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歯科用ハンドピースの滅菌について

2019-09-17 18:17:19 | 日記
先日、歯科医療機関においてハンドピースの滅菌処理が十分にされておらず、使い回ししていることが問題になり報道されました。

ハンドピースとは歯科治療で歯を削る時に使用するドリルのことで、歯科治療時に口腔内に入り血液や唾液に触れています。

その触れた血液や唾液はハンドピース内にも入り込んでいます。


そういった状態で滅菌が十分にされずに、次の患者様の治療に使用してしまうと、知らず知らずのうちに感染させてしまう可能性があります。

感染の可能性があるにもかかわらず、ハンドピースを使い回している背景に、安全面に対する認識の不足とコストの問題があります。

安全面の認識不足に関して、アメリカと日本を比べると、アメリカは治療後のハンドピースの消毒、滅菌は義務付けられていることがあげられます。

それに対して日本はタービンハンドピース歯科用,コントラアングルハンドピース 5倍速の消毒、滅菌は義務付けられていないのが現状です。



コストの点では、高価なハンドピースを患者様ごとにかえるには、ハンドピースの本数を増やし、十分な本数を準備する必要があります。またハンドピースを毎回滅菌することで内部の劣化にもつながります。

さらに、日本の保険治療は海外と比べてみても医療収入が少ない為、ハンドピースを患者様ごとに取り替えるのは容易ではないのが現状です。



当院では快適に歯科治療を受けていただくために、患者様ごとにハンドピースや3Wayシリンジを交換し感染予防に努めています。

歯科治療後もハンドピース、3Wayシリンジに付着した血液や唾液を拭きとりハンドピースは専用の機械でハンドピース内も洗浄しオートクレーブ滅菌をしています。

患者様にご安心して歯科治療していだだけるようスタッフ一同努力しています。

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