ドラムセットのパーツの名称と叩き方

ドラムセットで使われるハイハットやスネア、バスドラムと言ったパーツの名称や、使い方とかについて紹介しています。

バスドラムの真上にある打楽器の名称はタムタム(Tom-Tom)

2021-12-22 13:10:00 | ドラムセットの名称と使い方

バスドラムの上に設置されている太鼓の打楽器の名称は「タムタム」(Tom-Tom)と言います。

ドラムセットの名称-タムタム
バスドラムの上に設置されている打楽器の名称は「タムタム」(Tom-Tom)

タムタムは、ビートで使われる事はあまりなく、主にフィルインで使われる太鼓の打楽器です。

タムタムにはハイタムとロータムの二種類があり、ハイタムは少し高めの「ポン」と言う音で、ロータムは少し低めの「ボン」という音になっています。

タムタムのパーツの名称

タムタムのパーツの名称は以下になります。

タムタムの各パーツの名称
タムタムのパーツの名称
  • ヘッド
  • リム・フープ
  • ラグ
  • テンションボルト
  • シェル
  • タムホルダーを装着する金具

ハイタムとロータム、両方とも同じパーツ名になっていて、太鼓の口径と胴の深さによって音の高低が異なってきます。

ハイタムとロータムの両方に、タムホルダーという名称のパーツに装着するための金具が付いていて、タムホルダーの棒をその金具に通して、タムホルダーをバスドラムのタムホルダーベースに差込むことで設置します。

タムホルダー
タムホルダー

また、タムタムの数は、ドラムセットのセッティングによって異なり、ドラマーによっては、ハイタムとロータムの中間にあたる音域の「ミドルタム」というタムタムを入る事もあります。

タムタムの叩き方

タムタムを8ビートなどのビートパタンの中で叩く場合には、細かく入れるスネアの代わりに叩くことが多いと思います。

ただ、基本的にタムタムはフィルインで叩かれる打楽器で、フィルインでタムタムを叩く際には、スネアの後に叩き、タムタムを叩いた後にはフロアタムを叩くフィルインのパターンが一般的です。

フィルインでのタムタムの叩き方
フィルインでのタムタムの叩き方

また、タムタムをビートのメインとして叩くビートに「ジャングルビート」という名称のビートパターンもあります。

 


ドラムセットに向かって右端のシンバルの名称はハイハット

2021-12-10 10:51:17 | ドラムセットの名称と使い方

ドラムセットに向かって右端にあるシンバルの名称はハイハット(Hi-Hat)と言います。

ドラムセットの名称-ハイハット
ドラムセットの右端のシンバルはハイハットという名称

ハイハットは、ビートの中で細かくリズムを刻むための打楽器で、ハイハットを一小節間に何回刻むのかによってビートの名称が付けられます。

例えば、8ビートの場合には、一小節間にハイハットを八回八分音符で刻み、ハイハットを一小節間に16分音符で16回刻んだ場合には16ビートと言う名称になります。

ハイハットのパーツの名称

ハイハットの各パーツの名称は以下になります。

ハイハットの各パーツの名称
ハイハットのパーツの名称
  • 心棒
  • ハイハットクラッチ
  • トップシンバル
  • ボトムシンバル
  • ハイハットスタンド
  • ハイハットペダル

上の画像を見て分かるように、ハイハットは二枚のシンバルを貝のように重ね合わせている打楽器になっています。

ハイハットシンバルの真ん中には穴が開いていて、心棒をその穴に通して、ハイハットクラッチと言う名称の留め具で、トップシンバルを心棒のどの位置に止めるかによって、ハイハットペダルを離した時の開き具合を調節します。

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How to Use

 

ハイハットのビートでの叩き方

ハイハットは、ビートの中で細かくリズムを刻むための打楽器で、8ビートや16ビートの時には、ビートの名称の通りの数を一小節の間に叩きます。

ただ、ダンスビートというビートパターンにおいては、ハイハットは「裏打ち」という叩き方をします。

ダンスビートでのハイハットの叩き方
ダンスビートでのハイハットの叩き方

「裏打ち」というのは、拍の裏で叩くことを指す言葉で、ダンスビートでは、ハイハットを裏拍で叩きます。

ですので、ダンスビートでは、バスドラムを「四つ打ち」しながら、ハイハットで「裏打ち」するというように、バスドラムとハイハットを交互に叩くことになります。


ドラムセットに向かって右側のスタンド上にある打楽器の名称はスネア

2021-12-07 12:26:33 | ドラムセットの名称と使い方

ドラムセットに向かってバスドラムの右側にスタンドに乗せられて設置されている打楽器の名称は「スネア」と言います。

ドラムセットの名称-スネア
ドラムセットに向かって右側のスタンドに乗せられている打楽器は「スネア」

スネアは、ビート全体にアクセントを付ける事が出来る打楽器で、スネアを叩いた箇所でビートにアクセントが付きます。

また、スネアはスティックで叩き、8ビートや4ビートを叩く際には、左手のスティックで叩きます。

スネアのパーツの名称

スネアのパーツの名称は以下になります。

スネアの各パーツの名称
スネアのパーツの名称
  • ヘッド (バターサイド)
  • リム・フープ
  • ラグ
  • テンションボルト
  • シェル
  • ストレイナー

また、上の画像では見えませんが、スネアのストレイナーには、スナッピーと言う名称の網状の金属が付けられていて、そのスナッピーとスネアの裏側の面をどれくらい接触させるかをストレイナーで調節して音色を作ります。

スナッピー
スナッピー

また、スネアでも、バスドラムと同じように、シェルの口径の大きさや胴の長さによってサウンドが変わるので、スネアを購入する場合にも、口径の大きさと胴の深さを考慮して購入しましょう。

ウッドシェルとメタルシェル

スネアのシェルには、大きく分けてウッドシェルとメタルシェルがあります。

ウッドシェルには、メープル・マホガニー・バーチといった種類があり、それら木材の種類によってもスネアの音色が異なります。

ウッドシェル-メープルのスネア
メープルのウッドシェルのスネア

メタルシェルのスネアには、アルミ・スチール・真鍮(ブラス)といった種類があり、それら金属の種類によってもスネアの音色が異なります。

メタルシェル-スチールのスネア
スチールのメタルシェルのスネア

ビートにおけるスネアの叩き方

8ビートや16ビート、4ビートでは、スネアは二拍目と四拍目の表に叩きます。

ただ、16ビートの場合においては、両手のスティックでハイハットと言う名称のシンバルを16分音符で16回叩きながら、二拍目と四拍目にスネアを叩くので、スネアを叩く際には、右手のスティックで叩きます。

16ビートのスネアの叩き方
16ビートの時のスネアの叩き方

また、16ビートでスネアを叩く際には、スネアを叩く箇所でハイハットを抜くようにするのが一般的です。


ドラムセットの真ん中にある打楽器の名称はバスドラム

2021-12-03 10:36:44 | ドラムセットの名称と使い方

ドラムセットの真ん中に設置されている打楽器の名称は「バスドラム」と言います。

ドラムセットの名称-バスドラム
ドラムセットの真ん中の打楽器の名称は「バスドラム」

バスドラムは、ドラムセットの中でも特に重要な打楽器で、8ビートや16ビートと言ったドラムパターンの小節の区切りや、速度感などを作るための打楽器です。

バスドラムは、きき足でペダルを踏んで叩きます。

バスドラムのパーツの名称

バスドラムの各パーツの名称は以下のようになっています。

バスドラムのパーツの名称
バスドラの各パーツの名称
  • タムベースホルダー
  • ラグ
  • シェル
  • フロントヘッド
  • スパー
  • バスドラムフック

これらのパーツの名称をハッキリと覚えておく必要はありませんが、バスドラムが損傷した場合などに、バスドラムの各パーツを購入する時には、各パーツの名称で検索して、販売サイトなどで購入する必要があるので、一応覚えておいて損はないと思います。

また、バスドラムのサウンドは、シェルの口径と胴の深さによって決まるので、バスドラムを購入する時には、シェルがどれくらいの大きさなのかなどを考慮して購入しましょう。

ビートにおけるバスドラムの役割

冒頭にも説明しましたが、バスドラムは、8ビートや16ビートと言ったビートパターンにおいて、ビートの区切りや小節の区切り、速度感などを作り出す役割を担っている打楽器となっています。

ですので、ビートにおいて、小節の一拍目の表にバスドラムが叩かれる事が多いです。

8ビートのバスドラム
バスドラムは8ビートなどで小節の一拍目に叩かれる事が多い

また、DTMやEDM、ダンスミュージックなどで多用される「ダンスビート」というビートパターンでは、バスドラムを拍の頭で叩く「四つ打ち」というドラムパターンを使います。