べびたんの館

☆べびたんの暮らしぶりをご紹介します☆

☆るなちゃんの出会い☆

2010年02月19日 | 暮らし

写真をご覧ください。

お庭に、墜落したのです。

宇宙船です。

ぶぅぶぅは、こう言います。

『部屋の電気の傘や。壊れたから、ぶぅぶぅが変えたんや。』

300円払て、燃えないゴミの日に出すそうです。

べびたんも、始め、ぶぅぶぅの言葉を信じました。

 るなちゃんの子供の夢をつぶしたらあかん思いました。

せやから、るなちゃんには、「それは、ゴミやで。」とは言いませんでした。

せやけど、どうも怪しい。

ぶぅぶぅは、なんや怪しい。

なんで言うたら、るなちゃんが見たからです。

宇宙人さんです。

るなちゃんくらいの大きさやそうです。

るなちゃんの説明で、べびたんはバイナンや思いました。

るなちゃんは、ずっとお外を眺めています。

どっちのお話が、正しいか。

るなちゃんが、嘘を言うはずはありません。

やはり、ぶぅぶぅが怪しいのです。

 

ぶぅぶぅは、昔、宇宙船に乗っていました。

アルカディア号です。

「君が気に入ったなら、この船に乗れ。」 言われたそうです。

ヤッタランをご存知?

それが、若かりし頃のぶぅぶぅです。

昔々、野原にきれいなお花が咲いていた頃です。

その関係です。 その関係で、何か隠し立てしてるんです。

べびたんは、ある夜、そない思いました。

そして、お当番の添寝を始めたのです。

みぃみぃが寝付きました。

『べびさん。べびさん。』 誰かが呼びます。

べびたんは、むっくりと起き上がりました。

るなちゃんです。

宇宙船は、もう治ったそうです。

あとはエネルギーだけなんやそうです。

べびたんは、合点がいきました。

すっくと立ち上がりました。

そして、電池のありかを教えました。

べびたんは知っていたのです。

使いかけの電池が転がっているところを。

べびたんは、目でものを言いました。

るなちゃんは、毅然とうなずきました。

あとは、るなちゃんにお任せしました。

そして、添寝に戻りました。

 

翌朝です。

傘のような宇宙船は、消えていました。

みぃみぃが尋ねます。

『ぶぅぶぅ、電気の傘ほかしてくれたん?』

『うん。300円のシール貼って今朝、持って行っといた。』

どこまでも、白を切るつもりです。

せやけど、ぶぅぶぅの話はどうでもよろしい。

問題は、宇宙人さんがどうなったかです。

べびたんは、こっそりるなちゃんに尋ねました。

るなちゃんは、べびたんにお礼を言うてくれました。

宇宙人さんも、何度もお礼を言うてはったそうです。

べびたんも、嬉しい気持ちです。

宇宙人さんは、ぶぅぶぅに運ばれたのです。

そして、無事、ゴミ捨て場から宇宙へ旅立ったのでした。

                         ☆べびぃ☆


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