日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

実質”那須塩原山域”デビューで消耗線。  日留賀岳/鹿又岳 Pt.1

2013-06-11 00:56:02 | 山行

2013年6月9日(日) 晴れ、 単独           (鹿又岳南、1846mピーク直下付近から見た、日留賀岳。  これを見て日留賀岳の山容がよくわかった気がした)  
6/9は私にしては珍しく、那須塩原方面の山に行って来ました。もちろん那須岳や高原山周辺の山は、このブログを始める前に歩いていますが、男鹿山塊というのでしょうか、その辺りの山。例えば、男鹿岳、大佐飛周辺、日留賀岳など全く知らない世界です。ここ数回の山行は結構足尾の山が多く、それはそれで素晴らしい山々だったのですが、ちょっと偏りすぎかなという気がしてました。今回、男鹿山塊の様子を見て、今後の山行の参考にでもしてみようという事で、かねてから登りたくて、でもなかなかトライしていなかった日留賀岳に登ってみました。
従来の自分であれば、日留賀岳ピストンだけで、充分ボリュームのある山なのですが、数日前にふと、ちょっとその北方面の先に行ってみようかという変な欲がでて、鹿又岳まで目指してみることにした。そんなことを考えたのも、今年5月に日光薬師岳山頂でお話した、元気な60台中ばくらいのおじさんの”日留賀岳から男鹿まで2時間”という言葉が頭に残っていたからだと思います。
実際に行ってみた日留賀岳北方面は鹿又岳を登頂して、日留賀岳まで帰ってくるだけで、いろいろな意味でもう充分的なボリューム感でした。はたして、なな”はちゃんと鹿又岳に登頂したのでしょうか。

聞いてはいたが、本当に小山さんのお宅の庭先前を歩かせてもらって、山道に入った。最初は緩やかな林間の小道。道は明瞭、よく整備されていると感じた。


コース: 小山さん宅駐車地 6:17  林道歩き開始地点 6:43  林道終点 7:05  日留賀岳山頂 9:30-10:00 

途中22分間の林道歩きを経て、志津羅山の東を通過。今後の為に、その山も少し気にしながら歩いた。スタートから約1時間20分、新緑のきれいな樹林帯を巻くようにして登っていく。この辺から傾斜が多少きつくなる局面も出てくる。 p↓  この辺りで、この日見る最初の登山者。休憩しているおば様二人組に出会う、前夜泊で浦安からだという。この山、結構メジャーなんだね、それともこの方たちが山好きなのか・・・。



スタートから1時間50分地点、尾根上を歩く局面もでてくる。周囲の木々は太いものも混じり始め、鬱蒼とした原生林の様相を見せだす。北東にめざす日留賀岳の堂々とした山容が樹間に見えてくる。 p↓



最初は緩やかで、変化のない山道の印象だったが、この辺りから俄然、山道としての面白みが出てくる、渋い。(私の好みとしてです) p↓


ダブルの木の鳥居を過ぎ、スタートから2時間10分の地点。この辺は尾根のすぐ下、西側を歩く局面が多い。(P ↓) この辺で山ガール風の素敵なお嬢さん(単独)に追いつく。今の若いかたはすごいね、好きなら一人で山も歩いてしまうとは。私もそういう姿勢、何事においても見習わなければ。
お互い単独だと山中で慣れなれしく話すのも何か変なので、簡単に挨拶し先に生かせてもらう。この方は日留賀岳ピストンのようだ、(当たり前か)。自分はその先のマイナーな山まで行けたら行くと言うと、鹿又岳は知らないようで(当たり前か)きょとんとされていたような気がする。あるいは呆れていたか・・・



樹林が時に途切れたあたり、正面にでっかく日留賀岳の山容。真っ白の風景の野球親爺さんのレポを思い出した。もっと正面からさえぎるもの無く見える写真を掲載されていたが、今の季節、このくらい見えるのが精一杯といった感じだ。 p↓



3時間も歩くと、だいぶ空が近くなった感じがしてきた。(p ↓) 稜線のセンターは蜜ヤブ、そのすぐ東、西を縫うように進んでいくが、傾斜も緩まり快適。それにしても良い天気。帽子をかぶっていないと日射病になりそうだ。  




道の脇に咲いていたお花。


振り返ると、高原山。私の地元今市からの姿と逆。それもそのはず、いつも見ている向きの裏から見ているのだから。 p↓



山頂付近の稜線。すぐ先が山頂だった。 p↓


山頂には先客がお一人、3、40分くらい前から50mくらい先を歩いていらしたかただ。自分より少し上かしら、川崎からの遠征だという。
山頂からの景色の素晴らしさは、言葉に表しきれない。ぐるッと一回り360度、さえぎるものが無い眺望だ。尾瀬の燧や飯豊、東連峰のほうまで見える。西方面の山々はちょっと勉強不足で判らないものも多々あった。撮りためた写真をみながらカシミールで山の名を調べようかな、そういうのやった事がない。この前、みー猫”さんに教わって、まだ試してないのだ。名と写真の姿が一致すれば、行くモチベーションにもなるでしょう。
川崎のかたも、この眺望にえらく感激されているようで、かなり値のはりそうなカメラをしきりに稼動させていた。二人で山座同定などをしていると、さきほどの山ガールさんも無事到着。”こんなマイナー?な山、一人で登るなんてすごいですね”と言うと、日光周辺の山は既に色々登り尽くしているようで、この山域になったようだ。聞くと、お隣の宇都宮のかただそうだ。
川崎のかたと、山ガールさんに調子にのってなな”のこのブログのことを、宣伝してきた。さて、見てくれますか,どうか。

日光連山もいつも見ているのと並びが逆 p↓


会津駒方面、まだ真っ白だ。(写真下) 写真に小さな虫が映ってしまった、まあご愛嬌。たそがれ”さんがこの山でアブの襲撃を終始受けて、大変だった記事があった。まだ今日はマシなほうか、まだそんな季節ではないのか。一応たそがれ”さんレポを見て、虫除けスプレー(ビッグサイズ缶)を持参して体、顔に吹きつけて登った。去年の燕巣山の時みたいになりたくないからね。あの時は顔半分がケイオーされたボクサーのような腫れ。あんなのは二度とゴメンだ。



川崎のかたに撮ってもらった、かえって掲載するのには好都合。自分用には明るさ調整だな。
 

山頂の三角点。                

鹿又岳への稜線は最初北西に、その後北東に向きを変え、塩那道路のヘアピンカーブに降り立つ。そこから車の走れない、塩那道路を辿り北上取りつける所から、鹿又岳に登頂する計画。取り付ける場所は現地に行って検討する予定。
あまりに眺望も天気も素晴らしいので、川崎さんと山ガールさんとお話を長くしずぎたか、(ご迷惑でなければいいのだけど)その間、最初に会った、おばさん二人組も到着。先の行程も少し長いので、皆さんとはここでお別れし、北に向けヤブ尾根と予想がつく尾根をたどる為に出発する。問題はそのヤブがどの程度なのかだ。まあ、行ってみなければわからないでしょ。山頂にいる皆さんに挨拶し、ちょっと呆顔もある中、ヤブ斜面に分け入りスタート。午前10時ちょうどだった。  ■■

この後の行程、いろいろトラブルあり困難ありで、ちょっと話が長くなりそうなので、後半はPt.2 続けさせてにいただきます。 このブログを常に可愛がってくれている方の多くは、当然 後編期待と察しております。 ===== >
(これから辿る稜線)


(左から鹿又岳、男鹿岳、大佐飛山? 方面, 行きたい山ばっかりだ。)



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2 コメント

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見てますよ (川崎さん)
2013-06-13 20:59:34
ななころびさん、こんばんわ。
山頂で一緒になった川崎さんです。
やはり半袖で突入したんですね。腕とかご無事でしたか?
あのヤブは結構手ごわそうな感じでしたよ。
日留賀岳からの展望、この角度からはあまり経験がなかったので新鮮でした。栃木の山通いが増えそうです。
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川崎さん (ななころび)
2013-06-14 02:22:20
こんにちは。
その節はお世話になりました。あの日は、最高の眺望でしたね。栃木の私も驚きました。
腕は、かすり傷少々ですみました。あの先、往復約4時間は結構充実感がありました。

どうか、これからも栃木方面にも多くいらして、山と触れ合ってください。また。どこかでお会いしましょう。時にここも覗いてくださると嬉しいです。
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