
2015年12月12日(土) 晴 単独 (大小山の山頂からは、これから歩く北への長い稜線が見えていた)
こんにちは、佐野田沼/徘徊おじさんです。今回は山仲間さん達との都合が合わず、なな”本来の単独あるきになります。単独ということは、少々ヤブでも、歩くルートが超地味でも、下山後無計画に2時間近く車回収のために街中を歩いても、どうにでもなるということで、あまり深くあと先の事をきめずに山中に入ってみました。大小山に登って越床峠から北上する尾根あるきをして寺久保山まで稜線を繋げるというものです。寺久保山からは、寺久保集落に降りて、そこから大小山登山口の阿夫利神社まで車道歩きがあるのですが、歩くと1時間じゃたぶん着かないとは思っています。まあ、できるだけ早く歩いて、ゆっくりやすらぎの湯にでも浸かりましょう。
(阿夫利神社のpには先客のカラの車が3台程度、先客のレヴォーグの脇に留めたら案外さまになる絵が撮れましたので、早速スバルの広告。レヴォーグも乗ってみたい車ではあります。)
コース:阿夫利神社p 8:00 --- 大小山 8:33 --- 越床峠 9:18 --- 鳩の峰 11:01 --- 塩坂峠 11:26 --- 301p 11:49 --- 塩坂峠 --- 熊野神社 12:34 --- スタート地へ 14:38
高度を少し上げていくと、前の週も観たような光景が背後に広がって来て、大小山もいい山だなと思います。
あのシンボルの”大小”の大文字の岩壁が見えてきます。先週に引き続き木々はまだ色づいているので、目はそれなりにまだ色彩を楽しめる状態です。
山頂付近に近づくと、ハイカーの人と数人出会います。さすがに人気の大小山です。三角点のあるピークには数人の高齢のグループがいて、数分お喋りをしました。
大小山ピークは、これもちょっと爽快な展望地です。良い天気もあって、およそ360度の眺望が楽しめました。
(日光連山方面)
大小山ピークからは北方面にこれから行く、越床峠から寺久保山に続く南北の尾根が続いているのが確認できます。前回ここに来た時は、そんな尾根は念頭になかったので、目で追ってもみなかった尾根(見出し写真)ですが、今回の歩き目的はそこを歩くことです。
(大小山ピークから越床峠に少し進んだ地点から見た、これから進む尾根。鳩ノ峰のピークは写真でわかりますが、その先の寺久保山あたりの同定がよくわかりません。)
(越床峠にある石の道標らしきもの。けっこう古いもののようです。)
今回は峠からは北に左折して、目的の尾根に突入です。ネット記録はあるようですが、そんなに人気のある稜線であるわけもないので、どんな行程になるのか多少の楽しみはあります。峠から少し下ると、打ち捨てられたような293号の旧道でした。
旧道に一旦降りて、対岸にあるわずかな踏みあととテープの目印の場所から斜面に取り付いて登ります。すぐに道を外したようで、2,3分ヤブ歩きして、尾根センターにでて明瞭な踏み跡に出会いました。
進路の左後方には、前回大坊山に行ったとき通過した鉱山のピークの姿が見えていました。今日は、土曜日なので稼働中のようです。あの鉱山の社長さんだか、会長さんだかは前回あの山のピークに行った時、お会いして採掘しているのがけい岩だとか、その用途などについて教えてもらったのです。鞍部にある番屋という茶店のオーナーでもあるようです。
越床峠から尾根通しに歩いて、踏跡もほぼ明瞭で少々拍子抜け。一つめのピークから次のピークを望めます。(p ↓)ちょうど足元の両脇に293号がトンネルを挟んで伸びているのが見えています。
そのあたりで西の方向を見ると、前の週に繋いだ、浄因寺から織姫神社の稜線が見えていて爽快です。
尾根は特に真っ赤なもみじがあるわけでもなく、ごく普通の木々の色付きが見られます。その色付きも最盛期はすぎているようですが、最後の秋を一人ゆっくり楽しめるのも、そんなのもまたいいものです。
いくつもの軽いアップダウンを繰り返していきます。越床峠からは一人のハイカーにも会わず、静かな歩きで心も無になります。
途中のピークで少々大きめの祠がありました。
峠から1時間かからずくらいで、255.6pの三角点に到着。けっこう歩いたように感じるのは、最近単独歩きをあまりしていないからでしょうか。
三角点地で方向を少し転換して尾根伝いに北東方面に進みます。途中味な感じの峠のような鞍部を通過したり、明るい尾根道を進んだりでけっこうルートとしては面白い。車の回収の問題さえクリアーになれば、冬に脚力トレなんかもいいんじゃないかなというコースです。
コース中、古い木製の手書きの道標がたまに出てきます。それとブリキ板のものも(p ↓)、こんな写真を撮っていると、ノラさんのような雰囲気のおじさんがなな”と同一方向から追いついてきて、ご挨拶。、あっという間に抜かれました。
鳩の峰手前の尾根道。
進んでいる稜線の前方に顕著なピークが見えてきます。おおらかないい山容をしています、鳩ノ峰と呼ばれる山でしょう。
鳩ノ峰ピークへの登りはけっこう急な登りが続いています。先に行っている単独おじさんがいいペースを作ってくれています。なな”が写真を撮っていると大きく離されます。
鳩ノ峰ピークに着くとおじさんは休憩していました。埼玉のかただそうで、なな”と同じ場所から歩いてきて、鳩ノ峰のピークから折り返して大坊山に向かうそうです。
(鳩ノ峰ピークには、神社がありました。)
鳩ノ峰からはいったん下って、すぐ塩坂峠に到着。塩坂峠には関東ふれあい道だかの案内板や道標があって賑やか。塩坂峠からは東と西に下っていく峠道がありますが、ここは一番踏跡の薄い尾根通しに進みます。
(前方に寺久保山方面の山が樹林越しに見えてきますが、どれが寺久保山なのかよく判らずです。)
峠から少し登ってまた左(西)側が開けた稜線を歩いていきます。この越床峠からの尾根道は要所要所に古い道標があるので、ルーファンを心配する必要はなし。でも道標はかなり古くて、文字がかろうじて読める程度に劣化しています。
塩坂峠からは地形図に破線もないルートです。塩坂峠から徐々に高度を上げて20分ちょっとでなな”が本日目標としていた301pの三角点に到着です。(p ↓)三角点の石は文字も部分が大きく破損していて、セメントで修復されています。 この日現地にいる時までは、ここが寺久保山の山頂と勘違いしていました。301pは一応山頂っぽいピークですが、視界はあまりなく、名板も見当たりませんが釈然としないながらも、少しの食事をしてUターンです。301p付近から、いろいろ下山ポイントを探りましたが、塩坂峠からの破線で降りるのが一番無難だろうと、下山路を決めました。
帰宅して知ったことなのですが・・・
本当の寺久保山ピークは、301pの北東約1.5キロの所にある尾根続きの357.2pピークでした。他のかたのブログや、なな”のネタ本”栃木の山120”を適当に読んでいるので、こういうことになるのです。寺久保山山頂には301pからあと40分以上くらいかかるでしょうか。
301pまで4時間近く歩いているし、寺久保山だけでも直近に行ったy姉さんによると、面白いみたいなので、まあまた行けばよいでしょう。
(塩坂峠からの下山路は、ジムニーくらいなら登っていけそうなほどの立派な遊歩道風でした。)
さほど下った気もしないうちに、こんな場所に飛び出します。これは北関東自動車道です。
北関東自動車道の傍らにあった熊野神社だったかしら、この神社のあたりで本日の山歩きは終了って感じです。
下山した寺久保集落からは、大小山登山口の神社まで、車回収の歩きが待ってます。スバルにもらった折りたたみ自転車を使おうと思いましたが、知り合いや親族の女性陣から、盗まれるからやめたほうがいいと、何度か言われてちょっと躊躇。デポ自転車を盗む人もあまりいるまいと思うのですが、どうでしょ。いづれにしても、かなりの距離を歩くしかないようです。
(佐野弁財天とか、池があるあたりの小山を横目にみてひたすら歩きます。)
広い田園の中の小道を進むので、車は行き交う道ではないです。なので、気は楽なのですが、やはり遠いです。あと、鹿沼あたりの山中ではないので、宗教遺物のようなものもあまりなくて、トレーニングと思わなければやってられない距離でした。
(進路右手に先ほど入っていた山域をみながらの進行です。)
田んぼの中の一本径はどこまでも続いているようで、前方に大小山東の159pが見えるここが長かったです。(p ↓)おまけに山に突き当たるあたりで行き止まり道にはいってしまい後戻りしたり、ヤブを突っ切ったら、雑草の種子を服に無数につけたりしました。
結局、2時間以上車道歩きをして大小山の駐車場に戻ってきました。今日のコース、山中のコースはいいですが、帰りの車道歩きは考えものです。次回があれば、仲間と2台でくるか、自転車デポですね。
前回大小山初歩きの時の記事のコメントで、たしかノラさんに、なな”向けには越床峠より北と、推薦されていた記憶があっての今回の歩きでしたが、山中の歩きは距離もあり、起伏もある程度ありでなかなか良かったです。ほどほどみっちり歩けたので、今日も佐野方面に来た時のお楽しみになっている、ゆすらぎの湯に直行して汗をたっぷり出しました。 ■■
大小山からの展望は言わずもがなです。また大小山~寺久保山の往復は私の冬場の脚トレとなっています。寺久保山はまだ先なんですね~初めての方にはわかりにくいかもしれませんが展望もなく地味~なピークなので期待しないでね^ ^
このコース,でんさんも冬のトレーニングコースにされていて,往復20kmくらいあるみたいですヨ。
安蘇山塊の尾根を繋げようとしている自分としても,いずれ歩くつもりですが,参考になりましたヨ。
チャリデポ,前は良くやってましたが,心配なら,鍵を2つにして,ガードレールか何かに繋げておけば大丈夫じゃないですかネ。
http://73422uzawa.at.webry.info/200802/article_1.html
サクラマスさんはあの行程を山中で往復ですか、。
車道歩き2時間くらいで、愚痴っていてはいけませんね。でも、車道を歩くより楽しいかな、機会があれば独りの時チャレンジしてみます。
印刷して持っていった地形図も301pより北の寺久保山は印刷範囲外でしたので、着くはずないですよね(笑)。
あの行程を往復ってのは、言われなければ、考えが浮かばないです、私には。たしかにトレーニングにはいいかもしれません。
スバルは自転車に、ワイヤーの鍵を2つ付けて送ってくれているので、近々チャリデポ・デビューしましょうかね。
ノラさんの記録、見ました。鳩ノ峰から足利駅ってのも遠いですね。
大小、寺久保ピストンなんて話も出てきて、ノラさんも皆さん、凄いです。やはり町中歩きはスニーカーのが楽ですか。
鳩ノ峰なんて、山名があるのは、今回山中で初めて知りました。あのピークに10年まえは、建家があったのですね。貴重な写真を見せていただきました。
チャリ使うと行動範囲広がりますよ。でっかい鍵でも保険の黄色いのが付いてるだけでも、躊躇すると思います。舗装路は固い登山靴は向かないですね。天気が良くて気持ち良さそう。自分も低山歩きに出かけます(笑)
チャリデビュー早くしたいですね。保険の黄色いのって何ですか、今度会った時教えてください。
天気のよい時の低山ロング歩きもけっこう楽しいですよね。あっ、みー猫さんにとっては、このくらいはロング歩きじゃないですね(笑)。
歩いたことのない稜線を繋げるのが、今は楽しいです。
私は盗まれても悔しくないような、思い入れの無いものに
乗っていますから平気です(笑)
一応、防犯登録はしていますが。
お山でなくてもいいので、乗ってあげてくださいな。
チャリデポも一度やると平気でやれるような気がします。
デポする場所を探すのとか、ちょっとストレスだよね。
ワイヤーのキーも2つ、付いているんですけどね。
家の周りで試走してるんだけど、タイヤが小さめでやや
しっくりこないです。今、慣れようとしているところです。