日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

年の瀬に佐野の低山塊をぐるっと一周。           三床山、桜山、一床山周回

2015-01-02 17:20:54 | 山行

山行日 2014年12月30日 (火) 晴        (小三床山から見た三床山)
12/20くらいから悪化した風邪が治りかけたり、また少しぶりかえしたりしていました。30日も大事をとって、あまり体に負荷にならない山をリストアップです。
以前足利のどこかの山に登った時のコメントで、ノラさんに三床山を紹介されことがあるので、ある程度期待して行ってきました。さて初めての三床山周辺歩きはどうだったでしょうか。

想像通り鹿島神社の場所がちょっとわかりづらかった。ナビで目的地周辺で畑の中の道・・・。行く先に神社のようなおのもなくのろのろ運転をしていると、散歩中のおじいさんが親切に教えてくれた。そのまま直進して難なく広い駐車場に到着できた。
駐車場にはカラの車2台、そこそこ人が入っているようだ。
(鹿島神社の狛犬、手前のほうの一尾)


コース:鹿島神社前駐車場 9:21 ---  三床山 9:58 --- 小三床山 10:27 --- 鳥ケ岳 10:37 --- つつじ山 10:54 --- 桜山 11:02 --- 一床山 11:57  --- 鹿島神社前駐車場 12:38
 
鹿島神社は想像以上に立派な神社だった。側面から見ると立派さがよくわかった。


林道歩きはほんの少々、尾根コースをとって斜面に取りつくと林の中の普通の登り。途中1か所だけかなりの急登りがある。登りが緩やかになる頃、尾根は岩混じりの明るい広葉樹のなかの登りになり40分かからずに三床山山頂に到着した。
山頂はある程度展望が開けるも、この日朝はなぜか佐野西方方面は大規模な霧に包まれていた。その残りがまだあるのか、周囲は晴れているのに全体が白の世界。



三床山からは二床山方面に尾根伝いに進む。岩混じりの稜線は起伏もあり300mクラスの低山とは思えない展開。



二床山とそこから下る尾根だろうか。前方に絶えず見えていた。



三床山から15分くらいの地点で、二床山へ向かわず稜線を北に折れる。分岐には”桜山周回コース”なる道標があった。そこからは尾根伝いに、小三床山、鳥ケ岳、つつじ山、桜山と尾根伝いにたどれるようだ。踏み跡はずっと明瞭、要所要所に道標があるので、迷う心配もない。
(鳥ケ岳を過ぎた地点からのつつじ山方面)


つつじ山とは素敵な名前、春にはピンクの花に包まれるのか? 写真の正面の尾根を行くのは不正解、ゴルフ場に降りてしまう。



桜山へはつつじ山から10分足らずで到着。各ピーク間は距離は近いが、アップダウンもあり、歩きに飽きが来ない。桜山山頂には石作りの神社があった。この桜という名前、春にはさくらが咲くのかしら。



桜山からは最初西の尾根を下る、途中尾根を外れて雑木の斜面を下っていく。
(桜山からの下り尾根にあった石祠。)


尾根を外れて林の中をぐんぐん下る。このコースを知った時、地形図のトレースを想像すると、桜山から一床山へは尾根伝いでは歩けない。大きく山を下って、ある程度の地点をトラバースして登り返すようだった。まさにその通りの展開になりそう。
(ぐんぐん下る先に見える登り返す一床山。)


踏み跡を降りきると林道と合流する。林道を道なりに少しだけ下ると左手に一床山へ”の道標があった。これを見逃すと、面倒なことになりそう。



一床山への登りは区間は短いが、結構足の訓練にはなる登りだった。一床山山頂直下は特に左手に、岩の断崖となっていて低山と思えない光景を味わえる。
(一床山への登り、下方を振り返る。)



一床山山頂周辺の眺望は素晴らしい、まさに360度の眺望だった。歩いてきた稜線から、大小山方面、平野部は全部見えた。霧の影響か、遠くの高山は見えなかった。
(左、桜山、 右、つつじ山。右奥の削られている山は三峰山でしょうか。)



(二床山(右)から鳥ケ岳に続く稜線。(だと思う))


南西には大小山方面の稜線が見えていたんだと思う。



一床山から二床山に東進して南尾根を降りようか、このまま一床山の南尾根を降りようかちょっと迷った。どちらに行くにしても歩き残しの尾根がでるのだから、このまま一床山の南尾根を降りよう。年の瀬の買い物に行くのに、自分の帰りを待つ母親の顔も脳裏にちらついた。
(一床山からすぐに林の中の斜面に降りるのかと思っていたが、思ったより快適な尾根歩きが長く続いた。)


歩いている東側に平行して走る尾根。二床山に行ったとすれば、この尾根を歩くことになる。(p ↓) 見えているピークは二床山ではなく、たぶん303p。二床山を踏むのは、また次の機会に・・・。



歩いている尾根の西側に走る尾根。(p ↓) これを降りていくと山形町に降り立ち、車の回収まで、少し余分に歩くことになる。



一床山から爽快な尾根歩きを20分ほど楽しんで、あとは雑木の林の中をザクザク降りてすぐ林道に降り立つ。明るい林道は、地元の人が常時使用しているような路面状態だった。(p ↓) 林道を数分歩いて、すぐ開けた鹿島神社前の駐車地に到着した。
この三床山から桜山、一床山への周回、予想を上回る秀コースだった。特に稜線にでてからの、周囲の眺望。岩まじりの起伏のあるコース。桜山からいったん大きく下って登り返すなどちょっと無理のあるコース展開ゆえ、かえってプラスされたボリューム感。とトータルするととても面白いハイキングのできるコースだったと思う。この内容だと、洒落で選定中の”ななころびの栃100迷山”にいれてもいい。(でも、完成しても公開は絶対しないけどね、なな”の好きなあの山やあの山に都会からツアーなんかが来ちゃったら困るから。)いやそんなものを選定するなんて、まだまだ歩いてない山域が多いしおこがましいですね。  ■■




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6 コメント

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明けまして・・・ (瀑泉)
2015-01-02 17:16:30
おめでとうございます。
ナント,ななころびさんもお風邪を召されたとは。かくいうσ(^^)もでしたが,昨年末は風邪をひかれた方が多かったみたいですネ。
山納めは三床山でしたか。自分も2013年2月に三床→二床→一床と周回しましたが,面白さが凝縮した山で,良い山だった記憶がありますヨ。
それにしても,桜山周回コースですか。二年前には無かったから最近出来たのかな。金原山への縦走もしてみたいし,いずれ歩いてみましょう。
今年も,どうぞよろしくお願いいたしますネ。
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瀑泉さん (ななころび)
2015-01-02 18:05:08
明けましておめでとうございます。
私はノドをやられると、意外と風邪が長引いてしまいます。でも、冬の時期に未踏の低山を歩くのには調度よかったかも・・・。
瀑泉さんもお大事にしてください。
瀑泉さんが言われるように、三床山の山域は面白さが凝縮した感じですよね。桜山寄り道コースは、分岐等道標完備で、いけないことですが、最悪地図なしでも歩けます。
金原山への縦走はできそうですね、自転車デポか、車が2台必要でしょうか。言われて気づきましたが、自分もいつかトライ候補です。
今年も、いろいろお世話になります。よろしくお願いします。
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三床山は閑馬側から登るとなかなかな薮山です (ノラ)
2015-01-02 23:47:18
ななころびさん こんばんは。次は裏側の閑馬側から登って見て下さい、そうすれば金原山までの集回で少し自動車回収が楽になりますなかなか長いコースです。薮は昔は有りましたが今は有りません。閑馬側はミカモ電子の裏の墓から入るのです。道標は一切ないので地図読みにいいでしょう。
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ノラさん (ななころび)
2015-01-03 13:21:52
こんにちは。
さっそくマニアックなコース紹介ありがとうございました。
閑馬側から登って金原山までの周回というのは、地図を見ましたがちょっとイメージできませんでした。今度お会いした時教えてください。金原山へは梅園町とか西根という町からは行きやすそうですね。
あの辺り植林地帯が少なく秋も美しそうですね。
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下記に記録がありました (ノラ)
2015-01-03 18:25:59
ななころびさん こんばんは。すいません,閑馬じゃなくて梅園でした。
下記に記録がありました。カタクリとヤシオの時期に行くのがいいようです。
http://73422uzawa.at.webry.info/200904/article_1.html
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ノラさん (ななころび)
2015-01-03 22:20:19
こんばんは。
上でご紹介いただいた記事は、2日くらい前から見てました。今度アレンジして歩いてみます。
ありがとうございました。
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