日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

日光連山の展望を求めて庵滝まで。    奥日光/ 小田代ケ原、 庵滝 

2017-02-10 04:07:41 | 山行

2017年2月5日(日) 曇、雪   
前日4日は、みー猫さんから新潟方面の楽しそうな山へのお誘いを受けましたが、お仕事があって参加できませんでした。悪いことに一日だけの休暇の5日は昼頃から雨の予報。午前中だけで、短時間に切り上げられて、ある程度歩ける所で近場。ってことで、昨年も入ったばかりですが、奥日光の庵滝を絡ませる小田代原散策をしてきました。当日は、予報より2時間ははやく雪が降り出してしまい、寒々とした風景しか見られませんでしたが、久しぶりにワカン歩きもできましたし、ある程度歩けましたので、たまにはこういうのもいいでしょう。昨年の記事もありますので、今回の記事はサクッといきましょう。

龍頭の滝上の駐車上から歩き始めます。車はマイナス14度を示していました。外で出発準備してアイゼンをつけていますと、手がかじかんできます。湯川左岸を歩いてしゃくなげ橋から小田代原へのハイキングコースを進みます。しゃくなげ橋からはトレースはありますが、あまり大人数のものではなく、積雪は潤沢なので少々歩きづらくなりますがアイゼンのまま進みます。
(小田代原への平原を進みます。)


コース;龍頭の滝上p 8:06 ーーー 小田代原散策 --- 弓張峠 --- 庵滝 --- 弓張峠 --- 林道経由でスタート地へ 13:00
戦場ヶ原の展望台について一息。太郎山、山王帽子山、三岳が見えています。この頃の天気が続いてくれていたらなー、って思います。


少し空が白くなってきます。やはり急速に天候は悪化するようです。小田代原は、わざと東側に大回り、泉門池方面に回って歩いて、弓張峠を目指します。
(小田代原の向こうにかつて一度だけ歩いた湖上山が見えてきます。)


今日も、また鹿のトレースをみました。残念ですが姿や声は聞こえませんでした。


小田代原展望台付近に来ると、日光連山の大展望が見えてきます。ここからの山の連なりの姿はいいですね。ここまで、ハイカーとは一人しかであっていません。やはりこの日は、天気の影響で人はあまり出ていないようです。
(左、太郎山から小真名、女峰、大真名子山、男体山)


(小真名子、大真名子山の間に見えているのは、女峰山のピーク部でしょうか。)


弓張峠手前の山腹トラバース地点は、昨年同様雪が深くて、少しだけ歩きづらくなりました。弓張峠先のヘアピンで林道と分かれます。先に着いていた姉さん達の団体がいて、ご挨拶、そこでワカンを装着しますが、その先歩いてみて、結局昨年同様、ワカンをつける必要はさほどなかったようです。せっかくワカンをつけたので、練習と思ってそのまま庵滝まで、装着で歩きました。
(進行方向の景色。左の尾根はかつて歩いた白根隠への尾根です。)


見覚え有りの面白い格好の二つのピークに向かって、沢筋を緩やかに進みます。沢筋に入りますと、さすがにトレースは明瞭。既に滝を見てきた何人かとすれ違うようになります。


今市の平野部は今年はあまり雪は降っていない印象なのですが、山中はやはりそれなりに雪はあるようです。滝近くになりますと、コースわきの斜面などには結構雪が付いています。


空がすっかり雲に覆われて、寒々とした景色になってきました。数人が休憩中の庵滝に到着。撮影して、滝浦に行ってみます。滝は昨年のほうが、氷が大きかったか?。それでもやはり特異な氷の造形は楽しめました。
(ツインの滝の全景)


(右のメイン滝と凍っていない滝壺。)


(左の脇役的な氷柱。こちらはこちらで結構格好いい。)



(右のメインを少しアップで。)


滝の裏に恐る恐る行って今年もブルーアイスをみました。


(ツインの滝を少しアップで。)


滝を見ながら、パンを食べていますと、まだ11時なのに雪が落ち始めてきました。慌てて撤収です。アツアツのお湯をポットに入れてきたのに、コーヒーを飲み忘れました。戻る行程でも30人くらいの人とすれ違ったでしょうか。庵滝も結構人気のようです。復路はあっさりと行きたいので、林道を飛ばして歩きます。振り返りますと、湖上山への尾根と白根隠への尾根は雪で白くけぶっています。(p ↓)その両尾根の間の庵滝から歩いてきたんだなあ、と考えます。


庵滝からの復路は徐々に降雪が増える中の凍った林道歩きになりました。小田代原と三岳方面も真っ白くなってきます。(p ↓)


雪がボンボン落ちてくる中、龍頭滝上pに戻ってきました。雪の湯川もいいものです。今日の庵滝は、規模から考えますと、前の週に観た雲竜渓谷には及びませんが、戦場ヶ原、小田代原の日光の山の展望を絡めますと、天気さえ良ければ最高の満足をえられるのではないでしょうか。今日は、歩き出し、しっかりした装備に包まれた足のつま先が数十分冷たい状態で、どうなるかと思いましたがマイナス14度の中、雪に追いかけられながらも5時間弱。体力低下防止のトレにも少しはなったかと思いますし、来てよかったです。
雪の中、車で走り出しますが、いろは坂を下りる頃には雪は小雨に変わっていました。 ■■


(雪景色の湯川 )



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