気管切開しても毎日!

小さなかたまり

一昨日、水曜日は朝から変だと
自分でも気がついていました。

いつもより呼吸が荒い。

人より狭い気管に何かがつかえて呼吸のジャマをしている。

お風呂に入って身体が温まれば
蒸気で流れてくれたりすんのかなと期待も虚しく
一変してしまいました。

またしても声が出なくなって
苦しく手足がだんだん冷たくなっていく。こうなると、もう自力では無理だということは今までの経験から分かる。

落ち着いて呼吸さえ整えれば大丈夫だと頭ではわかるのに恐怖心が先にたち息の仕方さえも分からなくなる。

夜9時を過ぎていて病院に行くにはタクシーか救急車の2択。

夫が「救急車の方が早いだろ、呼ぶぞ!」

夜ではあるし近所のこともあるし内心、嫌だなとは思ったけれど
従うしかない。

濡れた髪に普段着。

電話で「意識あります。歩けます」と伝えていたので家の前で夫と二人救急車の到着を待つ。

けたたましくサイレンを鳴らしながら家の前で止まると3人の隊員の男性が一斉に降りてきた。

サイレンを鳴らしながら車の中で血圧、心電図、酸素量を計ってもらう。私の目線の左側に小さな掛け時計がちょうど9時半。

まだ出発しない。

救急車のほうが早いだろと言った
夫が落ち着かない。

結局、病院に着いたのは22時を10分過ぎた頃。

主治医のE先生が待ってくれていた。なんとなくホッとした。

そこからの処置がスピーディーで
やっと救急車で来て良かったと思えた。

呼吸のジャマをしていた乾いた痰の“かたまり”はなぜか緑色で硬く小さかった。
私の小指の爪の半分の大きさのものにこんなにも苦しめられるのかと毎回思うけど仕方ない。

いつものように呼吸ができるようになると馴染みのある顔に気がついた。
救急から付き添ってきてくれた看護師さんで入院しているときにお世話になったことあるIさん。

彼女は愛想が少なく口数も多くないけどさっぱりしているいい人

月に一度、各病棟から応援として
救急に入るんだそう。
看護師さんの人手不足を垣間見たあと先生が

「どうする?今夜泊まっていく?」

偶然にも翌日は一ヶ月ぶりの診察日。このまま病院に泊まって翌日診察を受けて帰ればいいのだけど

看護師さんの手を煩わせるわけにはいかないと、
「車もないので一旦帰ります。
先生、数時間後にまたよろしくお願いします」

先生の
「とにかく加湿ね、乾燥しないように」という言葉が
いつになく響いた。

気をつけなければ。

加湿器とマスクが
欠かせない冬になりそうです。






コメント一覧

べにりんご
こんにちわ、かれんさん。
お気遣いをありがとうございます。
毎回この季節に起きるであろうことなのにまだ大丈夫だろうと油断していました。黄砂のアレルギーもあるようなので多少影響したかもしれません。
ストレッチで身体も気持ちもゆるめて日常を過ごして行きたいですね。
ありがとうございます✨
かれん
息が出来ない恐怖は、経験者でないとわからないでしょうね。
以前、“自然気胸”で突然の呼吸不可に頭真っ白になりました。
あの時は、まだ今の身体になってから5〜6年で、私1人だし、「身体に強度の“こわばり発作”が来たらどうしよう!」が怖くてかすれた声で夫に電話しました。

空気の乾燥が続きますから、重々お気をつけて!
全身の筋肉が固くなったと思われますから、ゆっくりストレッチもされて下さいませ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事