東京オリンピックについての異論はいったん置いとくとして、戦いの裏にはホンワカする話しもたくさんある。
その1
スケートボードの女子パークでは日本がワンツーフィニッシュ!
予選1位通過の岡本碧優選手は起死回生の大技にチャレンジしたが、惜しくも失敗して4位に終わった。
銅メダルを手にしたのはイギリスの13歳のスカイ・ブラウン選手。
彼女は宮崎県出身で英国人の父と、日本人の母との間に生まれた。
日本とイギリスの2つの国籍を持っているが、日本代表としてオリンピックに出場すると、他の日本人選手が1人出れなくなるという理由から英国代表での出場の道を選んだという。
その2
男子走り高跳びで金メダルを分け合った2人。
カタールのバーシム選手とイタリアのタンベリ選手がともに2メートル39センチを失敗して1位で並んだ。決着は追加試技ということになったが、バーシム選手が審判に「金メダルは2つもらうことはできますか?」と尋ねると「可能です」との答え。2人は決着試技を選択せずに抱き合って喜びを分かち合った。
実は2人はライバルであるとともにプライベートではとても親しい友人同士。家族ぐるみの付き合いをしているそうだ。バーシム選手は試合後のインタビューで「勝ったほうが相手に食事をおごる予定だったけれど、どうやら割り勘だね」と答えていたという(笑)
いい話じゃないですか。
いろいろな問題を抱えているオリンピックではあるが、コロナ禍の中でこういった心の和む場面を提供してくれる大会でもある。