初代ちなつは、2代目小春と同じ胃捻転で、10歳3ヶ月で逝きました。
小春が逝って3ヶ月後の事でした。
夕飯を食べて、眠りについて、いつもと変わらない一日を終えるはずだったんだけど...。
少年たちと暮らす仕事をしていた私は、ちなつの夕飯後、少年たちの生活スペースとドア1枚隔てた自分の家を行ったり来たり。
ちょっと家に戻った時、「...あれ?、ちなつがいない!?さっきまで眠っていたのに...」
隣の部屋をのぞくと、片隅に小さく丸くなっていて。「やだ。なにしてんの~?」 ...様子がおかしい...。
さ~っと血の気が引き、小春の事が頭に浮かび、病院!! でもその日に限ってぱぱさんが出張でした。
少年たちだけにはできません、慌てて同僚に連絡し留守を頼み、九島動物病院に走りました。
家を出る時どうにか車に乗れたちなつは、病院に着いた時は動けなくなっていて、先生と二人で運びました。
ちなつは全然動かなくて、ただただ苦しそうで、うつろな目をしていました。
それから、確か点滴して、膨らんでいたお腹に太い針を刺して。
その針から、シューっと音を立てて空気が抜けて、...しばらくすると目に力がもどり頭を持ち上げるようになりました。
「ああ、もうダイジョウブ」って思ったんですけどね...。
入院させて、「明日朝おいで」と指示され、帰宅し。翌日一番で行くはずでした。
朝5時に「3時に見た時は大丈夫だったんだけどね、今見たら亡くなっていたんだ」と先生から連絡が来て...。
すぐお迎えに行き、帰宅しました。
ちなつは、股関節形成不全、皮膚病、腎臓や肝臓を悪くしたり、病院と縁が切れないわんこでした。
でも、最後まで不自由な脚で走り回っていて、...じゅうぶんがんばった、そんな感じだったな(^。^’’)
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『たのしかったよ、かあさん♫』ちなつ
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『べべはちなつににてるね って いわれるんですよ~』べべ
さて! ちょっといい話はここからです(^_^)
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『どんなはなし???』べべ
ちなつを病院に運び込んだ日、少年たち8人くらいいたかなあ、月に一回の「自分たちで夕飯を作る日」で。
メニューは、ご飯、みそ汁、串カツ、サラダ、みたいな。
本来は全部みんなで作るんですけど、虫の知らせだったのか、「あとは串カツ揚げるだけ状態」にしておいた私は
「どうにか切り抜けて」と同僚に少年たちを託し。
「どうにか切り抜けて」なんてたいそうな話、なぜなら~
一緒に暮らしていた少年たちは、色々難しい問題を抱えている少年たちだったので、
もめ事や問題の連発、ケンカも日常茶飯事でした(^。^’’)
「ぱぱさんも私も留守で、ちゃんとやれるかなあ」 でももうしょうがないって感じだったんです。
そしたら...。
仲の悪い年上の少年二人が一生懸命協力しながら串カツを揚げ続け、
次に大きい少年たちが食事の準備をしたり、
普段「うるせえ!」と思っている年少の子たちの遊び相手になってケンカにならないように配慮したり、
普段がちゃがちゃがちゃがちゃしている集団が、めちゃくちゃがんばって役割分担しながら過ごしていたと...。
しばらくして、出張からぱぱさんが戻ると、一気に張りつめていた空気が元にもどったらしいんですけどね。
同僚に言わせると、「3ヶ月前に小春が亡くなり、こんどはちなつか...、俺たちでちゃんとやらなくちゃ...」って空気だったらしいんです。
後日同僚から話を聞いて、何とも胸が熱くなりました。
そんなふうに思っていてくれたんだなあと、少年たちからあったか~いもの、もらったなあと、今でも思います。
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『しってたよ。だってお空からみてたもん...。』小春
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『おにいちゃんたちかわいがってくれたよ~、あったかいんだ』べべ&ひより
ず~っと揚げ物していた仲の悪い二人は、後日「気持ち悪くなって、ご飯のとき食えなかったっすよ~」って
口を揃えて言ってました(^。^’’) ありがとね(^_^)
ちなつの最期の裏にあった、あったか~いドラマを、いつか聞いてもらえたら...、そんなふうに思ってました(^_^)
小春が逝って3ヶ月後の事でした。
夕飯を食べて、眠りについて、いつもと変わらない一日を終えるはずだったんだけど...。
少年たちと暮らす仕事をしていた私は、ちなつの夕飯後、少年たちの生活スペースとドア1枚隔てた自分の家を行ったり来たり。
ちょっと家に戻った時、「...あれ?、ちなつがいない!?さっきまで眠っていたのに...」
隣の部屋をのぞくと、片隅に小さく丸くなっていて。「やだ。なにしてんの~?」 ...様子がおかしい...。
さ~っと血の気が引き、小春の事が頭に浮かび、病院!! でもその日に限ってぱぱさんが出張でした。
少年たちだけにはできません、慌てて同僚に連絡し留守を頼み、九島動物病院に走りました。
家を出る時どうにか車に乗れたちなつは、病院に着いた時は動けなくなっていて、先生と二人で運びました。
ちなつは全然動かなくて、ただただ苦しそうで、うつろな目をしていました。
それから、確か点滴して、膨らんでいたお腹に太い針を刺して。
その針から、シューっと音を立てて空気が抜けて、...しばらくすると目に力がもどり頭を持ち上げるようになりました。
「ああ、もうダイジョウブ」って思ったんですけどね...。
入院させて、「明日朝おいで」と指示され、帰宅し。翌日一番で行くはずでした。
朝5時に「3時に見た時は大丈夫だったんだけどね、今見たら亡くなっていたんだ」と先生から連絡が来て...。
すぐお迎えに行き、帰宅しました。
ちなつは、股関節形成不全、皮膚病、腎臓や肝臓を悪くしたり、病院と縁が切れないわんこでした。
でも、最後まで不自由な脚で走り回っていて、...じゅうぶんがんばった、そんな感じだったな(^。^’’)
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『たのしかったよ、かあさん♫』ちなつ
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『べべはちなつににてるね って いわれるんですよ~』べべ
さて! ちょっといい話はここからです(^_^)
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『どんなはなし???』べべ
ちなつを病院に運び込んだ日、少年たち8人くらいいたかなあ、月に一回の「自分たちで夕飯を作る日」で。
メニューは、ご飯、みそ汁、串カツ、サラダ、みたいな。
本来は全部みんなで作るんですけど、虫の知らせだったのか、「あとは串カツ揚げるだけ状態」にしておいた私は
「どうにか切り抜けて」と同僚に少年たちを託し。
「どうにか切り抜けて」なんてたいそうな話、なぜなら~
一緒に暮らしていた少年たちは、色々難しい問題を抱えている少年たちだったので、
もめ事や問題の連発、ケンカも日常茶飯事でした(^。^’’)
「ぱぱさんも私も留守で、ちゃんとやれるかなあ」 でももうしょうがないって感じだったんです。
そしたら...。
仲の悪い年上の少年二人が一生懸命協力しながら串カツを揚げ続け、
次に大きい少年たちが食事の準備をしたり、
普段「うるせえ!」と思っている年少の子たちの遊び相手になってケンカにならないように配慮したり、
普段がちゃがちゃがちゃがちゃしている集団が、めちゃくちゃがんばって役割分担しながら過ごしていたと...。
しばらくして、出張からぱぱさんが戻ると、一気に張りつめていた空気が元にもどったらしいんですけどね。
同僚に言わせると、「3ヶ月前に小春が亡くなり、こんどはちなつか...、俺たちでちゃんとやらなくちゃ...」って空気だったらしいんです。
後日同僚から話を聞いて、何とも胸が熱くなりました。
そんなふうに思っていてくれたんだなあと、少年たちからあったか~いもの、もらったなあと、今でも思います。
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『しってたよ。だってお空からみてたもん...。』小春
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『おにいちゃんたちかわいがってくれたよ~、あったかいんだ』べべ&ひより
ず~っと揚げ物していた仲の悪い二人は、後日「気持ち悪くなって、ご飯のとき食えなかったっすよ~」って
口を揃えて言ってました(^。^’’) ありがとね(^_^)
ちなつの最期の裏にあった、あったか~いドラマを、いつか聞いてもらえたら...、そんなふうに思ってました(^_^)