雑貨屋さんに行きたくてお店の近くまでタクシーに乗りました。
少し入り組んだ路地にあったので
大きい通りで降ろしてもらい
舗道の隅っこで末妹とガイドブックを広げ場所を確認していたのです。
小さな男の子を連れた若い夫婦とすれ違ったのですが、
旦那さんの方が引き返してきて
「どこにいきたいんだ?」と
英語で聞いてきました。
行きたいお店を指で指すと、
しばらく眺めて、
どの建物にも貼り付けてある
緑色のプレートを指差し、
通りの名前と番号と番地が示してあるから、順番にたどって…
みたいなことを説明してくれました。
確かにそう言われるととてもわかりやすく
「あ〜😲💡」と相づちを打ちながら、数メートル先で待っているその男性の奥さんをふとみると、うんざりした表情で
こちらを見つめていました。
その表情でなんとなく察してしまい申し訳ない気持ちになりました。が…
この男性は多分、これまでも
幾度となくこうやって困っている人を助けてこられたんだな。
家族を待たせてまで、声をかける行為にどれだけの人が喜んだんだろう。
待っている奥さんに軽く会釈をして男性にお礼を伝えて別れましたが、自分の中で余韻の残る出来事でした。
🌿🌿🌿🌿🌿
書いている途中で思い出した話を追加で。
義兄が体験したことなのですが
台北駅で、どうしても現金が必要な場面があったそうです。
あと1コイン足りなくて、
ポケットをゴソゴソしていると
後ろで順番待ちをしていた
男子学生に肩をポンポンと叩かれ
使ってくださいとお金を渡されたんだそう。
有り難く使わせてもらったのですが義兄いわく、若い方の親切行為は珍しいことではないそうなんです。でも自分がその立場になるとは思わなかったしすごく助かったんだと、話してくれました。