1月20日(日)は、
1年に1度もない完全な休日になりました。
亭主殿がムスメを連れて、
早朝~夜まで会社絡みのイヴェントに参加。
朝は5時に起きておにぎりを作りましたが、
後は全く一人のフリータイム。
素敵です。
で、午前中は韓国式サウナ施設に行きました。
前々から行ってみたかったのです。
それで、サウナを堪能。
連れがいないので、時間を気にすることなくゆっくりできます。
8時半から11時まで、のんびりしていたのですが、
さすがに、5時起き、6時半に朝食をとった私は空腹を覚え
施設内の食堂で食事をとりました。
おいしい生ビールを頂きました。
標準価格500円と思うのですが、
450円だったので、お得な感じです。
おつまみセット(400円)も
変わり奴+カキフライ(2個)+手羽先(1個)
と満足な内容。お得な感じ大です。
はんじゅんまくのゆ
♪
昼食後は帰宅して読書。
恩田陸『黒と茶の幻想』読了。
満足。
♪♪
読書についていくつか…。
一 今年になって、谷崎潤一郎の短編を読み続けています。
中井英夫の影響と思われます。
一 iPadを年末に入手したのですが、
これは、もっぱら寝床での読書に利用しています。
ソースは「青空文庫」。
利点は光源を必要としない。本体が発光するから。
そして、字を大きく表示できる。めがね無しで読めます。
欠点は重量感があること。
一 上記と関連。「青空文庫」のおかげで、
渡辺温とか、久生十蘭とか、小栗虫太郎とか、海野十三とかが
手軽に読めるのが助かります。
小栗虫太郎は全集が欲しいくらいなのですが…。
久生十蘭はいくつかの文庫本が出ています。
久生十蘭の従軍日記を読みたいのですが、
なぜか仙台の図書館には入っていないようです。
一 年末に中城ふみ子の全歌集を読みました。
感動しました。言葉通り…。
こういうことは極めて稀ですね。
中井英夫様さまです。
♪♪♪
毎日氷の上を歩行するので足の筋肉が変に疲労しています。
今頃になって、中井英夫を読むようになりました。
三島由紀夫にはまったのが、高校の時。
澁澤龍彦は翻訳とエッセイ。
寺山修司の大ファン。
でも、中井英夫はずっと読んだことが無かったのでした。
で、現在
創元ライブラリの『中井英夫全集7』を読んでいます。
(1巻から順に読んでいるわけではありません。)
そのカバーの後ろ見返しにある
写真の中井氏がとてもステキで、
久々に人の顔を見てドキドキしました。
♪
本当は
大塚邦雄の『半島-成り剰れるものの悲劇』(白水社・「日本風景論」シリーズ)を
読みたかったのです。
そもそも、白水社の「日本風景論」を知ったのは、
『中井英夫全集2』の栞で皆川博子が触れていたからです。
ですが、さしあたって図書館で借りられたのは、
赤江瀑の『海峡-この水の無明の眞秀ろば』。
フランス装丁の素敵な本でした。
こういう本を我が家の書架に収めたいと思いました。
赤江瀑を読むのも初めてでしたが、
面白く読むことができました。
で、このシリーズで簡単に借りられるものは、
『中井英夫全集7』に収録されている
『墓地-おわりなき死者の旅』
だということで、図書館から借りてきました。
(後から思うと、個人全集が開架に並んでいる澁澤龍彦も
同様な理由で簡単に借りられたはずですが…)
本当は白水社のオリジナルで読みたかったです。
♪♪
「日本風景論」
現在、白水社からは出ていません。
初出は、雑誌「新劇」の連載のようです。
連載は、
シリーズ本になっている
港町-魂の皮膚の破れるところ 飯島耕一
墓地-おわりなき死者の旅 中井英夫
城-夢想と現実のモニュメント 澁澤龍彦
半島-成り剰れるものの悲劇 塚本邦雄
温泉-湯の神の里をめぐる 池内 紀
海峡-この水の無明の眞秀ろば 赤江 瀑
の他に
沼 唐十郎
島 吉本隆明
壁 旅芝居殺人事件 皆川博子
とあったようです。
『壁』は白水社以外の出版社から出版されていますが、
『沼』『島』は、詳細を知ることができていません。
♪♪
「日本風景論」を白水社のシリーズで欲しいです。
う~ん、お金に糸目をつけなければ…。
まっ、無理か。
♪
円城塔の『良い夜を持っている』(『これはペンです』新潮社)を読んでいて、
12月10日の皆既月蝕、寒さに耐えつつ、見ました。
が、0時近くなって曇ってきて、
蝕から抜ける月は見られませんでした。
…
月蝕を見る合間に読書。(読書の合間に月蝕)
読んだ本は、『ビブリア古書堂の事件手帖』
本屋で見て、パラッと開いたら、最初の章が
『漱石全集・新書版』…。
それで、買いました。
我が家にもあります。
『漱石全集・新書版』
ただし、
昭和34年8月15日の第3刷ですが…。
しかも、『猫』と、『虞美人草』、『三四郎』、『それから』、『門』のみ。
これらの本は、もともと揃いで、
志津川の祖父母の家にあったものです。
そこから、1985年前後に私が持ってきたのが、上の本たち。
よその本は悲しいかな、
今回の津波で、家屋ごと海の藻屑になってしまいました。
ということで、
ぜんぜん『ビブリア~』の話ではなかったのですが、
「本そのものにも物語がある」
まさに、そういうお話でした。
ちなみに、
大学の時に、わざわざ「三四郎池」を見に行ったこともあります。