バスドラムの上に設置されている太鼓の打楽器の名称は「タムタム」(Tom-Tom)と言います。
タムタムは、ビートで使われる事はあまりなく、主にフィルインで使われる太鼓の打楽器です。
タムタムにはハイタムとロータムの二種類があり、ハイタムは少し高めの「ポン」と言う音で、ロータムは少し低めの「ボン」という音になっています。
タムタムのパーツの名称
タムタムのパーツの名称は以下になります。
- ヘッド
- リム・フープ
- ラグ
- テンションボルト
- シェル
- タムホルダーを装着する金具
ハイタムとロータム、両方とも同じパーツ名になっていて、太鼓の口径と胴の深さによって音の高低が異なってきます。
ハイタムとロータムの両方に、タムホルダーという名称のパーツに装着するための金具が付いていて、タムホルダーの棒をその金具に通して、タムホルダーをバスドラムのタムホルダーベースに差込むことで設置します。
また、タムタムの数は、ドラムセットのセッティングによって異なり、ドラマーによっては、ハイタムとロータムの中間にあたる音域の「ミドルタム」というタムタムを入る事もあります。
タムタムの叩き方
タムタムを8ビートなどのビートパタンの中で叩く場合には、細かく入れるスネアの代わりに叩くことが多いと思います。
ただ、基本的にタムタムはフィルインで叩かれる打楽器で、フィルインでタムタムを叩く際には、スネアの後に叩き、タムタムを叩いた後にはフロアタムを叩くフィルインのパターンが一般的です。
また、タムタムをビートのメインとして叩くビートに「ジャングルビート」という名称のビートパターンもあります。