
2013年5月18日 (晴) 単独 (半月山頂直下から見た、歩いてきた赤倉山からの尾根)
18日は、自分としては初めて赤倉山から半月山の稜線をつなげて歩いてみました。思ったよりボリュームもあり、天気にも恵まれいい縦走ができました、半月山直下南斜面は赤ヤシオの最盛期のようで、今年の中では一番のお花見でした。
復路は中禅寺山から、この前3人のお仲間と下った南西尾根を下りましたが、途中からななころび”らしい道はずしをして、ちょっとイヤな気分を味わってしまいました。
他の皆さんの記事などが楽しくて、自分のレポ作成をぐずぐずしていたら、もう次の週末が近づいています。早くこのレポ仕上げなくては・・・(以上、予告編より引用)
(半月山下りかた見た中禅寺山、左に翌日登った社山,遠くに白根山)
コース: 無人駐車場(銅親水公園手前)6:23 深沢から尾根取りつき 8:00頃 赤倉山 9:20-30 半月山直下展望台 11:42-55 半月山山頂 12:02-10 中禅寺山 12:46 利根倉沢の林道末端 14:05 スタート地へ 15:22
銅親水公園手前の無人駐車場からは南にいつもとは逆方向に街中を少し歩いて、深沢左岸の林道に入る。空の様子はかなり上機嫌なようで、この先の楽しさを予感させる。
(深沢左岸の林道をつめて行くと左前方にめざす赤倉山方面の前衛峰らしきものが、荒れた山容を見せ始める。)
この深沢沿いからのルート、半月山の第二駐車場の下付近を経由し半月峠まで続く古道。古くは足尾と中宮祠を結ぶ足として使われた古道なのだろうか。今日は最初と中盤にこの古道を利用する歩きとなる。古道沿いにはいたるところに、往時の名残を感じさせる人工物が見られる。 基本北東に向けゆるく登っていく。(写真下)
古道は、時に明瞭になり(写真下)、時に不明瞭になったりするが、時に歩く人もいるようで、(獣のものかも)何とか踏跡は保たれているといった状態。時おり目印もぶら下がっていたりする。
林道で高度を上げていくと、朱色のツツジが周囲を彩り始めてとても清清しい。
足尾の街から沢に入り直線距離にして2キロちょっとの所、地形図の1166m直下から尾根に取りつく。スタートから1時間35分経過。 古道とはここでいったんお別れ。古道はその先にも続いていたので、今度は最後まで古道を辿るこだわり歩きもいいかも。今日は尾根伝いに進んでみる。
取り付いた斜面、明瞭な尾根型に乗るまで10分強、いつものようにかなり無理な急登を強いられる。踏跡は鹿のものしかないような斜面で、取りつく先を失敗したかなと思いながらも、樹木にしがみつきながらつめて行く。鹿の生活臭が鼻にきた (写真下) このあたりは紫のミツバツツジがきれいだった。
白ヤシオもほんのすこし・・・
斜面急登を20分くらいやらされたのかな、実際はもっと短いのかも、ようやく明瞭な尾根型の上に乗っかれた。やれやれ、ここで一服。 (写真下) 乗った尾根のセンターには薄っすら踏跡あり、物好きと鹿がつけたものだろう。この尾根は北および北西方面にのぼり詰めていく。時に小枝のヤブがうるさいが基本たいした障害ヤブなしの尾根。
紫がきれい、 この辺はあちこちに咲いていて、気分がいい。
尾根はさほど急傾斜なし、1314pう含むいくつかのピークを越えながら進んでいく。 (写真下) 赤倉山は始めてトライしているので、いつも見て簡単そうに感じていたその山。実際南東方向からつめてみると簡単には登りつけない。山頂部が薄っすら向う先に見えるのだが、なかなかいつまでも遠く感じられた。
尾根取り付きから約1時間経過した地点 (写真下)赤倉山、半月山間の稜線付近に出た。一面の気持ちのよい笹原、この辺り明確な踏跡はなくなるが、どこを歩いても方向を定めれば問題なし。稜線に出る少し直前辺りで進路左折のイメージで南西に向かい約300m先の赤倉山をめざす。
尾根取りつきから約80分で山名板がある赤倉山頂に到着、初登頂とここの三角点ゲット。(三等でした) ここでしばし、栄養補給休止。
赤倉山からはいったん来た道を300mほど戻り、あとは、主に稜線伝いに、半月山を目指す。基本北、北東方面への稜線。 (写真下)は手前にめざす半月、その先にたぶん男体山が見えている。見ると半月山まで結構遠く感じる。
開放的で心地よい歩きのできる尾根道を進む。(写真下) こんな良い天気なのにだれにも会わない、さすが物好きルート。まあ、そういうのも好きなのでいいでしょう。
進路右に先週歩いた地蔵、夕日岳方面の稜線だろう、見えてきた。ここ何日かあの中で行方不明者の捜索が続いているらしい、無事を祈りつつ進む。 (写真下)
この稜線基本なだらか、でも時に急登も出てきて、足を鍛えてくれる。いくつかのピークを越えながら進んでいく。赤倉山から40分の地点 (写真下)
進路右に足尾の山々が見えてくる。白っぽく荒々しい中倉、沢入山と、遠くに庚申山、皇海が見える。
更に高度を上げていくと、GWに歩いた大平山(左)と社山(右)がよく確認できるようになる。その頂に続く長大な尾根はかつて歩いた尾根もいくつか・・・ 爽快そして、でかい。
1446P、1514Pを越え赤倉山から1時間でいったん林道に合流、車が走れるレベルのきちんとした林道を数分歩く。これはよくわからないが、先ほどの古道を利用したモノなのだろうか。今度、古道を歩きとおす必要があるな・・・
(林道から見た遠くに皇海山、左手の尾根は今歩いてきた尾根道)
林道の斜面上には赤ヤシオが点在。
林道はすぐ終点を迎え、その先はまた古道らしきものの薄っすら踏跡が続いていたので追う。
(林道終点のちょっと先あたりからは、目の前にでっかく半月山が見えてきた。頂上直下に、通過予定の第二駐車場が見える。)
この周辺からは、赤ヤシオが点在するルート。せっかくなので古道らしき踏跡を追う。その為、時に尾根センターから少し右や左の脇を巻いたりして進んだ。
古道の踏跡は古い石積みなどもあり、やはり昔人手の入っていた事を感じさせる遺物がたまに出てくる。第二駐車場の直下と思われる尾根の下に到着、赤倉山から90分経過。 (写真下)ここで古道とまたお別れし踏跡のない笹斜面を直登、きつい。でも赤ヤシオがここはここかしこ、写真を撮りながらでなかなか進まない。
斜面を登りつめゆるやかになった尾根を少し行くと、ちょっとした高みに第二駐車場があった。踏み台を乗り越え、石壁の上の柵を乗り越えて、駐車場に入る。いい天気の土曜の午前、観光客や、ここから歩くハイカーがちらほらいたが、自分がらせんの貞子”のように地面から這い上がって柵を乗り越えたのを見た人はいなかったようだ。 こういう時って、一般の人に見つかってあれこれ聞かれて、驚かれたりするのが、恥ずかしいことなのだが、楽しかったりする。この日も見られなくてよかったという気持ちと、見られて話したかったという気持ちと錯綜。
(駐車場から足尾方面、左は歩いてきた尾根。)
第二駐車場は結構賑わっていた。
(駐車場から皇海、大平山、黒檜岳、社山。 壮大・・・・)
第二駐車場からは、駐車場から歩きだす他の多くのハイカーのかたたちと登っていく。前後、老若男女にぎやか。
ここから半月山までの斜面は開花した赤ヤシオが特に目立つ、なな”的には今年で一番のお花見状態。
斜面を見おろすと、赤ヤシオの斜面と足尾方面の山々がその向こうに見えている。結構気温も上がり、炎天下の中のジグザグ登りをしばらく。
前後して、多くのハイカーが登っていく。下ってくるかたもいて、賑やか。こういう場所を歩くのは、ななころび”としては珍しい?
ちょっと長くなってきたので、自分だけの都合上 その2に続きます。 ===== >
いいコースを歩きましたね。
ブログのアップをお待ちしますが、私も、本日の歩きで候補に入れていたコースです。赤倉山を抜けて、半月山の間の、特に林道沿いあたりがきれいじゃないかと思っていましたよ。それよりも、中禅寺山尾根の開花の様子を知りたかったのが一番です。
しかし、みー猫さんの植樹ご参加の話を聞き、部外者の駐車は制限付きかなと思い、敢えて袈裟丸方面に変更した次第です。
難もなく歩いたようで、さらに、ななさんのボリューム有りのお歩き、よろしかったじゃないですか。
袈裟丸方面も、ツツジはきれいでしたよ。
これは、昨年のたそがれさんの歩きの後追いでした。でも行者、夕日間の続きのような気持ちのよい尾根で満足です。
そうそう、あたりです、林道を少し合流する辺りツツジがきれいで、眺望もサイコーでした。
帰りはあの中禅寺山/南西尾根、半分以下で南に行き過ぎてしまい、皆さんに大笑いしてもらえる歩きになりました。
これから、社山か庚申山に行ってきます。
自分は真南の877Pから登りましたが、そっちがヤブ無しでよさそうですね。それにしても頂上付近の広がりと、一目でわかる誰も居ない感の気持ちよさは最高ですね。後半のお歩き楽しみにしていますね。
地形図を見ると877mからも登れそうですね、877の文字がみずらいしその尾根を見落としていました。次回登る時は、そこを使おうかしら。今回はたそがれさんの記事の大パクり歩きでした。
赤倉、半月間の稜線は人が全くいない静けさでなかなかniceでした。
後半の記事、幸か不幸か仕事が忙しくなってきて、停滞しています。
貞子のようにで笑ってしまいました。
自分の時はフェンスを乗り越えするところをばっちりとカメラマン達に目撃され注目されてしまいバツが悪かったですよ。
自分も中禅寺尾根の様子が知りたいです。
ほとんどがツツジの株の様でしたからにして。
あの第二駐車場に乗る場面では、よじ登って駐車場に這い上がる時、地底からでてくる貞子みたいだなあ、と本気で思いました。踏み台のブロックがひとつあって、それが無ければ自分の足の長さでは這い上がれない高さでした。
中禅寺南西尾根のツツジの開花状況は、花のトンネルとまではいかない、ほどほどの状態でした。
今、わけあって、ハイトスさんの二子山レポを見ています。