思いをはせることの多いホリベンである(笑)。
こんなエピソードを動画にまとめてみた。
先日、TVの情報番組で60年代のR&Bグループ、The Orlonsの「South Street」という曲が流れていた。
じつはこの曲にはとりわけ強い思い出がある。
1974年。
私は某劇団のNY公演(ラ・ママ劇場)に参加。マンハッタンのイーストビレッッジに半年ほど滞在していた。
住んでいたロフトのすぐ近くにCBGBというご機嫌なクラブがあり、そこで衝撃的な出会いをしたのが、デボラ・ハリー(後のブロンディのボーカル)である。
卓球のラケットに括りつけられたピンポン玉をポンポンと弾きながら、歌っていたのが“South Street”。ブロンドヘアを振り乱しながらセクシーに歌うデボラの姿に、私は一発でノックアウト!
その日から、あっちこっちのパーティーで歌っていた彼女のあとを金魚のフンのごとくついて回った(笑)
ときにはカフェで語り合ったり食事をしたことも・・・。
この曲が流れるたびに、そんな楽しかった想い出がよみがえるのです。
CBGBには、無名時代のラモーンズもよく出ていて、私はベースの男と親しくなり、一緒に電柱にチラシを貼ったり、家に泊めてもらったりしたこともある。
※NYの街の映像は2009年に行った時のものです。