日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

一床山山頂の展望は、里山とは思えないほどの高揚感だった   三床山・桜山コース周回

2015-12-16 03:39:00 | 山行

2015年12月6日(日)  with: brockenさん  
こんにちは。今市のお気楽ハイカーです。
今回は、千葉のブロッケンさんと三床山周辺を歩こうということになりました。昨年歩いたのは年の瀬だったですが、山のコース自体や山体の構成が面白くて、この時期行ってもいいんじゃないか、ということになったのです。おっさん(お兄さん?)ふたりの歩きですが、たまにはこういうのもいいものです。
黄葉とかは全く期待してなかったのですが、思わぬ景色に出会えて満足の1日でした。


歩き始めは、前回(1年前の年の瀬)と同じ鹿島神社から。いつも集合時間にたっぷり余裕をもって来るブロッケンさんは、今回も余裕で出発準備しながら、なな”の到着を待っていました。
最初の神社は、思いもよらず素晴らしい色彩にまとわれていて最初っから歩みが止まりまくります。



コース: 鹿島神社前p --- 三床山 --- 鳥ケ山 --- つつじ山 --- 桜山 --- 一床山 --- 二床山 --- 高松 --- スタート地へ
いきなり樹林帯のトンネルのような地味な斜面を登って、しばらく頑張ればあとは岩混じりの広葉樹の下の尾根歩きになってきます。振り返ると、スタート地の前に新たにできた太陽光の発電所と、二床山から下る尾根が見えています。



結構あっさり三床山山頂に着きます。祠とかの写真は昨年の記事にもあるので割愛です。山頂からは下の里の様子は箱庭のように見えています。



山頂から南方面を見ると、視力の悪いなな”でもなんとか、東京のビル郡の姿がうっすら見えてきました。スカイツリーも見えています。



三床山頂で少しゆっくりしてから、二床山方面に向かって一旦下ります。西の方向が正面になるのですが、向かう方向の尾根が結構鮮やかに色づいています。こういった状態は既に過ぎていると思っていたので、嬉しい誤算です。(P ↓)



展望が開けた地点に来ると自然と足が止まります。富士山もわりとくっきり見えていました、これからの時期はこの山域に入ると遠くの富士の姿を探すのも楽しみです。



三床山、二床山間の尾根道は黄色主体ですが、いい感じに色づいています。


もう、こんなのを見るのも今年は最終かな、とか考えながら歩きます。



大きな岩は安全に巻道がつけられています。大岩と黄葉。


二床山まで、あとわずかな地点で北上する北上する尾根に乗り換えます。ここも1年前に歩いたコースです。東に大きな採掘された山が見えていて、おそらく御嶽山の西側のあの鉱山でしょう。その手前にとても綺麗な里が望めました。これもおそらくゴルフ場でしょうかね。



この尾根は所々、展望が開ける場所があって、遠望もそこそこ楽しめます。浅間山のを見ると雪が潤沢に積もっているように見えています。少しアップにして撮影しましたが、とても高い山のように見えます。



つつじ山ピークもいい感じに色づいていて、和めます。ここまで、かなりゆっくりペースです。ブロッケンさんと歩くと、話題や趣向が合うこともあっていつもこうなります。今日もたっぷり楽しめそうです。つつじ山ピークからは西方面に方向転換します。




つつじ山からはきれいな黄葉の尾根を辿って、難なく桜山ピークに到着します。桜山は鮮やかな黄葉の木々の下にピークがありました。ここで斜面に座ってゆっくり食事休憩します。
食事していると、同じ方向からハイカーが来る鈴の音がしました。落ち葉か何かを掃きながら登ってくるようです。


時間をかけて登ってきたおじさんは短めの熊手のようなものを持っていて、登山道を整備しながら歩いているようです。聞いてみると、この山の道標とかほぼお一人で整備されているかたでした。
(桜山ピークの祠)


桜山でゆっくりめに休憩して、南下して一旦山を降ります。さきほどの整備おじさんの後追いになります。北や西の展望が開けて桜山から北の尾根が連なっているのが確認できます。どれが金原山かとか、しばし確認してました。遠く足尾の山々も見えていました。


南方面は、これから登り返す一床山方面だと思いますが見えています。一床山へは、一度大きく山を下山して登り返す感じの、強引な周回設定ですが、この地形では仕方がないです。



桜山を降りきって、林道を少し歩いて、記憶にある地点から再度山入りです。途中、目印を見つけそこねて林道風の道に導かれて数分ロスするも、すぐ気づいて斜面の正解道に復帰。急登をこなして一床山山頂を目指します。
(展望地から日光連山)



さらに上に登っていくと真っ白な白根山の姿も出てきます。



一床山ピークは展望よしです。それは前回来て知っていましたが、今回はやや曇ってしまいましたが、一面の展望と眼下一面の黄葉で、この360度の展望は蒲生岳で味わえた高揚感に近いです。
先に行っていたさきほどの整備おじさんは、すでに食事を始めていました。


(これから歩く二床山に続く尾根と、二床山ピーク)



(一床山山頂からの鳥ケ山と、その向こうは御嶽山方面。)



西には大小山とそこから北に連なる尾根が見えています。その奥は両崖山方面でしょうか、。



富士山も終日よく見えていました。その手前奥多摩から秩父の稜線もよく見えています。おじさんに、どのコブが雲取で、どれがコブシで、どれが金峰でと教えてもらいました。あの辺の同定は難しいです。



一床山ピークでもゆっくりします。これだけの展望はゆっくりみないと。ブロッケンさんにおしるこを頂きましたが、とても美味でした。
(一床から二床への最初の下りは、ここだけ少し急でした。)


二床山までの稜線は岩混じりの黄葉尾根で、二床山ピークは一床ほどは開けていません。一床ピークからは、なな”的には初歩き尾根ですので、新しい尾根歩きをゲットです。
(二床山ピーク付近からこれから歩く高松(山))



ところどころ、綺麗な紅葉が出迎えてくれます。



二床山ピークからは南に、高松ピークを経由して尾根伝いに下山です。高松の稜線から振り返ると、三床山直下の稜線は、凄い岩稜の姿を現していて、これは今回の新発見です。



高松付近からの三床山。結構とんがってます。



ほとんど里に近づく付近で二人連れのハイカーとすれ違いです。そぐ上の高松あたりまで行って、展望を見て帰るのでしょう。その二人を除けば、山中であったのは、整備おじさんだけ。駐車地に帰ると、数台の車があったので、ほかにも数人は山に入っているようです。これだけ綺麗な山なので、そのくらい人は入るでしょう。
この日は、静かな歩きもでき、予想以上にまだ綺麗な色の山中を歩けてよかったです。同行してくれたブロッケンさんも満足してくれたようで、何よりでした。帰りは、先週発見した佐野のやすらぎの湯ってS銭湯にまた寄って、ブロッケンさんとのんびり湯に浸かって帰宅しました。 ■■




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サクラマス)
2015-12-21 06:10:05
ななころびさんおはようございます。三床山には久しく行ってませんが、展望がすこぶる良いので好きな山です。春にはアカヤシオが咲くので金原山ピストンも良いですよ。
返信する
サクラマスさん (ななころび)
2015-12-22 12:48:33
こんにちは。
あの辺の稜線は春お花も綺麗そうですね。春も訪れてみます。
金原山の話が出ましたが、ちょうど2日前に金原山、少し北の岩峰群あたりから三床山まで歩いてみました。
地図をたくさん読めて、面白かったです。
返信する
三床山は何度行ったかわかりません (ノラ)
2015-12-23 21:41:08
ななころびさん こんばんは。三床山は私は主に閑馬側から上ったことが多く昔はこんなに開けてなかったのです。ですからもっと薮っぽい感じがして楽しめました。春はカタクリも多くいいですよ。
返信する
ノラさん (ななころび)
2015-12-24 22:46:00
こんばんは。金原山から、三床山までは前回一床山でお会いした地元のおじさんの道標がある程度要所要所についていましたが、それでも尾根分岐などで地図読みが必要なことが多かったです。
尾根上にヤブはほとんどなかったです。
皆さんのおかげで、次期春が早くも楽しみになってきました。
返信する

コメントを投稿