
入山日 2012年11月23日 (曇/ 極わずかな小雨) 単独 (見出し写真; 復路田園の中の静かな車道からみた城山)
この日は天気予報は曇り/雨。時間予報では午前のうちから雨が降ってもおかしくない予報のようだ。雨ならば山は休んでもよかったが、2時間くらいだけでも歩けたらいいなと思っていた。朝起きると雨は降っていない、曇りながら少し明るめの曇天、日光連山もはっきり見える。まだ天気はもちそうなので出かけてみた。当初、自分が数週間前やった城山の下山をコース違いにして歩きのトレーニングをするつもりだったが、野球親爺さんがやられたばかりの城山馬蹄形を天候がもつならと急遽思い立ちトライしてみた。計画は板橋トンネルから時計回り、野球親爺さんの丸写しだ、結果は・・・、・・・。
コース: スタート地点/板橋トンネル(北側) 7:27 不動山 7:46 石像に戻る 8:35 スタート地点へ 8:51-8:55 城山山頂 9:42-10:08 ふもとの里へ出る 10:42 スタート地点へ 11:10
(板橋トンネル(北側入口)から東斜面に取り付く。)
取り付き直後の斜面、明確な踏跡は無いので上の明るい場所をめざして、歩きやすい場所をえらんで直登する。
登り始め12,3分で石像があった。確かに明和八年・・・と彫られている。頭部アップはこんな感じ。
不動山から尾根伝いにしばらく下る、東に長く行き過ぎている気がする。尾根形が依然ありそれも南に方向転換しだしたのでそのまま進む。結構ヤブっぽい感じの尾根、踏跡は不明瞭、獣のものか?(写真下)
遂には、こんなヤブになった。この辺は突破して進む。
針葉樹林帯の中の尾根道を進むと階段状の整備された道に出た。階段の道を登ると、卍印の建物、中にこのような像があった。光量不足で不思議な感じに写る。
この像の地点から明瞭な尾根をたどり、途中一度分岐尾根で悩む。方向がより適切でより高みであった方への尾根を選んで進む。ピークを過ぎ尾根沿いに少し進むと足元に・・・これが出てきた。(写真下) 最初、当然別の石像だと思ったが、形状が全く同じ。文字も同じだ。うーん、50分歩き回って道迷いで元に戻ってしまうとは。これが”ななころび”の実力です、推測するに不動山を過ぎて南方向に行く尾根を見落としてしまい、東方向に行きすぎ麓付近まで行き、そこからどうも見当違いのヤブ尾根を一生懸命登っていたようだ。スタート時オンにしたGPSでトレースを確認しようして、ザックにGPSが入っていないことに気がついた。どうも車の荷台に置いてきてしまったようだ。空の色も朝一のころより暗くなってきており、ここからGPS無しで仕切りなおしする気が無くなってしまった。ここから、スタート地点まで戻ろうとして、往路とは違う斜面を降りたらしい、スタート地点より北東約300Mの地点の車道に降り立った。さて、どうするか、城山だけは登ろう。いいことを思いついた。まず車に戻りそこでGPSを拾って、トンネルから城山の東尾根を初歩きしてみよう。山頂からは南尾根を下る。そうすれば、初歩きの尾根2つを楽しめる事になる。(当初の計画ではこの2尾根とも、下り(復路)で使う予定だった。)
(敗走中、一度マイ/スバルに戻る車道からの城山。)
板橋トンネルからは、最初ヤブっぽい斜面をでたらめに取り付く。踏跡はほぼ無いので、東方向を確認しつつの登り、10分程度で明確な尾根に乗る。尾根に乗ると藪も静かになり針葉樹林帯のやや暗めの尾根をアップダウンしながら進む。(写真下)
この尾根、途中に”駒乗りバンバ”という地点があるらしい。お城の有ったころの由来の場所だろう。”駒乗りバンバ”手前の尾根道、途中ヤブっぽい部分も出てくる。(写真下) ”駒乗りバンバ”はちょっとした平坦地、そこを過ぎると、尾根というより物凄い樹林間の急な登りになる、10分以上はそんな急登りを強いられる。
(”駒乗りバンバ”後の急登。)
急登を終えるともうそこは山頂の一角に躍り出る。(写真下) 10・28以来の山頂到着、今日は誰もいない。しばらく、おにぎりを食したり撮影をしたりしていると、登ってこられるかたが1名。女性のちょっと?自分よりは高齢のかただ。スポーティな登山スタイルで颯爽としている。聞くとすぐ下の集落のかたらしい。自分が馬蹄型を取りやめた話をすると、このかたはそこも歩いたことがあるようで、不動山のあと自分が迷った場所、ちょっと下ってわかりづらいとおっしゃっていた。それと自分が下りに使用するコース、下板橋の車道に出た後のことなど教えてくださった。この山にはよく来られるらしい。今日もまた別の常連さんに会うことができた。
(この取り合わせはカッコいい。)
(城山山頂からの眺め,先週歩いた鞍掛山、古賀志山の稜線。手前は今日行こうとしていた山。
(日光連山と手前、金沢山含む3ピーク)
下山は南尾根を下板橋方向に下る。南尾根は最初明瞭な尾根道、下り初めて10分もしない場所で先ほどのご婦人がとすれ違う。さっき山頂では私との会話以外ほとんど休まず登りからの道なりに進んでいったのだ。降り立った地点からの帰りルートを気にしてくださっていた。「また、お会いしましょう。」と別れる。その後途中ヤブがうるさくなる箇所も多少あり、注意し忠実に尾根を下っていく。途中尾根分岐で選択に迷う場所が1箇所あったが、そこは南方向尾根を選択。面白い尾根道であったがいかんせん低山、写真を撮りながらも30分強で里に下りてしまった。
(下りのコース脇の樹林、城山南側は広葉樹林帯)
(下りの尾根道 前半)
(下りの尾根道 中盤)
(下りの尾根道 中盤2)
(降り立った地点の尾根の末端。写真左のヤブの中から飛び出した)
尾根末端は作業道らしきものを2度ショートカット横切りをして強引に下降、傾斜もあまりないので藪でも歩きづらくは無かった。降り立った所はのどかな山里、秋の風情がのどかに広がっていた。(写真下)途中車道分岐で1回だけ地図と実際の道とにらめっこ。そこまで少し歩いた車道が地図にあるものかどうか判別がつかず。感を頼りに北方面の道を行ってみる。静かな田園の中歩いていくと、降りてきた城山方面が望めるようになった。手前の小山の紅葉は本当に綺麗、晴れていればもっときれいに見えるだろう。
今日の馬蹄形周回計画は失敗したが、城山の新たな2尾根をやれたし、駒乗りバンバの尾根は少々ヤブっぽく登りがいがあった。たいした事のないボリュームだが、歩くトレーニングもでき雨に追われた午前としては、まずまずの休日だったのではないだろうか。不動山以後の彷徨は大反省が必要、真面目に歩いていて、50分かけて元の地点に戻るなど作り話のようだ、お粗末。これが1700mくらいの高所だったらと思うとぞっとする。この馬蹄形、近々、改めて来なければならない。 ■■
(帰りの車道から見る城山、手前に紅葉の小山)
(帰りの車道から見る城山 その2)
(帰りの車道から見る小山 古墳のような形、まるで紅葉の宝石箱みたい)
(本来、歩いていたはずの山、384mピークかな・・・)
昨日はお疲れ様でした。
私もGPSがなければ彷徨してますね。
GPSを見ていても道を間違えてしまいますから。
不動山のすぐ下に不気味な像はありましたから、不動山からの下りで方向がちょっとずれたのでしょうね。
階段を登って像のあるところを左折すれば予定の道にすすめたと思います。
馬乗り番場からの直登は厳しいですよね。
私は城山から番場への道を間違えたために急降下をしなくて済みました。怪我の功名といったところでしょうか。
今日はまた古賀志山に行ってきました。未知尾根と未知の険しい下り道、未知の岩群、未知の水平道など初物づくしで存分に楽しめました。
さて、ななころびさんは、本日、お仕事ではなかったのですか。古賀志山に再度行かれましたか。みんなで、お仕事なのかなと思っていました。
ところで、たまには、gooメールもご覧くださいな。古賀志山もいいですが、だれもいない三ノ宿山も晩秋の気配が濃くて、なかなかでしたよ。
私のほうは、一人でまた古賀志に行きました。先週の山行の良い印象が吹っ飛ぶほど今回もいい尾根歩きができました。あの辺の山好きのかたがたは凄いです・・・
24日残念でしたが、ななころびさんのほうは、また楽しめたようですね!24日は帰途に夕陽が綺麗そうなので城山に寄っちゃいました。城山初心なので一般ルートでしたが・・・。ルートファインディングはランドマークが無く高低の低い山こそ難しく感じています。GPS買う以前にかまど倉~羽賀場山にトライしたときはワクワクしましたね。戻ることの容易な低山ならではでしょうけど。自分もそのうちチャレンジしたいと思います。
城山でGPSを頼っているようでは、まだまだですね。自分の実力がわかってしまいました。でも低山って実際に入って歩いていると本当に判らない地点は判らないことが多いように思います。25日の高へら山の下りの尾根も予定した尾根を最後までは辿れなかったです。次回馬蹄型トライ時はできるだけGPS見ずで対応したいと思っています。