
2016年12月31日 晴 (閑馬岩群)
2017年も明けました、皆さんもよい年を迎えられていると思います。12/31はここのところ毎年好例の、y姉さんと年収めのまったり山歩きです。Y姉さんと一緒なので、知らないヤブ尾根を歩くよりも、既に歩いている稜線を歩きましょう。反対方向は既に歩いているので、気は楽です。新しい発見は望めませんが、y姉さんは高鳥屋山、閑馬岩峰群は歩いていないようなので、今回は岩峰の歩きのみを楽しんでもらいましょう。
閑馬/松坂の林道二俣付近、いつも駐車するスペースに今回も駐車して歩き始めます。
林道二俣を右に進んで八幡神社。数分歩いて、民家らしい家屋のある手前の尾根にとりついて入山です。
取りついた尾根を北に登って、高鳥屋山513.6Pの二つ西のピークを目指します。尾根は最初十数分だけ急登。倒木や小枝のヤブが少々煩わしいですが、普通に登れます。振り返ると存在感のある石尊山が見えます。(P ↓)
尾根の急等が終わると松などもはえる岩尾根になって、なだらかな傾斜になります。右にこれから向かう高鳥屋山と思われるピークも見えてきます。(P ↓)
最初の目標の、稜線合流地点470Mピーク直下では八ヶ岳と思われる稜線が白銀の姿を見せていまして、望遠で撮影してピンボケですが、なんとか捉えられました。
さほど労せずに470Mピークに到達します。2016年の春は、ここから稜線を北上しまして、馬蹄形にあるいて石尊山に達しましたが、今日は主に南下していきます。ここからが閑馬岩峰群への稜線歩きの始まりです。最初の470Mから二つめのピークへ達して、そこが高鳥屋山で、山名板は3つ。
(古いほうの山名板、2つです。)
高鳥屋山の山頂までの間にも、いくつも展望地があって、都度富士山、八ヶ岳、袈裟丸の連峰などが、望めます。正直、そういった遠望はあまり期待していなかったのですが、この日は遠くまで雲のないような晴天で、y姉さんには喜んでもらえているようです。高鳥屋山山頂からは南に稜線歩き、俄然岩稜比率が高まって、歩きが面白くなります。いくつもの大岩を超えていきます。(p ↓)
高鳥屋山山頂から3つめのピークで、進路を少し探してヤブ歩きをほんの数分するも、目的の尾根にすぐ乗れてまた稜線歩き続行。地形図の峠道のようなハ線路を超えて、またも登りになって、結構険し岩登り。滑落はまずいポイントですが、注意して歩いていればさほどの危険度はない岩稜です。GWに北アにいくくらいの姉さんなので、なな”は心配はしません。Y姉さんは、この低山で、この険しい岩登りをやらされて、笑っています。
その岩稜は、下から見上げたらこんな感じでした。(P ↓)2016年冬に滑って膝から流血させたのは、たしかこの岩稜を降りきる地点だったような気がします。
登りきったピークは高鳥屋山から6つめのピークだったか。高鳥屋山のピークも見えています。(P ↓)
稜線の東隣の尾根も見えています。大鳥屋山から唐沢山への稜線です。(P ↓)大鳥屋山、西の採石場は規模が大きいですが、これ以上は大鳥屋山を削ってもらいたくないものです。
金原集落のにある尾根末端から直登できる520Mに寄り道して、祠を観ます。ここで小休止。
祠の520Mピーク付近からの石尊山で、結構尖っています。
更に進んで、閑馬岩峰群に突入。大岩の上のテラス状のポイントからこれから進んむピークを観ます。目先のピークが第5峰のようです。
大岩のテラスから岩を巻いて、急降下。歩く地点の脇は急な崖なので、急降下には結構気を使います。その後、5峰へのロープ場を通過です。ほんの短い区間ですが、落ちたらただでは済まない場所を通過します。
(ロープ場を登ってくる姉さん )
1峰に向かう途中に、超えてきたピークを観ますと、かなり急峻なピークだったことが判ります。
向かう先の1峰もかなり屹立しているピークです。
途中、意外にも随所に展望場所があります。時間も遅めなので霞んでいて、カメラでは撮れないと思った富士山もきれいに撮れました。
岩稜を登りきって立ったピークは、遮るもののない展望ピークで、歩いてきた岩峰群も全部みえます。(P ↓) ここは、一床山とか、蒲生岳とかと似たようなタイプのピークで、とにかく遮るものがありません。Y姉さんはかなり感激してくれてます。しばし、周囲の遠くの山の眺望を存分に楽しみます。
1峰からは、南西に急斜面をおります。南西に下りきって、尾根なりに登りきった最初のピークは、先週下りに使った尾根のピークでもあります。今日もその見覚えありピークから、西尾根を使用して林道に下りましょう。
林道を少し歩いて、金原集落を歩くと、お話したことのある人の家の前を2、3通り過ぎますが、今日はだれも外にはいませんでした。恒例の振り返っての岩峰群を眺めます。
金原BSも前につきますが、今日はここから30分くらい北上して松阪のアウトバックを回収しに行かなければなりません。歩く舗道は長閑で、風もなく暖か。道端にはたんぽぽや”なんとかのふぐり”の小花も咲いていて、今何月って錯覚を起こしそうです。前回、ノラさんと歩いた舗道を歩いて、姉さんの車に到着。二週続けてSUBARUの宣伝すが、この車、一世代前のアウトバックですが、堂々として立派。XVと異なる魅力があります。横から見るとトヨタのサーフみたいにでっかく見えます。平たくみえる車ですが、車高はなな”の身長と同じくらいあって、いかに堂々とした車体かが判ると思います。
2017年も、スバルの車で山にたくさん行ける健康と生活環境を願って、2016年の山を締めくくりました。 ■■
閑馬岩峰群のほうは、何度か歩いていてよく覚えていたのですが、高鳥屋山、岩峰群の間の稜線も、岩稜の連続だったのは、記憶があまりなかったです。
岩峰群は、現在は核心部はロープがあって、巻く場所もペンキで矢印が付いているので、今だったら進路をあまり迷わないですよね。
ロープや何も目印なしで歩くのは、けっこう勇気がいると思います。