日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

再訪の氷室神社から粕尾峠をつなぎ歩き?     東蓬莱山/陣地/氷室山

2016-05-04 17:36:32 | 山行

2016年4月30日(GW)       (北方面から見た氷室山)  
サンドイッチマンの富沢さん(ボケ担当のほう)と誕生日の同じなな”です。なので、サンドイッチマンは応援するようにしています。なな”もボケですが・・・。
GWは来客の予定もないので、今のところやりたい放題できるようです。ちょっと遠征も面倒なので、日頃やりたくて、でもなかなかできないことをやってみましょう。今回はチャリを持ち出しての初歩きです。今回も瀑泉先輩の記録を大いに参考にさせてもらって、アプローチ、自転車使用まで同じになりました。いつも本当にお世話になってます。

チャリ・デポ地点は上粕尾と秋山をつなぐ林道の峠の地点(956P)。そこにナビをセットしたら、足尾経由で案内してきます。51キロとは佐野経由でいくより距離的には近いじゃないですか。ちょっと意外でした。峠のスペースに自転車を置いて、車で延々林道を下って秋山の氷室神社のスペースまで行って、そこから歩き始めました。ここから東蓬莱山山頂までは、今年1度歩いていてリラックスムードです。 
(氷室神社の裏の斜面はつつじの里になっておった。)



コース: 氷室神社 7:56 --(668p経由)-- 東蓬莱山 9:32 --- 陣地 10:58 --- 氷室山 12:52 --- 956M付近(林道、峠)14:00
奥社の社殿の中の、しゃちほこ狛犬を観て、なおも急な尾根を登って、暑くなる体をこの色のつつじが癒してくれています。



例の展望地に着くと、つつじはあちこち咲いていて、東隣の尾出山の稜線が長く伸びているのを眺めます。



ふりかえると、これも少し前に歩いた大鳥屋山、岳ノ山の稜線も見えていて、爽快です。今回、粕尾峠までつなぐと、御神楽の町の尾根南末端から、粕尾峠までは繋がることになるのですが、それはかなりの自己満足です。



展望地を過ぎると、自然林の林も広がってたりします。赤いつつじと新緑もいい感じです。



愛宕山、岳の山方面からの稜線と合流して、少し頑張って登って、807P東蓬莱ピークに到着。前回3.21に来たときは、この山頂も緑少なく、茶色っぽいけしきだった記憶があります。今は緑が芽吹いてとても綺麗なピークに変わっていました。




東蓬莱山山頂は、前回来た時は北上の最終地点。今回はただの通過点になります。北上する稜線も薄く踏み跡は有ります。ヤブはさほどなく歩きやすい。途中ミツバツツジはたくさん出てきます。少数ですが、白ヤシオの花も見ました。




稜線は、アップダウンを繰り返し、いくつかの小ピークを越えていきます。植林と自然林が交互に現れるような800m級の尾根歩きです。左隣(西)に奈良部山、熊鷹山の稜線だと思いますが、今いる尾根と平行して伸びているのが見えますが、木々がちょっと邪魔してます。




伐採地だったと思いますが、右サイドにだいぶ近づいてきた尾出山が見えました。この角度から見ると鋭角さが少し損なわれますが、堂々とした山容です。



じりじりと緩やかに登っていって、稜線を北上します。



856pから少し降りて、鞍部からだらだらと上り返しが結構長い。ふーふー言いながらも陣地という三角点地に到着しました。陣地と書いてある名板と”陣の地”って書いてある板もありました。林にかこまれた何てことのないピークですが、ちょっとここで一休み。ここまで、誰にも会わないのは予想通り。このピークも静かなもんです。



陣地からは2つ、3つピークを超えて北上します。陣地の先のピーク周辺に、祠があって咲いているミツバツツジがたくさん出てきます。(p ↓) 岩稜もありますが、優しい岩尾根です。ミツバツツジの花にうつつを抜かして歩いていて、現在地の確認を怠って、地形図上の1030mピークだったかと思いますが、尾根分岐をどちらに行っていいか右往左往。前方に進むべき尾根が見渡せないので弱りました。ちょっと時間をロスしますが、大過なくすみました。



(ちょっと道を失った地点から見た宝生山)



少しだけ悩んだピークは登り返したり、せっかく登り返して降り始めた尾根からまたトラバースしたりしました。少し尾根に急に降りると、あーよかった、明瞭尾根が進むべき方向に伸びていました。



しばらく尾根なりに進んで、ツツジの色彩を楽しみます。



この尾根を歩いていて、かなり前から何かの工事の音が遠くから聞こえていました。宝生山に近づくとすぐ近くから聞こえます。あの宝生山の直下を走る林道を作っているのでしょう。こんな場所に林道を今時作って、誰かの役にたったりするんでしょうかね。
(小氷室山(1040m級ピーク)直下の稜線。)




1040m直下で、上から降りてくるジイさまとすれ違ってご挨拶。今日山中であったのは、このかただけでした。そうして、1040mのピークに到着です。祠と古ぼけた山名板が一枚。



小氷室山なる1040mから踏み跡無視で北上して、尾根を進んですぐ氷室山の神社に到着です。この氷室山は自身2度目。




氷室山の山頂付近からもなお北上、今日のゴールは近づいてきました。右前方にこれから進む尾根と降り立つ林道の周辺が見えていました。



1109p付近で尾根は方向転換。北東に折れて進みます。こんな尾根を歩く人も少ないのか踏み跡は薄いですが、難なく進めるヤブ尾根です。




北の方向に顕著なとんがりピークが見えています。地蔵岳ですが、見ると近いような遠いようなちょっと掴みづらい距離感です。あの山まで歩いて、粕尾峠まで歩けば、今いる尾根のつなぎもだいぶ進むことになるな、とふと思いました。



1109pから600mか700m歩いて、とりあえず今日の北上の最北地点、1027pの尾根分岐地点に着きました。(P ↓) 少しヤブっぽいですが普通に歩ける尾根です。ここからは、南東の尾根なりに歩いて956Pの林道の峠に降り立つだけ。この周辺からは、明瞭な作業道らしきものが目的地方面に向かって伸びているので、それを使って進みます。



林道までは、明瞭な作業道が案内してくれました。



それで、林道に降り立ちます。(これって、瀑泉さんの記録写真と同じですね。)




チャリは待っていました。(って当たり前ですが。この写真も瀑泉さんの画像と同じですね(笑)、すみません。) なんとか、歩いて氷室神社から氷室山北1027Pまで繋ぎました。さて、時刻は14:00ちょうどくらい。このチャリでロングに走るのは、初めてですが、秋山の氷室山神社までかけ下りましょう。15キロあるらしいですが、気をつけて走ります。タイヤが小さいせいか、こういう自転車の特性なのか、このような林道を下っているとブレーキの制動が効きづらい。ブレーキをきかせっぱなしで下って、手のひらが疲れそうです。あまりスピードも出さないで、50分かけて神社まで下りましたが、自転車のロング走りも結構気持ちのよいもんだと、思いました。 ■■





(林道走行(ほとんど下り)中、途中多少怖いのと、ブレーキのせいで手のひらが痛いので、途中休んで、撮影しました。)



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10 コメント

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氷室山 (サクラマス)
2016-05-04 19:05:25
私もつないでみたいと思ってたので愛宕山との合流あたりからは参考になります。この辺りも熊が多いそうですが気配はなかったですか?それにしてもあの林道工事少なくとも10年以上工事してると思いますが、本当に何のためかよくわかりませんな。静かな安蘇の山域を潰されてるようで痛々しく思います。下山した場所から地蔵岳までは、やってみたいなぁと思いました。
長いコースお疲れさまです
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Unknown (瀑泉)
2016-05-05 10:33:48
やはりこのコースを歩くにはチャリを利用するのが最も効率的ですネ。
自分も,前はチャリを利用してたんだケド,手放してからというモノ,買うのも面倒で,結局,地道に歩いていますワ。
宝生山の林道(作原沢入線)工事,やってました?
11月末に歩いた時には栃木側は完成してたから,復旧工事か何かだったのかな。
問題は此処からなんですヨねェ・・・どうやって地蔵岳まで繋げるか。黒坂石からの周回が良さそうだけど,結構,きつそうだし。チョットばかり二の足を踏んでおりますヨ。
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Unknown (ふみふみぃ)
2016-05-05 12:10:12
私も東蓬莱山から先は未踏なので参考になりました。
ただ私は自転車をも持っていないため西の方を絡めてうまいこと周回しないといけませんけれど。
例の展望地、つつじも綺麗に咲いておりいいところですね。冬枯れの山は歩きやすくて良いですが新緑のこの雰囲気のほうが好きです。まあ私が歩く頃には秋になっていそうですが・・。
地蔵岳への繋ぎ、北東の上粕尾への支尾根を使うとか色々面白いルートは取れそうですが沢の渡渉や岩場が気になりますね。
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サクラマスさん (ななころび)
2016-05-05 22:48:06
こんにちは。
東蓬莱山のあたりのクマの話は聞いたことがあるのですが、痕跡、気配等、感じませんでした。鹿は数頭、見かけました。
2,3年前あの林道を横切ったのですが、崩落がひどかったのを覚えています。崩落するような地形に無理に舗道を作って、金かけて修復して、って何やってるんでしょうか。??
今回のコースどりなどは、実際あの林道を歩くわけではないのですが、あの林道がなければ、もっと山深く味わい深い歩きができるのになあ、と思いました。
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瀑泉さん (ななころび)
2016-05-05 23:09:23
こんにちは。あの距離を南北に歩いて、車に戻るのは、ちょっとあるきでは厳しいですね。今回もいい瀑泉さんのアイデアを拝借しました。
宝生山の林道、ずっと音してました。数年前、崩落箇所を見ましたので、おそらくまた崩落修理ですかね。
実はこの翌日、粕尾峠から1027pまで往復をしてきました。黒坂石からの周回とか、黒沢石とか、全く土地勘もなく考えもつかなかったので、単に周回です。
簡単に考えていましたが、案外絞られました。前地蔵南東への登降がいやらしいです。
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ふみふみぃさん (ななころび)
2016-05-05 23:22:47
こんにちは。
ふみふみぃさんが、陣地の尾根を歩くと、西の尾根を絡めての大周回になりそうすね。
あの展望地が真っ赤になっていたのは、予想外でした。
秋の東蓬莱山あたりも美しそうですよ。
地蔵岳への繋ぎ、北東の上粕尾への支尾根を使うなど、自分の考えの範疇外だったので、粕尾峠と1027pのピストンを敢行しました。
意外たったのは、1027p周辺から前地蔵岳直下まで、明瞭な作業道(車走行可能なくらい)が並行して走っていたことです。詳細は記録に書きます。
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色とりどり (A)
2016-05-07 21:25:27
ななさん、こんばんは(^^♪
ツツジが紫、赤、白と色とりどりですね~✨特に山ツツジの赤が鮮やかで目を引きます(´艸`*)お山と山ツツジの写真、ステキですね~♪
チャリと組み合わせて、山歩きのバリエーションも増えますね~~~!!!
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A さん (ななころび)
2016-05-08 14:24:47
こんにちは。
特に花目的の尾根歩きってわけではないんですけど、この時期こういう花が咲いていると嬉しいですよね。
チャリがあると、よりロングな縦走も可能になります。ただ、あの自転車で登りが続くと厳しいです。
この記事の歩きと、その翌日の歩きで、だいぶ安蘇の尾根つなぎが進展しました。
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5月1日の・・・ (みー猫)
2016-05-08 20:16:02
粕尾峠北のXVはななさんでしたね、やっぱり・・・・当日、田沢奥山に行ったのですが、その際行きも帰りも停まってるスバルは、ななさんではないかと思っとりましたが、記事は1日違うし?でしたがコメント見まして納得しました(笑)前地蔵からの下りは、厳しそうに見えましたがやはりそうでしたか。あっ、答えは次記事でいいですよ。皆さんが着々と尾根繋ぎをなさっているので少々あせってます(笑)
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みー猫さん (ななころび)
2016-05-09 14:54:17
こんにちわ。粕尾峠北のXVは、まさしく私のでした。田沢奥山の時、あの道通ったのですね。XV、行きも帰りの時もあったって、どれだけのんびり歩いてるんだ、って感じですね、私は。
前地蔵の東や南東側の斜面はちょっといやらしいです。
尾根つなぎって言っても、みー猫さんなら何時だっていけるし、みー猫さんのような遠征のほうがいいですよ。
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