開花前の古賀志山、鞍掛山間をお散歩 559p/ 鞍掛山

2017年4月2日（日)　　晴　　　　　　　（559pから見た、その後歩いた稜線。鞍掛山方面）
私達登山者は忘れがちですが、基本雪のある斜面では、どこでも雪崩発生の可能性がありうることを、念頭において歩かなければいけないと思い直しました。（現実には1０年ほど前、龍頭の滝すぐ近くのハイキングコースで雪崩の犠牲者が出たこともある。）
那須の雪崩事故で、会社の関係者で犠牲者の葬儀に参列した人もいたりで、自分としては完全に登山自粛ムード。安全と思われる鹿沼/佐野境界の稜線つなぎの続編をやろうと思ったのですが、気合が入らず見事に二度寝の寝坊。何の目的もなしに、体を動かすだけの為に、近くの古賀志山に出動しました。記事は写真中心に簡潔にいきます。
中尾根北斜面のカタクリ群生地は、まだ咲いているのは数輪のみでした。最初から期待はしてなかったので、がっかり感無しです。


コース：　森林公園p 9:08 ---（中尾根経由）二枚岩分岐 --- 二枚岩 --- (林道）---(559p東尾根登り）--- 559p 11:45 --- 鞍掛山山頂 --- (岩コースで下山）---スタート地へ 15:30   
中尾根を登って、二枚岩分岐から下ります。二枚岩周辺のヒカゲツツジを期待したわけではないのですが、コースもおもしろいし、今後の為の偵察も兼ねて見に行きました。
（二枚岩の脇で、一息いれました。）


二枚岩の周辺はヒカゲツツジが密生しているのですが、もちろんまだ咲いていません。葉が紅葉したように赤くなっていて、これは新発見でした。


二枚岩から下山して、一度林道に出ます。林道を登り方向に歩いて二又へ。前回そのセンターの尾根に乗ったのですが、今回は左又の車道を進みます。左への車道はすぐ行き止まりウッスラある踏み跡をたどると、ほとんど涸れた沢の左岸を歩くようになって少し進み、岩尾根に取り付く前に、単独の姉さんが歩いてきて先に岩尾根に取り付いていきました。
（559pへの東尾根への岩尾根）


難易度はありませんが、結構な岩場を登っていきます。昨年、ここは一度登っているはずの尾根です。尾根の脇を見ると結構急峻に切れ落ちていて、用心をして登っていきます。


単独姉さんに追いついてしまって、ご挨拶。お花に詳しいかたで、この山の花事情についていろいろ教えてもらいました。
（白い花が咲くというイワカガミです。）


ここは、昨年登ったことをよーく覚えていた垂直のような岩場。（p　↓）ここも難易度はないですが、張り出した木の枝や根、岩を掴んで登っていきます。


岩場を登りきって、時期が時期なら咲いているヤシオツツジの密生地なのですが、もちろんまだ咲いていません。単独姉さんは、通常近くの岩崎/滝ノ尾神社から岩のゲレンデでクライミングをしているようです。でも、この時期は毎週古賀志山に花目的で来るって言ってました。そういうのもいいな、と思います。まもなく559ｐ展望地に到着。
（559ｐからは高原山方面の展望が優れていました。）


二枚岩に行って、一旦山を降りて559ｐに来ました。その後はどう進んでもよかったですし、予定を決めてもいませんでしたが、まだ歩き足りない気がしたので鞍掛山方面に進んでみました。鞍掛山山頂に行くかどうかは、その後の気分次第で・・・。
鞍掛山まで稜線歩きは、まだ咲いている花もないのですが、暑くもなく寒くもなく天気もほどほどで清清しい。この稜線をこの方向に歩くのは、初めてです。途中単独おじさんらに４，５人スレ違いました。
（近づいてきた鞍掛山を見る。　）


遠く那須連山の南端が見えています。望遠で捉えるとなんとか撮影できます。まだかなり白く、神々しい。


鞍掛山自体は双じ峰のような感じ。最初のピーク手前で、岩混じりの急登があって、最後に山頂直下でもやはり急な登りを少々こなします。


山頂には誰もいなくて、しかも地味なピークで写真だけ撮ってさっさと下山にかかります。


岩コースって、延々尾根型のないような急な下りで、落ち葉が滑りやすくて難渋。付けられた手すり鎖を掴んでなんとか下りました。


車道（林道）に降り立って、延々車道を歩いてダム下の公園まで向かいます。ダムではここに来るとお決まりのダムの向こうの古賀志山連山の風景を見に行きました。この景色も花の季節は色とりどりの綺麗な絵になるのですが、まだあっさりした色彩の早春の景色です。寝坊して９時すぎに歩き出したにしては、案外距離も歩けて、花は見られなかったですが運動にはなって、いろいろな楽しみ方のできる古賀志山のような山塊が地元にあってありがたいとは思います。　■■