
入山日 2014年8月9日(土) 曇 単独
なな”の夏季休暇は9日から始まる。長いようで、だらだら過ぎしているとあっという間に終わってしまうので、行ける時に山に行くつもり。9日、10日と山登り人としては、かなり絶望的な天気予報がでていた。9日はなんとか小雨に会う程度ですむ程度の歩きができそう。高所や遠方はやめて、展望のなくてもいい未訪の低山ピークハントはどうかと思いついた。
コース: 粕尾峠登山口 7:08 ・・・ 地蔵岳 7:44 ・・・ 前地蔵岳 7:59 ・・・ 地蔵岳 8:21 ・・・ 粕尾峠
8:54 (車で移動) 東大地震研施設前 ・・・ 勝雲山 ・・・ 東大地震研施設前(登り5分)
この日は、友達のKさんとの予定だったけれど、昨日友達と飲みすぎで二日酔いとかで、朝メールが来てキャンセル。当初の那須連山予定から悪天候予報の為、低山の地蔵岳に変更になったので、さすがに気が緩んだのかも・・・。
粕尾峠の足尾より約250M地点の登山口前に車を止め、スタート。登り口には道標があった。
最初は尾根の脇の斜面を緩く登っていく。踏跡は案外明瞭についている。それと、時々迷いそうな場所には目印。
15分くらい歩いて、少し広場になっている平坦地に到着。地蔵平という地点だろう。お地蔵さんが右脇斜面に見えていたけれど、帰りに見学しよう。
地蔵平から尾根にとりつく形、ここに来ても踏跡はまあまあ明瞭。栃木100でもあるので、このレベルの山にしては歩く人も多いのだろう。この日、(山中では)人の気配はまるでなし。山中なので、小雨降りは覚悟していたけれど、雨は降ってこなくてラッキー。おまけに風が吹いてくると結構涼しい、ここ数日の暑さからは考えられない快適さだった。
(山頂直下だけやや急登になるけれど、それもそう長くは続かない。)
40分かからず、あっさり山頂に到着。山名板がひとつ、石祠が一つと三角点。全く山頂らしくないピークで通過点的、東方面が強引に切り開かれたようなやや展望地になっていて、しかし、雲で横根山らしい山容の一部だけが見えただけだった。
ここだけでピストンの折り返しにするのもつまらないので、前地蔵岳に向かってみた。尾根通しに進んで数分急に下った。鞍部から登り返して、あっという間に前地蔵には着いた。
前地蔵山頂は木々に囲まれているけれど、地蔵岳よりは山頂らしい雰囲気があったので、ここで少し岩に座りゆっくりした。前地蔵岳の山名板は割れて下半分が無くなっていた。
前地蔵岳山頂から南方面にもそのまま道なりに進めるような雰囲気だった。そのまま進むと今年春先に行った氷室山のほうに繋がっているのだろう。本来だったら、その辺への歩きが面白そうで、ここまでの行程は序章のような形になるのだろうけれど、今日は準備していないので、当然やらない。ここからは、来た道をピストンで帰るだけ。
(地蔵岳へ戻る途中、急登地点では周囲をガスが巻いてきた。雨にふられないだけマシ )
地蔵平で、首なし地蔵を見る。
2時間かからず、地蔵岳、前地蔵への登山終了。この山は粕尾峠のこの場所から登れば、簡単過ぎる。だが、足尾のバイパス道路からあの林道を自動車で登らないで地蔵岳に登るとしたらどうだろう。かなり山深く、到達するのに労力を要する山になるのではないか。全山自然林に囲まれたこの山、春や秋はきれいなことだろうと思う。そのころ、そんな歩きをしてみるのもいいかもしれないなと思った。
(路駐中のスバルに戻ってきた。)
翌日10日は台風の接近と終日雨予報。その後は休み本番歩きをできたらしたい。
隣にある、未訪の勝雲山にちょっと寄ってみよう。かなりあっさり歩けそうだ。
(前日、偶然ヒットした普段見ていないかたのブログを見て、この青看板から登ることを知った。スバルの裏方面に踏跡が伸びている。)
広い作業道、階段状と続き、低い笹薮にも薄っすら踏跡はあった。
少し登ったが、すぐ平坦な広い尾根になり、何かの施設のような建物が山頂にあって、それに電気を通すためか山中に電線に電柱もあった。三角点あり。
山頂にも頭上に電線が走っていた。山頂の施設は地震研の施設と関係があるのか。どうやらこの山は歩くのを楽しむような山ではないようだ。それも一度歩いてみないと自分ではわからないので、一度歩いてみてよかった。今日の短い歩きの収穫は栃木100、カウント1。三角点を新たに二つ踏んだ。それと早起きと少しばかりの運動。汗は地蔵岳山頂でほおを流れた一条の汗があったくらいだった。この後数日間も涼しいといいんだけど、そんなうまくいくはずもない・・・。 ■■
(最後に勝雲山山頂の様子です。)
http://73422uzawa.at.webry.info/200612/article_7.html
自宅の近場では、山はいくらでもありますが、この時期に低山歩きしているとある意味虚しいですね。でも今回は目的もあったから。
勝雲山山頂周辺は山名板があると思って、一帯をうろうろしたのですが、やはり無かったです。
紹介していただいた記事は初めて見ました、ありがとうございました。