夏休みの思い出

 

ミサキは夏休みはじじばばのところへ何度かお泊りします。

で、じじばばの朝の散歩にミサキも一緒に行くのですが、

平和公園で毎朝スズメにパンを食べさせているおじいさんと友達になりました。

このおじいさんとスズメたちはもう本当に家族のようです。

何羽かはもう親子二代にわたる付き合いで、おじいさんとスズメの間には強い絆が出来ています。

 

 

 

ミサキもパンやりをさせてもらいました。

スズメは警戒心が強く、なかなか手に乗って餌を食べるということはしないらしいのですが、

徐々にミサキもスズメになじんで、パンをあげることができるようになりました。

この夏休みはなかなかできない体験をさせてもらってミサキも大喜びでした。

 

で、この日はお礼におじいさんに手作りの餌入れをプレゼント。

とてもとても喜んでくれました。

 

 

 

おじいさんは5歳の時原爆でお母さんとお姉さんをなくされました。

お二人ともここ爆心地で被爆し亡くなられたそうで、

その後生き残ったお兄さんと二人で親戚の家に身を寄せて生活されたということでした。

今は毎朝ここでスズメにパンをやりながらお祈りするのだそうです。

 

 

 

 

 

早速ミサキがプレゼントしたエサ入れでパンをやってくれました。

でも、慣れるまでちょっとかかりそう。

次にお会いする時はエサ入れの上にとまってパンを食べるスズメたちがみれるかも。

 

僕のカメラを見て「それはライカですね？」と。

実はスズメのおじいさん、とても写真がお好きなのだそうで

昔は木村伊兵衛や、土門拳、等の写真が大好きで、

以前はコンタックスで写真を撮られていたと言うことです。

先日の合同展「10×10」も見に来ていただきました。

 

※パンくず等は残らないようにいつもきれいにして帰られています。

 

 

 

Leica M2 summicron50mm f2 acros