
2015年2月14日(土) 晴。極寒 (大倉尾根を緩やかに登り、花瓶山に向かっている地点)
BABYMETALは相変わらず良いですね。セカンドアルバムがいつ出るのか、待ち遠しいです。ショーの佳境に演奏するような ”ヘドバンギャー”という曲はコミカル、ポップ、ヘヴィーが絶妙に混じった佳曲ですが、同時に2010年代を代表するヘヴィメタル・アンセムではないでしょうか。
14日は最近では珍しく会社が休みの土曜日。会社の同僚にニッサンのセールスさんを紹介してもらった為、買い替え候補のうちのひとつエクストレイルを西那須野のお店に見にいく用事があったので、そちら方面の山を午前中に登ってみましょう。残り5になった栃100のカウント歩き。でも大田原の山は初めてなので、登れば全部未踏山歩きにもなります。
歩き始めは如来沢林道を2キロほど走った3分岐の地天。多少のスペースがあって、1台も停まってなかったので楽に停められた。シューズを履き替える時から、既に強風。気温もすごく低いのではないか。かなり寒く感じる。
(駐車地から最初だけ急な斜面を登ってすぐ尾根型にのって、向山を目指す。)
コース:如来沢3分岐地点p 9:32 --- 向山 9:55 --- 花瓶山 11:27 --- 林道に降下 11:47 --- スタート地へ 12:28
体が少し温めるか温める前くらいの時間で向山山頂。樹林の中の単なる通過点的なピークだった。なぜここに来たかというと、ここに来れば花瓶山に達するのに多少の尾根歩きができるから・・・。
向山はすぐ通過して、すぐの地天で悩み分岐があった。進みたい方向はふたつの尾根のちょうど中間といういつもの悪い方のパターン。赤ペンキが左についていて、へそまがりのなな”は右にしばらく行ってみる。どうも東に寄りすぎて進むようなので間違いと悟り5分くらいロスった。
(正解尾根を進むと、自然木も混じり出し、薄い積雪も出始める。)
県境尾根に最後合流して山頂に至るのが、歩いている大倉尾根。なな”の持っている栃100ガイド本によると。花瓶山山頂から向山まで15分と表記されている。いくら下り主体とはいえ、直線距離約2キロもある尾根道を15分で歩けるわけはない、おかしいぞと読んでいる時は思っていた。向山から歩いている時間もかれこれ1時間を過ぎてまだ県境尾根の合流点は少し先のような場所。いくら尾根間違いでロス5分あり、登り歩きになったからっていくらなんでも15分はひどいだろう。大佐飛山のコースタイムも西村山周辺でおかしな時間表記があった。この15分、走ったって出ない時間じゃないかな。まに受けて信じる人もあまりいないと思うが、歩く局面によっては命に関わる事態にならないとも限らない。山のコースタイムを書籍にて発表して、対価として何がしかの金銭をえるのであれば、出す情報に重大な誤りがあってはまずいのでは??。
(県境尾根が近づくと、積雪量が少し増え、多少ヤブっぽい尾根歩きの局面もあった。)
県境尾根と合流する地点に着いた。向山から1時間半近くかかった。尾根合流点にはひらひらテープが付いていた。自分が歩いてきた大倉尾根には数人分のトレースがあったが、県境尾根からのトレースは無かった。
(県境尾根へのはトレースはなし、静かな世界が広がっているようだった。県境尾根は野球親爺さんの記事によって意識に入ってきた。今日はこちら方面の歩きは無し。)
寒風が吹きすさぶ中、向山から1時間30分ちょっとかかって、花瓶山山頂に到着。周囲は樹林に囲まれていて、この時期なので木々の間から北方面の山が見えた。北の方向に八溝山と思われる山が見えた。
山頂から少し北に稜線を少しだけ降りると、ガイド本に紹介された下山ルートがある。その降り口は目印があるのですぐわかった。北に稜線伝いに764pの三角点まで、視野に入れていたけれど今日はとてもじゃないけれど寒くて行く気にならなかった。あまり遅くニッサンのお店に入るのも嫌だったし。
(八溝山)
少し、斜面を下ると作業道崩れのような踏跡に道は変わっていった。
花瓶山山頂から20分程度の下りで林道末端のような広場にでた。そのあたりに”はながめあざー”というふりがな表記の表示板があった。この山域の山名板や道標の文字は味があるものだった。
林道は沢沿いをずっと緩やかに下って行った。林道には積雪があり、こんな時期なのに自動車のワダチがあって、所々凍結していた。林道を40分くらい歩くと分岐地点に置いておいたアウトバックが見えてきた。
如来沢の分岐には自分の車しか、無かった。今日は山中であった人はいない。もっと里よりの林道上にプリウスαが止まっていたので、だれか何処かを歩いていたのかもしれない。
(ここ数年、よく走ってくれたアウトバック。もうすぐお別れになるかもしれない。これまでのこのブログの山行のほとんどはこの車が連れて行ってくれた。)
花瓶山の全景写真は、里からも撮れなかった。そこまで大きな山でもないのだろう。
もう一山の候補だった満蔵山の登山口まで行ってみた。ハイトスさんの記事で見覚えのある登山口について、少々停車。13時ちょっと過ぎ。これから登って下って2時間。移動して1時間、これでニッサンに行くのはちょっと遅すぎになるだろう。この山はまたいつか・・・、またの機会に。
花瓶山は、栃100のガイド本の写真や解説を見て、全く期待しない山だった。植林だけのただの低山、地味山、そんな最低の印象。大倉尾根から歩いてみて、案外悩みの尾根分岐などもあり(目印があるので、その通りに進めばよかった。)ある程度のボリュームもありで、楽しめた。野球親爺さんのようにコースを工夫すれば十分楽しめる山域になるのではないかと思った。 ■■
(満蔵山の登り口にあった石仏)
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