日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

栃木市の里山で、余裕持ちすぎて日没コールド寸前  大平山/晃石山/馬入山/岩船山

2014-12-21 20:17:37 | 山行

2014年12月14日(日) 晴れ 単独   
こんにちは。”なな-Metal”デス。あにねこさんもヘビロテしているというBABYMETALの1stアルバムを買って聴いています。これ凄いですねー、アイアン・メイデンのファースト、セカンド、メタリカの"Master of Pupetts"に匹敵するなどと言うと、自分のここ30年の半生以上のメタル人生を否定することになってしまうようで恐怖なのでそこまでとは言わないですが、面白さ、わかりやすさ、メロディ、アイデア等の面で、デフ・レパードの”Hysteria" や、Bon Jovi の"Slippery when wet"、ガンズの”Apetite for destruction" などの化け物アルバムに匹敵するといってもいいのではないでしょうか。
最初から終わりまで、無駄な曲なし、popなメロディとメタルコアな部分の調和が絶妙。かつて聞いてきた大好きなバンドのやってもらいたい時代の一番おいしい部分を網羅してくれている曲の数々。こんなのが日本から出たのもまた奇跡、日本のメタル好き達が自分達の聞きたいアルバムを頭脳を結集して作ったという感じです。
このバンドに敬意を表して、今年の夏の英国ネブワースのフェスのファン・ショットの映像です。(前回のは、それのプロ・ショット) このバンドのギター、ベース、ドラムの青年達。ゾンビのようなコスプレで演奏させられていて笑える。でもこんなに上手に弾いてると、オジーのバンドやアーク・エネミーなど世界頂点のバンドに引き抜かれてしまうのでは・・・と思います。
さて、本題の山歩きです。

(スタートは太平山神社の参道入口から、アジサイ坂という石畳階段を上っていく。周囲は最後の紅葉がきれいだった。)


また日曜1日のみの休暇、あまり遠出する気力もわかないので、この機に残り1ケタに近づいてきた栃木100の未踏峰歩きと、未踏尾根歩きを同時に達成できるコースを歩いてみた。
栃木市の低山ゆえ、あまり期待するものもなかったけれど、不明点やあるものを探す局面もあり、周回するとかなりの距離を歩くことにもなり、意外と面白い1日となった気がする。
ガイド本にも紹介されたコースでもあり、なな”が詳細を記すこともないでしょう。簡潔に行きましょう。
コース: 太平山神社入口  10:01 ---  大平山山頂 10:43 ---  晃石山山頂 11:25-30 ---  馬入山山頂  12:28-12:57 --- 車道に合流 13:27  --- 入船山山頂 14:28  --- 林道入口 15:55 ---  スタート地へ  16:39


参道の長い石階段を登っていくと、地元の中学生男子達がその石段を往復でマラソンさせられていた。階段の途中に柔道の小川みたいな教員がいて、歩いている学生がいると、「○○止まるな!」と叱咤していた。子供の世界も大変だね。
(神社にいた狛犬さま)


太平山神社を過ぎて、山道に入る。奥宮”を過ぎて、太平山山頂を通り過ごした気がして数分後戻り、結局周囲の顕著なピーク周辺をウロウロ。山名板がなく山頂が見つけられずにいたが、あとから来た地元の長州力のようなおやじさんに”もっと先だよ”と教えてもらった。
(この神社のすぐ裏が太平山山頂だった。)


大平山山頂からは、明るい尾根歩きが待っていた。早春や秋なんかに来るのもよさそうだった。



尾根というか稜線の途中から太平山山頂のほうを振り返ると、かなり遠くなった山頂部とそれに連なる尾根が見えてきた。 (P ↓) 大平山は子供のころ、家族の誰かに連れられて神社までは来たことがあった。山頂を踏むのはたぶん今回が初、栃木市の低山ゆえ何も期待していなかったが、こういう風景を見るといいものだな、と思う。



晃石山方面から歩いてくるハイカーと時々すれ違って、ごく軽微なアップダウンを繰り返して稜線を進む。




10人以上が休憩中の晃石山山頂に到着。先週に続いて1等三角点を初踏み。




山頂から北方面や西方面に雄大な眺望が開ける。日光連山方面は雪雲で見えず。その手前の山々は地形が入り組んでいることもあり、その場では全く山座同定できず。



山頂で景色を見て、軽くパンをた食べてから、すぐ下にある晃石神社によって、また稜線に復帰し、馬入山を目指す。
(桜峠に下りる地点から馬入山方面を見る。)


馬入山への稜線も明るくて開放的な稜線が続いていた。足利の両崖山や大小山周辺と同じような雰囲気、真冬の軽いトレーニングとしてもよさそうだ。



馬入山山頂も数人のハイカーが休憩中。ここで、小山の単独おやじさんと山の話などをしてだいぶゆっくりした。



山頂からは歩いてきた晃石山の山頂らしいピークも見え、結構歩いてきたなと思えた。



馬入山からは、稜線に従って南西方面に下りていく。”関東ふれあいの道”とかにもなっているらしく、道は明瞭。マークもかなりあった。



途中二股の分岐があり目印、道標等何もなし。コンパスで方向を確認するも、行きたい方向は二つの踏跡のちょうど真ん中といういつもありがちなパターン。結局、右を選んで不正解だったようで、でも踏跡は最後までまあまあ明瞭だったのでそのまま降りた。降り立ちたい車道の約500m西の車道が分岐した地点、南西尾根の末端まで歩いたようだ。
(車道に降下した地点はこんなところだった。道標類、一切なし)


車道降下地点から東に500mほど歩いて、これが登り基調なので結構大変だった。途中本来降りてくるべき登山口が左手にあって、そのすぐ先に車道をわたって右に入る道標(岩船駅方面)に従って森の中の道に入った。
途中にあった鷲神社を見学して、里を歩いて岩船山への林道を上る。
(前方に削られたのか、もともとなのか急峻な岩峰が見えてきた。)



舗装された林道を登り切って、高勝寺前に着く。思ったいたよりかなり立派な神社で仁王門のようなものや、別院、三重ノ塔まであった。三角点を探したくて、本堂の向かいの西の院とかいう建物の先の高みに分け入って最後は猛烈な笹やぶになって捜索を断念。(p ↓)



三重ノ塔があって、その先に高みがあるようだったので、脇を通って登って行ってみた。


一番高いと思われる地点には、ロープで通せんぼしてあった。またいで自己責任で入って、捜索して見つからず、山名板もなかった。最後は、こんな場所(p ↓)にでて、その先は垂直な断崖だった。(自宅に帰ってネット検索すると、三角点はなんと、あの看板の”台”の文字の裏あたりにあったそう。)三角点は見損なったが、山頂に行ったことにはなるな。



山頂付近は古い卒塔婆と石仏がたくさんあった。



山頂が発はっきりしないで、釈然としない中、神社南の石段が長く続く道を降りていく。



石段の途中からみた岩船山山頂部分。さきほど数分前まであのヘリをうろうろしていた。



岩船駅から電車に乗って戻ろうかとも思ったが、結局車の回収場所まで歩くことにした。
基本田園風景の中の田舎道あるき。馬入山への道標に従い歩いていたら、さっき岩船山へ入るとき曲がった町中に出てしまって、戻ったりした。
ブドウハウスの並ぶ一本道を歩いていると、16時前ですでにお日様が地平線にかなり近づいているので、歩く走度をあげた。
(車道から西日を浴びる晃石山。)


大中寺への入口で太平山への道標があったが、これから山中歩きするのを敬遠し入らず。その少し先に太平山の南東を蛇行して走る林道に入って、そこから長い林道を歩く。最初のうちはずっと登り基調、もう日は暮れてしまったかのようで、残照の中をあるいている感じ。途中近道と思われる山へ入る入口があるも、安全策をとり見送る。



林道を45分くらい歩いて、太平山神社入口の駐車場も到着。写真だと勝手に補正して明るく映って入るけれど、実際はかなり真っ暗、前のおみやげ屋さんがシャッターを閉めていた。
朝満車に近かった駐車場も残り2台、トレランを終えて整理体操をする男性の脇で、帰り支度をした。太平山周辺の低山歩きで日が暮れるまで歩いて、思わず充実した1日になった。いくら低山でももう少し早く出発しないとダメ、それと今日はかかる時間と暗くなる時間帯への逆算ができていなかった。 ■■



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6 コメント

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こんばんは (つるると)
2014-12-21 21:47:59
ななころびさん、こんばんは。
太平山周辺は自宅から近いので私もよく歩いたり、自転車の練習コースだったりします。時間があまりない時などに気軽に歩けるトレーニングコースといった感じです。馬不入山は木を切ったのか見晴らしが良くなってますね。
ちなみに岩舟山の切れ落ちているところは先の大震災による崩落です。あと、あの辺の採掘場でヒーロー戦隊物の爆破戦闘シーンの撮影をやってるみたいです。
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つるるとさん (ななころび)
2014-12-21 22:23:23
こんにちは、つるるとさんのご自宅jはあちら方面でしたね。
太平山の山すそを走るあの林道は自転車トレにはよさそうですね。
岩舟山の切れ落ちているところ、震災で崩落ですか。こわいですね。
あの特殊な地形ですと、ヒーロー戦隊物の撮影にはうってつけですね。自分も見たことのない光景でした。
大平山周辺は桜の頃、綺麗そうなのでまた訪れてみたいです。
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Unknown (ハイトス)
2014-12-23 00:08:21
ななーMetalさん、こんばんは。
KAMIBANDもいいですねぇ。
なんて今回もこちら方面のコメントになりそうなのをちょっと我慢して・・(笑)
結構長い距離になりましたね。
冬至なので日没時間となりましたが里山の林道歩きですからヘッデン使用となっても大丈夫でしょう。
今回の走行で栃百も残り1桁に近づきましたか。
残りの山に難関は有るのですか?
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ハイトスさん (なな-METAL)
2014-12-23 01:26:09
こんにちは。
カミバンドもすばらしいテクニカル集団で、今後の展開がたのしみですネ。
最後の林道に入る時に、ヘッデンが点くことを確認してポケットに入れました。結局ギリギリ使わないで済みました。
栃100は残り9か10になりました。こうやってカウントものを追いかけるのは、自分としては珍しいです。
残りは、難関ではないとは思いますが、長い歩きが必要なのは、黒岩山だけですね。
鬼怒沼までしか行ったことがないので、結構楽しみです。
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Unknown (あにねこ)
2014-12-23 18:53:13
NANA-METALさん、こんばんは。1st買いましたか。いいですよねー。
神バンドはCDクオリティー以上をライブでも実現してしまうので
(SU-METALの歌もそうですが)、凄腕ですね。
新曲もライブで披露されたようなので、音源が発売されたら速攻で買う所存です。

大平山~馬不入山はアジサイの時期に歩いたことがあります。
休憩適地には必ずハイカーさんが休んでいて、人気の山でした。
この時期に登ると空気が澄んで、展望が良いですね。
岩船山はまだ登っていません。三角点標石の所在が気になります(^^)。
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あにねこさん (なな-METAL)
2014-12-23 22:39:54
こんにちは。
1stはいいですね。曲が全部いいですし、並びも絶妙です。アカツキ”の曲の歌メロとネオクラシカル風のギターソロが疾走する部分は特に秀逸で、胸のすく思いです。
次のアルバムも、これ以上のものは無理でしょうが、それなりのものは期待したいですね。

アジサイの頃のあの山はきれいでしょうね。軽く雪が降って山が白くなった時も、歩くのにいいかなとも思いました。
岩船山の高勝寺はかなり立派なお寺でした。三角点はあの展望台の柵の外の危うい場所にあり、特殊な形状のもののようです。
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