いよいよパート3な今日は結果について書いてみます。
まず苦労について。
キャブセットには悩まされました。
キャブはPWK28。
MJ&SJだけの調整ではどうにもなりませんでした。
ベースとなってくれる針を見つけるまでは四苦八苦。。。
あーだこーだ、何度も何度もキャブセット。
レース前日ギリギリなタイミングで何とか走ってくれるようになりました。
セットが出てからはもの凄いトルクなエンジンに。
ピークパワー自体は125ccと比べると多少良くなった程度だと感じましたが、低回転からトルクが出ておりフロントタイヤはどこからでも浮きます。
そして、やはり思っていた通り回転数は回らない。
6000→11000回転という所でした。
回転数が回らないからエンブレはほとんど気にならない程度。
それでも圧縮は高いのでシフトダウンには気を使います。
ラフに扱うとリアタイヤはロックしますが、ここの程度はSP100よりも楽。
次にエンジンの耐久性。
2時間走っても全く問題なし!
(この点は佐藤監督のクランク追加加工等対策を行っての話です。)
振動も全く変わりませんでした。
佐藤監督も僕も予想に反して耐久性が高かったのでビックリしましたが、この点も回転数が大きく影響しているように感じています。
続いて燃費。
もうね、エコカー並な燃費でした。
トルクがある事で半クラッチを一切使わなくても走れる事もあるのでしょうが、125と比べたら断然燃費が良い。
SP100と比べても良いぐらい素晴らしかった!
あまりにも予想通りに良い点ばかりでビックリしました。
唯一、トラブルが出た点はクラッチ。
低回転からトルクが凄いので開始30分にはクラッチが滑り出してしまいました。
5枚クラッチにしてあるのに、アクセルを開けすぎると回転だけが上がってしまう状態に。。。
最後までクラッチ持つのか?
と心配になりましたが、なんとか走りきる事が出来ました。
クラッチに関しては強化すれば良いだけの話なので特段問題ではありません。
クラッチ板とスプリングを見直したいと思います。
そんなこんなで145ccキットは良い点ばかりででした。
レギュレーションが許すなら145ccキットを投入した方がローコストで楽しく走れると思います。
そもそもの回転数が低いことと、ピストンとバルブのクリアランスが十分確保されている事もあり、オーバーレブによるエンジン破損のリスクも少なくて済むと思います。
ヨシムラ125ccは間違いなく速いですが、耐久性は。。。
そして高価。
ならば、安価で排気量に勝るシフトアップ145ccキットはオススメです。
クランクも安いので維持費も安く済みます。
排気量でヨシムラ125と同等のパワーを得られます。
RSオート チームチタニックでは依頼があれば今回使用したエンジンを佐藤監督が組ませてもらいますよ!
ベースエンジンだけあれば、チームチタニック製145ccエンジンを作れます!
気になる方はぜひ僕までご相談ください!
あまりのトルクに最初はビックリし、アクセル開けられないと思います(笑)
水澤笑汰郎選手曰く
「限りなくST600に近い感覚。」
だそうですよ。
最後に、このレースに向けてPOSH東京様の口添えにてシフトアップ様より145ccキット並びに必要なエンジン部品をサポート頂きました事に心より感謝しております。
貴重な機会を与えてくださりありがとうございました!
そして!
うちの監督、佐藤さんの作った145ccは素晴らしかった!
僕の予想を遥かに超えたバランスの良いエンジンにしてくれました。
本当に貴重な体験が出来ました。
モンスターミニバイクは楽しかった!
ありがとうございました!!!
ミニバイク最高!!!
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