日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

ホームの山で紅葉と宗教遺物の見学会   鳴虫山/中曽根尾根、イノシシ像尾根

2015-11-10 01:33:22 | 山行

2015年11月3日()(主に曇り) YUさん  
11・03は鳴虫山の紅葉を見てきました。田島の斉藤山とかの近くにすんでいるYUさんの情報では、そちら方面の紅葉は既に終わりかけているとのことなので、折角なら今市の近くのホームの山が一番綺麗な時を見てみようということになりました。鳴虫山に入るのは初めてのYUさんを案内する形です。一番この時期としてはオススメと思われる尾根を登って降りてきましょう。
登り行程の中曽根尾根も、下りに歩いたイノシシ像のいる愛宕神社に降りる尾根も、このブログで多数記事があるので、簡単に行きましょう。
(車は旧日光市役所の駐車場に置かせてもらって、スタートです。)



コース; 旧日光市役所  --- (中曽根尾根経由) --- 鳴虫山山頂 --- 合峰 --- イノシシ像尾根) --- スタート地へ (この日は、紅葉を見て、史跡をゆっくり見て遠くを見ての歩きです。コースタイムなんて記入するのは野暮でしょう。)
岩屋観音に寄り道します。ここの写真はどうとっても、本物の感じが表現できなかったのですが、YUさんのおかげで、多少それっぽく撮影できました。



岩屋観音でYUさんは石に彫ってある文字を解読しようとしてます。好奇心旺盛というか、こういうのが好きなんですね。その少し上部で展望地がありますが、ガスで日光連山は隠れています。頭が出ているのは男体山だけでした。その周辺から植林が切れて紅葉見物のスタートです。
(中曽根尾根の黄葉 1)



(中曽根尾根の黄葉 2)


まだ今年の紅葉の始まる前の頃、歩いた一つ西の尾根との合流点直下は、少しの区間急登です。この辺はYUさんに先行してもらって、ヤブ尾根とも言える尾根を楽しんでもらいました。
曽根尾根の黄葉 3)



一般ルートに合流しても、主に北斜面の紅葉は見事です。
(一般ルート(神主山の尾根)の紅葉 1)



斜面下のほうの木々も全て紅葉しているので、空間全体がオレンジ色に見えます。
(一般ルート(神主山の尾根)の紅葉 2)



山頂直下、黄色やオレンジ色の紅葉がいい味を出しています。



山頂直下に来ると、赤色も多くなったりします。これは、晴れた日にも来てみたいですね。
(一般ルート(神主山の尾根)の紅葉 3)



山頂に着くと、既に数人のハイカーが休憩されていました。自分たちも、元展望台のあった場所の特等席のベンチ様の木に陣取ってゆっくり食事休憩です。その間にも三々五々、登山者のかたが、何人も登ってきます。さすが、人気の山ですね。
(女峰山方面は、山頂ではこれが精一杯でした。)


山頂でゆっくりして、下りはイノシシの尾根に向かいます。実は、この尾根の歩きがこの日一番の楽しみでした。合峰まで15分かもうちょっと、一般ルートを歩きますがどこを見ても綺麗な色合いが続いています。
(一般ルート(合峰の尾根)の紅葉 1)



(一般ルート(合峰の尾根)の紅葉 2)


合峰から銭澤不動に降りるルートと、イノシシ尾根は途中までは重複です。その方面に入る尾根入口は今まで以上にロープが張り巡らされて、「行っちゃいけんよ。」と主張しているようです。銭澤不動へのルートは、2年くらい前のエアリアの地図では破線なのに、と思いました。
(一般ルート(合峰の尾根)の紅葉 3)



当然ロープは潜り抜けです。この前の大雨で途中、尾根はズタズタになっているかもと少し考えましたが、それなら合峰まで戻ればいいと思いました。
(イノシシ尾根は、急降下区間が最初、3段階くらい続きます。降りて振り返って(イノシシ尾根の紅葉 1)です。)


石祠のある林の頭上はこんなでした。
(イノシシ尾根の紅葉 2)



化荘の宿に横着で、ゆっくり見学です。ここはいつ来てもスピリチャルな雰囲気です。祠の後ろの大木が黄色に色づいています。YUさんは石碑の文字の解読に余念がありません。



(イノシシ尾根の紅葉 3)



化荘の宿を過ぎてすぐの地点で、いつも間違って引き込まれる尾根に今回も数歩間違って踏み込んで、引かえしました。(笑) 化荘の宿、897P、869Pの間あたりの紅葉は本当に綺麗です。
(イノシシ尾根の紅葉 4)



(イノシシ尾根の紅葉 5)



869Pの前後は初めてだと、結構ルーファンが難しいとおもうのですが、わざとYUさんに先に行って道を選択してもらいます。869P周辺もピンポイントで目印が付いていたりして、なな”が始めて来た時よりもわかりやすくなったような気がします。それとも自分がなれたのでしょうか。YUさんは、無難にルートを選んでいけました。
(イノシシ尾根の紅葉 6)


伐採地にでました、輪王寺が箱庭のように見えます。その向こうに外山が見えています。



ここに来て、今日初めて男体山から赤薙山までの日光連山が一度に一望出来ました。



最後のお楽しみが残っています。イノシシ像のいる愛宕神社を見学することです。かなり迷いの尾根分岐が続きますが、ここはもう何にも頼らず簡単に進んでいけますが、YUさんに先導してもらいました。
神社に着きます。一番後方にあった上品なお顔の石仏が首の所から割れて全体が転がっていました。
(祠の中の将軍像は無事だったようです。)



神社のほうを見ると、大木が倒れての影響か仁王像2体も移動されて、神社の石組に立てかけられていました。イノシシ像もその脇に並んで置かれています。立派な文化財指定の説明板も地面に置かれていました。もう既に修復が始まっている(木の片付づけとか)ようですが、これは随分荒れてしまいましたね。



変わり果てたような神社も、それでも見所は多く時間をかけて見学しました。今日は紅葉をみて、適度な間隔で宗教遺物を見学して、運動をして、最後に目の為に瑠璃堂にお参りしました。天気はいま二くらいのレベルでしたが、鳴虫山の紅葉は自分が観た中ではベスト1、か2くらいでしょう。帰りは久しぶりのやしおの湯でのんびり、やっぱりいい温泉ですね。今市のパロットの洋食は秀逸です。 ■■


(観音寺薬師堂(瑠璃堂) 右はイノシシ尾根の末端。)



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぶなじろう)
2015-11-10 22:29:03
今晩は。
愛宕の石像の様子が随分と変わってしまった事に驚きました。
返信する
ぶなじろうさん (ななころび)
2015-11-11 02:01:29
こんにちは。
愛宕は、祠のすぐ脇の3本分岐の大木の1つが倒木となって石仏を倒したと推測しました。
その為、大木全てを切り倒して、大規模修復中なのではないでしょうか。
返信する
鳴虫山 (みー猫)
2015-11-11 12:45:20
こんにちは。
さすがにホームグラウンドだけあって、一番良さそうな時に行かれましたね。鳴虫の紅葉、今年も見逃してしまいそうです。今週末はお天気がまた良くないでしょうか。ところで文字解読結果は如何だったでしょう?
返信する
みー猫さん (ななころび)
2015-11-12 02:13:09
こんにちは。
鳴虫山の色付き状態は、3日前に備前楯山に行った帰りにすぐ脇を通って、偵察しておきました。
今週末も雨マークがついてますね。
石彫の文字ですが、コケと風化で部分部分しか読めないですね。化荘の宿の祠は、享保の文字があったと思います。
返信する
ゲージツは爆発だ (猛烈女子)
2015-11-12 12:37:20
ひとつひとつが作品ですね。爆発です。
私は歴史とかよくわからないのですが、すごく昔に
作られたのだというのはわかります。
人間ってすごいですね。
返信する
猛烈女子さん (ななころび)
2015-11-12 21:27:39
こんばんは。
当日はおかげで綺麗な色彩をたっぷり楽しめました。
享保の文字だと、あの宿跡の祠は300年前のものになるんですが、そんな時代にあの田舎の山中に人が入っていたのが驚きですね。あと、宗教とか祈りの持つ力も・・・。
それにしてもYUさん、若いのにモウレツとか、芸術は爆発、とか古い流行り言葉をよく知ってますね(笑)。
返信する
猪尾根ってまだ未踏なんです (ノラ)
2015-11-15 10:46:09
ななころびさん こんにちは。今日は雨の中を歩いているのでしょうか?前にも書いた記憶あるのですが,鳴虫山の登路で歩いてみたい1位が猪尾根で二番目がそうめん滝のあるコースですね。今冬に行けるかな?でも来年の紅葉の時期に忘れずに行くか迷います。この紅葉写真を見てしまうと紅葉まで待つか。しかし場所が近いななころびさんが羨ましい。それに素晴らしい相棒と歩けるのもいいですね。
返信する
ノラさん (ななころび)
2015-11-15 12:40:26
こんにちは。今日は朝6時40分に起きてみましたが、雨音がポツポツしていたのでヤマはやめました。
鳴虫山は11・3頃行けば、紅葉はほぼ間違いなくあたりでしょうね。あそこは、雪も少ないので、冬でも楽しめますね。
イノシシの尾根は、下から登ればルーファン簡単ですが、下りで使用すると、途中何箇所か悩み場所が出てくるので、楽しむなら最初下りから入ったほうが、お薦めと思います。
ノラさんが鳴虫山に来られるなら、用事がなければ喜んでお供しますよ(笑) その場合は、ルートは知らないふりしてついて行きます。

返信する

コメントを投稿