べびたんの館

☆べびたんの暮らしぶりをご紹介します☆

☆あたしの一生☆

2010年02月24日 | みぃみぃ劇場

猫のダルシーは「あたしの人間」と一緒に過ごします。

ダルシーの愛の形は、ものすごいです。

べびたんには、気持ちがようわかりました。

ダルシーは、20年生きられませんでした。

ダルシーがもう治らんご病気になりました。

それでも、ダルシーは懸命に生きました。

最後まで、「あたしの人間」の愛を受けたのです。

そして、それに応えたのです。

みぃみぃは、声を詰まらせました。

もう朗読できなくなりました。

一旦、休憩になりました。

べびたんたちは、続きを催促しました。

「今日読んだら、今日死んでしまうでえ。」

そう言いながら、みぃみぃは、最後まで読んでくれたのです。

あたしの人間のそばで、ダルシーは逝ってしまいました。

べびたんは、思いました。

ダルシーの愛はべびたんも学ぶべきものであると。

ダルシーは、「あたしの人間」を訓練しました。

ドアのそばに座ったら、「ドアを開けて」という合図です。

背中を撫でて。

あごを撫でて。

水を用意して。

尻尾と泣き声で全部、決まっているのです。

べびたんは、思いました。

ぶぅぶぅは、時々べびたんの声を聞きそびれます。

ぶぅぶぅには訓練が必要です。

べびたんは、言いました。

「べびたんが、黙ってお腹出したら、『ラブラブ』やで。」

『ラブラブ』とは、親指で、べびたんのお腹をさすることです。

べびたんは、『ラブラブ』が大好きです

べびたんは、ぶぅぶぅの前に立ちました。

『ラブラブ』の合図をしました。

と、その時です!!

ぶぅぶぅが・・・・

ぶぅぶぅが・・・・

べびたんのお腹を・・・・

べびたんのお腹を・・・

『ボン!!』とグーで・・・

グーで叩いたんです。

グーで。

グーで『ボン!』と、叩いたんです!!!

べびたんのお腹をグーで『ボン!』と叩いたんです。

べびたんは、息ができんようになりました。

べびたんは・・・・、

べびたんは・・・、

ものすごいショックを受けました。

べびたんは、ぶぅぶぅに愛情を求めたのです。

せやのに、ぶぅぶぅのお返事は・・・・

ぶぅぶぅのお返事は、ものすごいひどかったんです。

 

べびたんの胸に穴が開いてしまいました。

べびたんは、暫く、ぶぅぶぅと口を聞けませんでした。

ぶぅぶぅのお顔も見れませんでした。

あれからまだ、『ラブラブ』してもらってません。

ぶぅぶぅに訓練は、無意味でした。

☆べびぃ☆


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