タイチってなにしてたの!?

部品は新品が良い!?

データロガーのデータ比較です。

今回はNM50のリンクスレース前日走行とレース中のベストタイムを比較します。

テーマは部品はやはり新品が良いのか!?

ということ。

みなさんレース前にはピストン回りやクラッチなど新品にする方が多いかと思います。

エキパライダーはほぼ新品にしている方が多いかと思います。

やはり新品の方がよいのか!?

それとも2レースや3レースは使えるのか?

比較対象はエンジンは同じで青と赤で違うのはクラッチのみ。

青がレース前日走行は39.8秒でクラッチが1レース使用済み。

赤がレース中で39.3秒でクラッチ新品に交換。

まずはストレートから1ヘヤまでの比較データ。

速度データはこんな感じです。



ストレートエンドは赤ラインの方が速いですが、1ヘヤではほぼ変わらず。

ここまでのタイムはほぼ変わらずです。

前日走行は単独アタックだったので、スリップなし。

なので、ストレートスピードの差はスリップかな。

次に、ストレートは赤が速いのに1ヘヤまでの伸びは青が速いのはラインにも原因があるのかも。



ご覧のように赤に比べ青はライン1本分イン側を走れています。

このラインから考えられる事は青の方が旋回を早く終わらせてスムーズに立ち上がらせることが出来ているのかなと。

だからスピードが乗っているか、はたまた、赤は前に詰まっている事も考えられます。

ということは、1ヘヤまでにクラッチを変えたメリットはないと言えるでしょう。

続いて1ヘヤ~2ヘヤ立ち上がりまで。



ラインはこちら。



1ヘヤから2ヘヤのラインは差がありますが、速度にはほぼ差はありません。

最終に向けての加速力も変わらず。

クラッチを変えた良さは出ていません。

続いて2ヘヤ立ってからと最終立ち上がりまで。





最終に向けては加速力に差がある。

これはライン取りでしょう。

速度グラフとライン取りを見比べると、バイクを倒すタイミング。

バイクを直立させてるタイミングで加速力に差が出ています。

ライン取りとバイクを倒すタイミングで本当に重要なのだとわかります。

そしてこの二つのデータのタイム差はほとんどが最終コーナーのボトムスピードからの加速で稼いでいます。

結果、今回のクラッチを変えてタイムに繋がっているのか!?

という課題については、このデータの中では差がないと言えるのではないかと考えます。

変えたクラッチ自体はダメージはなく、とても綺麗だったのでこのようなデータを取っていけば、どの程度まで消耗するとタイムに出るのか!?

という目安までデジタルで解明できるのかもしれません。

練習を二日間走るとき、部品を変えるときはGPSでデータ集積しても面白いです。


次回はSS100車両のオイルを変えるとスピードは上がるのか!?

を書いてみたいと思っています。

僕は消耗したオイルと新品ではコンマ3は速くなります。

これを数値で、なぜコンマ3速く走れるようになっているのかを解明してみたいと思います。

まずはデータ取りしないと。
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