
2015年1月4日(日) 曇り、晴
今年の正月は妹と甥姪が遊びに来てくれて、ゆっくりしていった。こうやって、一緒に過ごしてくれるのは、ある意味非常にありがたいことだ。ただ、3日に朝日を見に里山を歩いてみようと言っても乗ってこなかったので、なな”も3日までは家でゆっくりだった。5日からは会社も始まるので、4日は少しでも歩いておきたかった。正月中、風邪の終わりかけが意外としつこく、セキ、痰がなかなか治まらない。こんな時は、穏やかに未踏の里山歩きでもしてみよう。
朝早めに出立して、仏頂山,高峯を歩いて、その後すぐ北にある鶏足山によるつもりでいた。なので、高峯周辺は初歩きでもあるしガイド本に従っての標準的ルートをあるくのがこの日の計画。
(歩き始めは小貫の集落のはずれにある小貫観音堂から、かなりのどかで静かな農村だった。歩き始めは細い路地を地形図を手に持ち、路地分岐を確認しながらの進行になる。左の2つのピークが高峯かな?(p ↓))
コース: 小貫観音堂 9:48 --- 奈良駄峠 10:18 --- 仏頂山 11:04 --- 奈良駄峠 11:50 --- 高峰 12:30 --- 小貫観音堂 13:15
小貫観音堂からは、細い舗装路、林道、作業道を辿って南下する。尾根の上ではなくて尾根脇の斜面を作業道は緩やかに登っていく。道の左には、何度も取りつけそうなポイントがあったけれど、今日は一般ルート歩きに徹する。
(作業道途中でこんな車が斜面に落っこちていた。昔はこの作業道ももっとしっかりしていて、自動車が走れていたのだろう。懐かしい車体、これはミツビシのランサーとかいう車でしょうか。)
奈良駄峠らしい地点に到達すると左右に折れる道があって、最初は左折(東方向)の仏頂山方面に向かった、
(南方面、いつも小さく見えている筑波山が大きく見える。)
奈良駄峠からは、東に尾根伝いに緩やかに登っていく。”関東ふれあいの道”になっているらしく、ところどころ遊歩道風に整備されている。途中いくつかのピークを越えながら徐々に高度を上げていくようなルートだった。
(途中の伐採地、伐採されているゆえ北面の眺望が一気に開けた。)
このあたりの山に来ると、遠くに見える日光連山を見るのが新鮮に感じる。何か非常に遠いところに、どんでもなく高い山脈があるように見える。あの山の麓から一般道を走って2時間弱で今、ここにいるのが不思議な気分だった。
歩き始めて1時間ちょっとで仏頂山山頂も到着。山名板は数枚あり。眺望はあまりなく、ベンチとテーブルがあった。 三角点は少し離れた場所にあって、探しているとなな”と同世代くらいのご夫婦が東方面から登ってこられたので、ご挨拶。土浦からとか言われていたかな、低山はご夫婦で歩かれるらしい。静かな里山山頂でご夫婦で、ランチというのもいいものだな。食事準備をされているお二人とは山頂でお別れ、いったん今来た奈良駄峠までの道を戻り歩き。
(仏頂山山頂の三角点は、一部破損していた。)
峠までの稜線からは、前方に高峯かその前衛峰のようなピークが見えて、その山容はだんだんと大きくなっていった。
奈良駄峠に到着。仏頂山方面の登り口を振り返る。
峠からはわりと急傾斜の登りもある稜線歩き、おおむね明るい林の中の歩きになって快適。
暮れに体調悪で1日寝てたり、正月もどこにも出ず、酒食事を多めに摂取していたわりには、まあまあ普通に歩けて、めでたしめでたし。
峠からゆっくり歩いて約40分で、お元気な年配夫婦のいらっしゃる高峯山頂に到着した。ここにもテーブル席があってくつろげるようになっていた。年配ご夫婦は地元の人のようで、いろいろ周囲に見える山の名を教えてもらった。この方たち、大川戸の登り口から雨巻山に登って、ここまで歩いてきたそう。雨巻山から普通ルートがつながっているようだった。
山頂で少しゆっくりして下山。下山路は山頂から、今来た道を少しだけ戻り、。北東に稜線から折れる分岐から下って、小貫地区に降りるルートを選ぶ。これも栃100のガイド本の紹介をそのまま採用。スペシャル歩き期待のたそがれさん、ハイトスさんの両先輩がた、ごめんなさい。
北東に下るルートはほぼ全面、疑似木の階段による急な下り。登る場合は気がめいるかも。ポンポン木の階段を下り降りて、あまり時間もかからず林道に降り立てた。
林道も、通常、地元人は車で走行していると思われる良好な路面状態。快適に歩いて本当にのどかで気持ちの良い小貫の集落の小貫観音堂に到着した。観音堂の建築物や石碑、石の仏像などをゆっくり見学した。
歩きすべてで4時間足らず、この山域取りたてて目につくような地形や、アクセントはないけれど、”関東ふれあい道”に指定されるだけあって、安全で静かな山歩きを楽しむにはとてもいいコースだった。植林地帯の割合も少なめなので、季節によってはまた違った味わいもでるのでは。
今日歩いたコースから派生していくつか、一般ルート的なルートもあるようだし、希望によってはヤブ尾根歩きはいくらでも楽しめると思った。難点は自宅からちょっと遠いこと、今日も予定していた2本目の歩きは、買い物の為に自分の帰りを待つ母親の顔が脳裏にちらついて、諦めた。この山の北方面に残る未踏低山たちは、ゆくゆくのんびり片づけましょ。 ■■
(たぶん、仏頂山ピーク)
(小貫観音堂、木彫りの彫刻が結構みごとでしたよ。)
ただ、奈良駄峠に一旦戻るというのがねぇ…。
この辺の地理には滅法暗いのに、勝手なことを言わせていただきました。失礼。
ぶなじろうさん、ハイトスさん、そして、ななころびさんと、この辺の資料も増えましたから、自分の折には参考にさせていただきますよ。
結局、同じような歩きになる可能性が大になりそうですが。
今年はみー猫さんに同行してたくさん歩きたいです。
例の二つって判りました、沢のほうが頭の中から抜け落ちてました。もうちょっと、簡単そうなところからがいいなー(笑)。
今年もたくさん楽しみましょー。
車道歩きは案外、短区間です。それに自動車なんて1台も走ってません。
歩き終えて思うのは、ぶなじろうさんのように仏ノ山峠付近からの稜線歩きか、仏頂山北尾根からの登りなんかが、一番我々のような人間がたのしめるのではないかと。
春先、花の綺麗な時期なんかはとても楽しめる里山だと思いました。
たそがれさんが、この辺の山に来るのは、ちょっと似合わないですね。
やっぱりこうなっちゃいますよね。
どうしても周回をと云うのであれば北側ルートをと思いますが、我が隊はピークハントに徹しました。
この山は車の回収が何とかなれば雨巻山から仏頂山まで歩き通すのが良さそうですよね。
皆さん今年もご一緒できればと思います。
自分が相方の嗜好の都合上一番ご一緒率が低くなりそうですが。
ちなみに,此処も,ななころびさんと同じルート取りで一度,それと奈良駄峠から高峯経由雨巻山の往復で歩いたことがありますが,雨巻に向かう方が,多少なりともななころびさんのお好みのような気がいたします。
ただ,この時季,此処のヤブをやるのは危険ですからご注意下さい。読ませていただいた限りでは,ハンターに会われなかったようですが,おそらく新年&日曜だったからではないかと。笠間はそれほどでもないのですが,真岡は猪の駆除に力を入れているので,ウヨウヨいるんですヨ(なので,この時季に歩くのを止めてしまいました)。
それと,鶏足山には行かれなかったんですかネ。鶏足山は短い距離ですが,ヤブも展望も楽しめるし,お勧めの山ですヨ。
そうですね、この山は車道を超ロング歩きしないと周回はとりずらい山域ですね。
次回があるなら、高峰から雨巻山の間も歩いてみたいですので、その時は一般ルート以外も歩けるかもしれません。
今年はTHグループの山行にたくさん参加したいです。会社の休みの関係で、自分がまた欠席率トップかな?。
また1年間よろしくお願いします。
瀑泉さんはあの辺に行くのにもっと時間がかかるのですか。瀑泉さんの地元がどこであったか、実は知りませんでした、今度こっそり教えてください。
この山域、今度は高峰、雨巻山間もあるいてみたいです。
ハンターは、あの日は気配も無かったですが、あんな”ふれあい道”のある山でも、そんなことがあるのですね、再訪するにしても、もうちょっと違う季節がいいですね。
鶏足山は、行かなかったのです。瀑泉さんのコメントを読んでいて、行くのがちょっと楽しみになりました。
栃100も残り一ケタなので、近々がんばって2時間ドライブしてきます。