!
フジケンが腰をかがめて「真っ赤なレディオ」を熱唱。
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呑気な絵描きの首吊り喜劇。
キュウちゃんのジョンレノンを!ジョンレノンを!ジョンレノンを!のコーラスが、
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ステキング☆
そうしながらも、キリッと正確な8ビートがスコンスコン気持ちよくキまる!
この世界は腐ってはない。
チバはこの世界が好きだ。
枯れたようにみえる大地にグングン花の蔓が伸びてくる感覚。
あなたは、枯れ木に花を咲かせる、花咲じじいですよ!チバ!
OH BABY!で、終わるんだなぁと、
寂しくも、ものすごい満足感があった。
ああ、来てよかった。
さっきまで世界を信じたように言ってたチバが、
天使からのたった一つ叶えられる願いを、
この世界を俺もろとも消し去ってほしいなんて!
でも、
天使が見せたのは、虹がかかり花が咲く美しい世界ではなかったか。
くそったれの世界に繋がる、
アンビバレンツな世界への憧憬を共有した。
最後のキュウちゃんのバカスカがキラキラまぶしく見えた。
間違ってチケットとってよかった!
ここでBirthdayに会えてよかった!
奄美にいながらアメリカツアーに参加したのは何かの縁なのだ!
奇跡であり必然だったのだ!
天使に導かれるように来てしまった。
ここで今夜、こんな最高のライブを体験できてよかった。
泣きそうな至福感の中、本編が終わった。
長いアンコールコール。
ハコはすっかり蒸しあがってるのでくたびれてるだろう。
そんな中、スモークはやる気満々でプシュプシュいっている。
ゾロゾロとメンバー再登場。
ポップコーンのツアーTとバドワイザーTと。
チバがうまそうにバドワイザーをグビグビ。
ここで、フジケンのしみじみとしたつまびくソロ。
セレナーデというらしい。
で、
静かに星降る夜に。
キュウちゃんが優しくマレットで叩いてる気がしたのだが、
すみません、記憶が。
クルクルと照明が回っていて、
チバの声がジワジワと響く。
音楽が空に吸い込まれても止むことはないと、
音楽は続くんだなぁとしみじみと思う。
汗が、少し引いてきた気がした。
そしてまた!フジケンのセレナーデ!
2曲連続のセレナーデ。
自分の世界に入って、ずっと弾いちゃって。
チバもジーッとみてたんたけど、
あまりに長く弾くので、
ちょっとフフフとなっていた。
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で、もちろんこれはなぜか今日はの入りなので!
パッとステージが明るくなり、音が弾けたら!
ハルキがドカドカ―!とやってきた。
ハルキが出てくると、近くにいるから興奮するのかなと思っていたら、
大分で一番後ろで見ていても興奮した。
そうかーハルキはもうハコ全体を興奮させるんだなぁ!
チバがなぜか今日は殺人なんて起こらない気がする!と機嫌よさそうに歌うと、
ああ、
存在するわけがないそんな日を信じようという気持ちになる。
そうか、鼻歌という音楽も空に消えるのか。
だけど、ここで音が鳴ってる限り、音楽は続くよ。
目を細めたくなるくらいステージが明るくなり、
私たちも照らされて恥ずかしかった。
で、READY STEADY GO!
緩々のフロアが波打つ。
全員の大合唱のまえに、
ハルキが「やるぞ!」とマイクを寄せるのがいいね!
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メンバーとフロアと全員で、
今日のライブを振り返りそうになるけど、
明るい未来を見つめて駆け出す感じがいいね。
追い出し曲ですよ!
ありがとー!楽しかった!!
2アンコはオマケですけんね。
thank you!と、チバがピックを投げよこす。
キュウちゃんが缶ビールを配り、
みんなとハイタッチ!
私もお手合わせいただきました。
うふふ。
メンバーうやうやしくハケ。
もう一回来てくれるくせにーー。
ほどなく、キュウちゃんがタバコ咥えて現れる。
目をキラキラさせてフロアを眺めている。
わかります。
確かにお客は少ないけど、
今日はなんだかとても楽しい夜です!
キュウちゃんのスネアが跳ねるからわかります。
キュウちゃんの肘が上がってくるからわかります。
キュウちゃんが汗だくだからわかりますわかります。
再登場チバがマイクもってジョジョ立ち。
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おや?DISKOかい?
と思ったら、
チバ、ハッとして「まちがった!」
客『えーーー!!』

チバ、照れながらいそいそとギター抱えに行くときの、
キュウちゃんの顔がよかった。
無の顔がよかった。
チバのおっちょこちょいにいちいち心を動かしてられないからですね。
間違われた曲はくそったれの世界でした。
今日の奄美の海は、
マーメイドがいそうだったよ!!
もう力をキープしなくていいせいか、
キュウちゃんがダスダスダスダス!と全身で激しく打ち付ける。
キレキレやないですか!
で、最後がやっとチバのハンドマイクでDISKO!
メロコアナイズされた音楽に載せて、
ハートを撃ち抜かれたチバがあの女を殺しに行く!
やられたから、愛し殺しに行くんだけどね。
キュウちゃんのダカダカ16ビートをきっかけにキ●ガイみたいに爆走する4人。
ハルキを除いて初老だぞ!すごいだろ!私も同じ年だぞ!!!すごいだろ!
コーラスとフロアがKILL AT THE DISKO!!とチバを指さすと、
チバがウロウロしながらハートを貫かれたアイツへの愛の殺意を叫ぶ。
キュウちゃんのタイコ全叩き(←私が名付けました)炸裂!
タイコ全叩きは右から左にすべてのタイコを16ビートで叩く、
私の大好物な技なのだっ!!!!
で、スローになってーからのトップギア!
45マグナムで心臓貫かれたんだから、
コッチも愛の銃でぶっ殺さなければならんのですよ!
激しい愛に包まれてKILL AT THE DISKO!!!
で、終わりそうではあったんですが、
フィニッシュチバが、キュウちゃん指さす!
っこここれは、キュウソロ終わりじゃないですか!!
素晴らしい!ありがとう!!!
と、思ってたら、お、おい、チバ君。
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嫌な予感…チバ、なにホゲーッとなってるの?
あの、そこ私とキュウちゃんのラインなんですけど…。
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コラーーーーーーーーーー!!
…まあ、私くらいのキュウファンになりますと、
音から、キュウちゃんがどう叩いてるかわかりますけんね、
いいんですけどね(恨)
という感じで、
めちゃくちゃに楽しく終わっていきました。
最後にキュウちゃんがまたやってきて、
今度はしっかり手を握ってくれた。
ありがとう!
さっきのドラムソロ見えなかったのは帳消しさ!
いや、
そんなわけないわ…
なんか、すごいライブだった。
あの小倉で見たときと別物になっていた。
大分ともちがった。
こんなにライブって進化するのね。
間違って私のところにやってしまったチケットのおかげで、
こんな幸せになれるなんて。
私の粗忽に感謝!!
断片的記憶。
ハルキがキュウちゃん見てるの良かったな。
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背中美しかった。
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今回は!
やはり愛するキュウちゃんの一番萌えるREADY STEADY GOコーラス。
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奄美でずっと一緒に遊んでくれたはるかつちゃんありがとう。
メンバーと共に飛行機欠航たいへんやったね。
無事、沖縄があってよかった。
次の日マッサージ屋さんのお姉さんが、
私のツアーTみて「私も昨日Birthday行きましたよ!」とニコニコしてた。
会場外で大声で「ステーキ」と言ってたら、
見知らぬBirthdayファンの人が教えてくれたステーキ屋に次の日行ったら、
見覚えのあるマリア様がいた。
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奄美優しい。
日々もろきゅうでも奄美絶賛中!!
汗かいた日はよかった日だ!
ミキってあの飲料かな?
また来たい。