日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

2年続けて雲竜渓谷で凍った滝見物。        日光/ 雲竜瀑

2017-02-01 04:15:37 | 山行

2017年1月28日(土) 晴         (主役の滝の滝壺より手前、わき役のガケから落ちる氷柱) 
 前の週に、雪の鳴虫山を歩いていて女峰山方面を眺めていたら、ふと雲竜渓谷の氷の谷に行きたくなりました。昨年1度だけ歩いているので、どんなものなのかは判っていてストレスなしで入れそうです。 昨年初めて行くまでは、人が多いとか、騒ぎすぎ観光地みたいだとか、否定的に見ていたのですが、誘われて友達と見に行ったその氷の滝は、やはり多くの人を呼び込むだけのことはある、かなり得意な風景を見せてくれました。そういうわけで、今回は家から20分足らずの場所に車を停めての、観光滝見物になりました
6時半目標で、滝尾神社の駐車上に着きますと、まだガラガラ。少し先に進んで、天狗沢左岸尾根取末端手前の駐車スペースを目当てに進みますと、そのスペースは既に10台以上の車で止める余地なし。その先を、わずかなスペースを探しながら走りますが適当なスペースがあるはずも無し。うまいUターン場所もなく最奥のゲートまで、結果として走らされてしまい、ゲート前でUターンして、結局滝尾神社の少し先(山より)の適当なスペースに車を停めて、スタートです。
(ゲート前には、走行軌道確保の為の警察官がつめておられまして、ご挨拶して進みます。)


コース:滝尾神社先の路肩 7:06  --- 雲竜瀑下まで --- スタート地へ 12:00
スタート地で、靴を履き替える時、スパッツと一緒にアイゼンも付けてしまいました。林道には予想外に雪や氷があまり出てこなくて、でも一度付けたアイゼンを外すのも面倒なので、路わきの雪が圧縮された場所なんかをわざと歩いて進みました。
林道は雪は除雪されていて、コンクリートが大部分見えている状態。だいぶ林道を上に上がるまで、積雪は出てきませんでした。何組か追い越して、林道を進んでいきます。
(向かう方向に赤薙山が白く輝いています。)


林道を歩いているさなか、自分より先輩の男性2人組みに追いついて、少しお話しながら歩きます。群馬のかたでした。赤薙山が白く輝いていて、歩いたことのある南尾根も見えてきたので、撮影しますと、そのお二人も撮影します。そのお二人のカメラは共に一眼レフご使用で、相当山に通っていそう。「ブログとか発表されていますか。」と聞いてみますと、写真だけ出しているようなことを言われました。群馬のブログで写真が印象的なブログで、しっているかたは私の場合、tomoさんだったので、当てずっぽうで「tomoさんですか?」って、なな”の場合は最初から当てに行きます。すると「tomoさんは知り合いで、自分はまきまき です。」って紹介してくれました。まきまきさんのことは、自分も知っていて、たしかハイトスさんが沢登ってヤブ突破して白砂山頂に出て、出会われた時のかたかな、とそのことを言いますと、やはり正解でした。しばらく、林道歩きを群馬や栃木の山の話、群馬のまきまきさんのお仲間の話をしながら、楽しく歩かせていただきました。
(展望台から、赤薙、前に予報方面の展望。ここで、まきまきさんとお仲間のかたの記念写真を撮らせていただきました。)


まきまきさん達とお話しながら歩いて、洞門岩ってポイントに着きました。(P ↓) ここには、警察車両やNHKの車両が10台ほど止まっています。皆さん、ここでアイゼンを付けたりしてます。ここから観る岩峰は迫力ありです。内の外山って、トンガったピークも見えていると思います。ここで、アイゼン装着中のまきまきさん達より先に進ませていただきまして、ゆっくり先に氷の滝見物をすることにします。


沢に降りると、ようやくヤマ歩きっぽい雰囲気になります。1年ぶりですから、基本風景は覚えているものが多いのですが、見るものそれぞれが、かなり特異で非日常な世界を味わえます。



沢をつめて、急登局面へ。前をいく婦人を含む団体のメンバーがばてているようで、一時渋滞が発生。まあ、先をいそぐ旅でもなし、ゆっくり撮影でもして進みます。


一度林道に合流して、そこも展望台のようになっています。もう滝を見てきた人、これからの人、十数人が景色を見ながら休んでいます。少し日光の男性とお話していますと、まきまきさんご到着。その先、雪で消えていた階段を降りて、雲竜渓谷に入場です。
(渓谷を進みますと、正面の岩峰がせまってきます。どれが内の外山か、あるいは見えなくなったのか判らなくなりました。)


”とも知らず”を通過です。今回は氷柱の欠損もほとんどなく、綺麗なものが見られました。皆さん、それぞれ立ち止まって撮影に余年がありません。


友知らず” の先です。ここの氷柱の風景もいいですね。この崖の上方は2度ほど歩いた天狗沢左岸尾根なのだと思うと、どうやってその尾根に乗るのかって、(やる気はないのですが)気にはなります。


(天狗沢左岸尾根側のガケから落ちる氷柱)


氷柱を見て、撮影して、少し進んでまた撮影してって、なかなか先に進みません。目当ての滝の下のほうの滝壺?に着きました。そこからは、雲竜滝の向かって右側の少し危うい斜面に取り付いて、上の滝壺に登ります。
(下の滝壺から見ると、雲竜瀑もこんなもんか、って印象のものです。)


落ちたら少しヤバイことになる斜面を慎重につめて、トラバースをしながら滝壺方面へ。下を見下ろすと先ほどいた、雲竜瀑の下の滝壺が見えてきました。(P ↓)


危うい斜面のトラバース中。すれ違う時は気を使います。正面には岩の壁、壁を伝う氷の氷柱群が見えてきました。


慎重に歩きましたが、たいして怖い思いもすることもなく(先週の鳴虫山イノシシ尾根のほうが恐かった)目的地到着です。既に数十人の人が、休憩中です。今回はプラス訓練の人がおりまして、滑落防止の訓練や、アイスクライミングの練習をしていました。
(正面から)


滝向かって左の高みのてっぺんに登ってみました。左方面からの雲竜瀑。


向かって滝の左わきには数段にわたる氷柱群の列が見事です。



(滝下部を、真下から)


滝壺で、簡単なパンの食事してコーヒーを飲んで、ゆっくりします。NHKのクルーが撮影してますので、そのうちニュースなんかにはさまれるのでしょう。
(主役の滝の左と、脇役の氷柱群。)


滝壺を後に、出発しだすとすぐ、まきまきさん達が到着です。また、再会を期してお別れしました。その後、NHKの撮影帯と、その撮影モデルの女性とすれ違って、安全地帯に降りました。
(帰路も歩く位置を少し変えて、氷柱を見ながら進みます。)


歩く場所は、ラッセルされて歩きやすいですが、少しそれると積雪は豊富です。鹿の足跡が続いています。


帰りの林道歩きの時も、まだ登ってくる人が多い。それも外人さん比率が高いのは昨年同様です。赤薙の岩峰群を見まして、内の外山もこの絵ですと、くっきりと鋭鋒なのが判ります。(P  ↓)あのなだらかな尾根から急峻に変わる地点をどう繋ぐのか、とか要らぬことを考えてしまいます。


林道歩きは下りですし、快調に進めます。今日は歩いている間、雲ひとつない好転に恵まれ、最高の氷の滝見物ができました。雲竜瀑の氷は、昨年とほぼ同様でしょうか。昨年より2週間早いので、やや少なめだったかもしれませんが、氷柱群の崩壊も始まっていなかったので、かえって綺麗な谷を見られたと思います。歩いている人は昨年来た時よりは、やや少なめでした。
それと、群馬のまきまきさんと偶然出会えまして、自己紹介もできて楽しいお話をさせていただいたのも、本日の貴重な収穫です。 ■■


(なな”のXV号の留守番場所です。待避所指定ではなく、左右に路が膨らんでいて、ギリ迷惑駐車にはならないと判断しました。歩く距離を短くしたいのはわかりますが、わずかな待避所(待避所と張り紙もしてある場所)に無理やり駐車等の迷惑行為はやめましょうね。)



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雲竜渓谷 (まきまき)
2017-02-01 20:07:46
ななころびさん こんばんは
 28日はお世話に成りました。30日(月)の午後6:39分頃首都圏ネットワークで放送されましたよ。天気も良くて良い一日を楽しませていただきました。帰りのお風呂も良かったですよ。又山でお逢いしましょう。
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まきまきさん (ななころび)
2017-02-03 03:02:24
こんにちは。
こちらこそ、28日はお世話になりました。楽しい時間をありがとうございました。
放送は見逃しました。やしおの湯は、市民用の回数券を、持っているのに最近行けていません。とてもいい温泉ですよね。
また、山で会えると思います、その時はよろしくお願いします。
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雲竜渓谷 (ハイトス)
2017-02-04 23:00:52
こんばんは。
雲竜渓谷は1月末の候補だったのですが、朝早く起きられなかったので実現しませんでした。
一度は見てみたいです。
まきまきさんと会われたのですね。
ななさんの記憶も素晴らしいですね。
まきまきさんと同行はひょっとしてテルテ坊主さんだったりして。
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ハイトスさん (ななころび)
2017-02-05 18:01:19
こんばんは。
ハイトスさんは、雲竜渓谷まだだったのですね。私は昨年行くまでは、存在に疑問をもっていたのですが、やはりあの景色は独特です。おK3も満足すると思います。
まきまきさんと判りまして、よかったです。とても明るくフレンドリーなかたでした。
同行の男性は、ブログやっていないと言われていましたが、コメントとかはテルテル坊主さんって名で投稿していると聞きました。
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