
2014年12月7日(日) 主に曇り 単独 (岳ノ山直下から見た大鳥屋山)
こんにちは、記事が週回遅れになっているななころびです。会社帰りが毎晩遅くて、山関係のことが手につきません。
12/7はまだ行っていない大鳥屋山をカウントしようと、ガイド本紹介の標準的周回ルートを歩いてきました。お疲れモードだった7日朝も早くに起きられずゆっくり出発して、のんびり歩いてきました。
(歩き始めの林道、五丈の滝への遊歩道になっているようで、あまり歩かれている雰囲気はないが、途中までは車が入れるほど状態のいい林道。(ただしゲートあり)途中から山道になった。)
コース: 五丈の滝下部駐車場 9:50 ・・・ 五丈の滝分岐 10:08 ・・・ 稜線に出る 11:10 ・・・ 岳ノ山 11:27 ・・・ 大鳥屋山 12:30-38 ・・・ 下降点 12:51 ・・・ 駐車場 13:30
五丈の滝下の駐車場に着くと、町営と聞いていたその駐車場は意外にこじんまりしていた。なな”的にはマイナーな山の認識だった為、駐車地の心配は全くしていなかった。林道を入っていくと道端のスペースに2,3台の車があった。林道分岐にあった駐車場は8台ほどあり、ほぼ満杯で林道先には大型バスも止まっていた。団体さんも入っているようだ。どうするか迷ったが、駐車場に歩いて入ってみると、止めづらい場所になんとか1台停められそうだったので、頑張って駐車した。
駐車場をでるとすぐ林道分岐。自分の悪い癖でガイド本をよく読んでいなくて、本もザックに入れていない。地形図的に見て右のほうの林道入る。そちらには、五丈の滝⇒の道標があったけど、まず行きたい岳ノ山方面なのか、半信半疑。
(五丈の滝分岐を過ぎて、滝見の松のポイントを過ぎた地点から後方をみると視界が開けた。後方に見えていた山の稜線は不動岳のほうなのか? )
五丈の滝分岐から少し登っていくと思ったとおり倒木が目立ち始め、すぐに登山道を完全に塞ぎだした。まともに直進できずに連続倒木を避けるために、潜ったり乗り越えたりで難所をクリアーしながら数分進んでいくと、上のほうから早くも下山してきた夫婦連れのかたとすれ違う。(P ↓) この先のことを尋ねると、かなり上のほうまでずっとこんなだと言われたので、ちょっとうんざり。今年春の尾出山や熊鷹山の倒木地獄の時のことを思い出してしまって、引き返すことも少し考えた。
でも、降りてきた人もいることだしなんとかなると思い、少し登り進んでみると、本当にどうしようもなく倒木が密集していた地点は、意外に短区間(せいぜい10分程度)、後は、倒木は出てくるけれど、普通にやり過ごせるようになってきた。
猛烈な倒木連続帯を抜けると、普通の倒木のある山道になった。
途中、子供づれのファミリー2組に追いつき先を行かせてもらう。2組とも小2くらいのぼうやだったが、あの倒木帯を抜けるのはたいへんだっただろう。その先でバスで来ていた21人の団体さんに追いつくも急傾斜、細いルートもあって、その最後尾についてゆっくり登った。東京からのツアーだということだった。なんだか、山開きの歩きのようになってしまったが、福島のその手の会に参加の人たちは、歩きも早いのだが、今日の団体さんはちょっとゆっくりだったね。
(団体さん21人の後尾につく。)
植林の急な登りの途中、雪が舞ってきた。空は晴れている。急傾斜もさほど長くは続かず稜線に合流した。稜線合流点で左右に尾根が分岐していたが、左右どちらが岳の山かはっきりせず。右に少し行って様子をみると、1分もしないで小ピークがあって、石祠があった。(P ↓)その先顕著な然るべき方角に顕著なピークがないので、分岐まで戻って左の尾根を登った。
稜線に合流して、その先はずっと稜線をあるいて数分で岳ノ山山頂に着いた。山頂では先ほどの団体さんがお食事休憩中で、あまりウロウロできず。なな”も軽くパンを食べて大鳥屋山へ向かう。山頂から南に尾根通しに降りていく。
岳ノ山山頂直下は日光方面の眺望がよくきいた。男体山の一角が雪雲の中から見えている。手前は横根山で、その前の鋭鋒はあの尾出山、右のほうのギザギザは石裂山になるのかな。雪雲がなかったらすばらしいビューポイントになるに違いない。
岳ノ山直下の南の尾根は岩混じりの稜線が続く、急な岩の降下点もあるが危険箇所はあまりない。
(こんな感じの稜線を進んでいく。目印も適宜あった。)
ここのは、降りてきた露岩を振り返ったところ。
途中、624pの先で尾根の南東尾根への転換が間違いやすいポイントと地形図を見て当初考えていたけれど、実際のその場所は明瞭にマークがつけられていて、間違いようなない状態になっていた。途中反対方向の大鳥屋山方面から歩いてくる数人とすれ違って尾根を進む。624pが岳ノ山の先二つ目のピーク。その後、624pから小さなピークをひとつ超えて大鳥屋山山頂へ。
(大鳥屋山山頂への登り。)
大鳥屋山山頂では御夫婦が休憩していた。視界はきかないけれど広いピーク。そのまま尾根通しに東方面にテープがあったけれど、今日は標準的ルートをたどりたいので、そちら方面、また次回があれば下から歩いてみようか。
大鳥屋山山頂からは一旦来た道をもどり下山する。来るときその下山路、稜線から外れるポイントを探しながら歩いたつもりが見つからなかった。帰りは見つけられないとちょっとだけ厄介なことになるので、気をつけながら歩いた。山頂から下りを一回しきって鞍部になって登り返す直前に、右手(北東)に折れて稜線を外れる踏み跡があり、入口には目立つ目印がたくさん付いていたので、今日はそこから下山。
降りていくルートは斜面をトラバースしつつ尾根を巻いていくように下って、植林の中さして見所のないコースを辿り林道に降り立つ。心配していた倒木のほうは、事前に反対方向から歩いてきた人に聞いていたとおり、あまり難渋するほどの倒木は無かった。
(最後は平和な林道を歩いて、駐車地へ。)
林道を15分ほど歩いて、駐車場に到着。遅くに歩き出したにしては、ほどほど歩けてよかった。この春に作られたであろう倒木連続体は、この時期でもまだ残っていた。あの量の荒れた林を誰が片付けるの?と考えると、そう易々とは元には戻らないでしょうね。ということは、尾出山、熊鷹山のあの倒木帯もそのままなのかな、と思うとこの冬に低山を歩く時は注意しないといけない。
この山、この日山中では団体さんも含め予想外に多くのハイカーに会った。こんなマイナーな山に東京からツアーが入るとは驚きだった。この日の収穫は、栃木の山1座と、一等三角点ひとつと、地形図に名のない岳ノ山の1座、それと歩かずに家でごろごろして週を終わらせることを防げたこと。 ■■
大鳥屋山は春はカタクリが咲いているんですか、知りませんでした。西側の展望ありの場所もあるには有ったですが、概ね木々の間の眺望でした。
次回この山域にいくならヤブ尾根歩きで行きます。
この季節のこの山に営業ツアーが出るなんて、東京のハイカーも登高欲旺盛ですね。。
2012年1月に合間登山で2時間強で歩きました。倒木が無かったので・・・(笑)・・・自分で春に再訪しようと書いてたのですが、倒木はちょっと面倒ですね。当時は滝の歩道が壊れていて通行止めだったのですが復旧したんですかね?ツアーは予定変更ではなく最初から目的地とすればびっくりです。冬場限定の栃木100ツアー?でしょうか。
あの周回を2時間強は早いですよね。倒木の酷い地点は、滝見の展望台の少し上だけで、みー猫さんならさらっと通過ですよ。
自分は滝は見に行かなかったのですが、たしか通行止めの看板等は無かったです。
あっそうか、あのツアーは予定変更だったのかな、確かに日光連山は雪雲の中でしたね。
メンバーのかたと少しお話しましたが、大鳥屋が栃木100なのを知らないみたいでした。
此処も,大鳥屋山から北は氷室&根本山までつなげたんで,南の不動岳あたりを年明けにも歩くつもりでいるんですが,沢筋は止めた方が無難のようですネ。
それにしても,このマイナーな山に,こんなに人が集まるとは(驚)。分岐でのテープのべた貼りといい,昨今の登山ブームのせいなのでしょうが,いつまでも静かな山にしておいてもらいたいですヨ。
今回は,下調べする時間も無くて,ななころびさんらしからぬ,一般道だったみたいですが,岳ノ山は谷を歩く一般道より東尾根がお勧めですヨ。お好みのヤブはありませんが,中々良い尾根歩きが楽しめるので,次回は是非。
大鳥屋山から北は氷室までつなげたのですか、かなり長い行程だし、車の回収は???と興味が湧いてしまいました。後で記事を探してみます。
南は不動岳まで繋げられそうですね、面白いヒントをもらった気がします。
ああいう、わかりづらい分岐のテープ複数ベタ貼りは、もうある意味しょうがないと諦めています。あれがないと不用心なハイカーは困る局面があるかもしれないので。
今回は初めての山域なので、一般的ルートから入りました。岳ノ山の東尾根ですか、歩いてみたくなりました。今回もいろいろ参考になるコメントありがとうございました。