
入山日 2012年8月5日 晴 曇り 単独
やらかしてしまった。・・・ 来週8月11日から予定では長期休暇、遠征に出向ける可能性もあり体を調整しておきたい。今週の休みは今日一日、午後は家庭の都合で早めに家に帰る必要がある。こんな状況下で私が決めた本日の予定は、AM4;00ヘデンを点けて霧降を出発、赤薙、女峰山を踏みピストンすることであった。前夜オリンピック男子サッカー観戦を途中でやめ。10時頃消灯。AM2:30に目覚ましを鳴らすが二度目に起きたのがAM4:30 それでもあきらめず出発。霧降まで車を走らせる、家が今市なのですぐ歩き出せるはずが。。。めざす駐車場は2年ほど前、私の唯一の登山パートナーの運転で来て知っているつもりでいた、トイレも設置されたトンネル付きの大きな駐車場だった。あれ? 今回その駐車場が見つからない。それらしい駐車場に入るがどうも以前のものではなかった。ゆっくり沿道を確認しながら走り六方沢橋に着いてしまったのでユーターン。またゆっくり逆方向に走りながらの確認でもわからない。あのマイナーな金田峠や高薙山の登り口がすぐわかって、霧降の駐車場にたどり着けないのもおかしな話だが事実なのでしょうがない。これでもれっきとした日光市民だ。時間もただでさえ押しているので焦りもあり、女峰山往復への戦意は消える。一瞬赤薙山南尾根に初挑戦も頭に浮かぶが、焦ってヤブ山に入るのは今の自分のスキルでは得策ではないと判断。しかし、今日多少でも歩いておかないと来週つらいよ、自分の心の声がする。こうなると私の場合、向かうのは鳴虫山になる。
コース 日光消防署 6:35 志戸淵川二股から尾根取り付き 岩屋観音分岐7:38 ~ 7:55 一般ルート合流 8:47~8:51 鳴虫山頂上 9:14~9:45 神ノ主山下T字分岐 11:04~11:11 (日光駅方向の尾根に初挑戦) 駐車地 11:54
尾根取りつき20分くらいの尾根・・・
鳴虫山に登ることにしたが、幸いなことに自分にとって歩いていないルートが有った、中曽根尾根を登る。いつも登りに使っている神ノ主山経由尾根のすぐ西にある尾根だ。多少のヤブやルーファンも楽しめるか? 志戸淵川二股の間の部分から尾根に取り付く。取り付きはわかりづらく明瞭な踏跡もない、適当にいけそうな所から取り付いてみる。踏跡は有るような無いような、有っても獣のものが主という感じだが、尾根筋を辿るので問題ない。取り付いて10分ほどは急登、うっそうとした樹間の下草ヤブの間を登る。(見出し写真はその急な箇所を振り返った写真)急登が終わる頃、道が明瞭になったりする。うって変わって一般ルート級だ。750Mあたり西方向が開けてすばらしい眺望が、写真)左から女峰、赤薙山、本当ならあの尾根を登っていた、夏山・・・
尾根に取りついてから50分ほどで、岩屋観音の岩場に到着、登ってきてT字路に突き当たり左に少し入った所だ。巨岩の洞窟上に穴が開いており中は3畳ほど? 真っ暗な中、観音石仏と石柱などがある。・・・
岩屋観音からはなだらかな樹林間の尾根を行く、(写真上)踏跡は出てきたり無くなったりだが、迷うほどではない。北からの尾根が正面方向から近づいてくるあたりから登り傾斜が急になる、最後の急登という感じ、道型がはっきりは無いので歩きづらい。日差しはあまり無いのだがかなり蒸し暑い、手元の時計は26度を超えてきた。 (写真) 急勾配を振り返るとこんな感じ・・・
北からの尾根に合流すると道はなだらかになる、樹間の尾根だが明るくいい感じのポイントだ。そこからほど無く10分ほどで神ノ主からの一般ルートに合流、今日のメインテーマは終了だ。またひとつ未知のルートを歩いた感慨に浸る。先週外山東尾根を歩いているので、難度はかなり易しく感じた。あとは勝手知ったいつものルート、のんびり歩いて20分強で鳴虫山頂上に到着する。ヤブ山専用のザック、山を始めたころから使用している・・・
頂上でゆっくり、食事、プラス水分補給。蒸し暑いが一般ルート尾根に入ってからは心地よい風が当たりだしてきた。シャツはぐっしょり、しぼれる感じだ。天気もどんよりしてきたので、下りは神ノ主経由で降りる。途中派生しているいくつかの尾根があるたびに気になり地図で確認しながらのんびり下る。この手の山登りをしだしてから、ピークを踏むという目標より尾根を歩くというほうに主眼が移っている。数ヶ月前と山に関しては頭の中が入れ替わった感じ。会社に行く途中に小さな名も無い里山の脇を通ったりするが、ちょっとしたポイントを運転しながら見てはココから取りつけそうじゃない?とか考えてしまったりする。 鳴虫山の未知の尾根も行ってみたいナ。 写真)神ノ主山経由尾根の象徴的風景・・・
象徴的光景(その2)
神ノ主山を過ぎT字分岐へ通常、尾根をはずれ直角に曲がり天王山経由で消防署へ降りる。今回、初めて真っすぐ行ってみる。日光駅の方へ行くようだ。実は暑すぎて尾根をはずれるのが嫌だったのもある。真っすぐ尾根上を進むコースのようだ。ずっと尾根筋を辿る樹林間ルート。風もきてやはり正解だった、鉄塔を過ぎ日光市街地が眼下すぐのところに見える。踏跡は薄くある、テープも。町へ出るまで最後10分くらいルートを外れた気がする、踏跡を失うが、行ける箇所を選んで進む。猛烈な傾斜、斜度70度くらいの気がする、そんな森の中を木につかまりながら下ると、ひょっこりかなり大きな墓地に出た。日差しが回復し猛烈な暑さの中、数分かけ駐車地に戻った。今日は、新たな尾根とプチ尾根ひとつずつを初歩きし、暑さのさなかの歩行練習となった。 写真)T字分岐後の尾根道・・・
ところで、霧降の駐車場の件ですが、辿り着けなかったのは何が原因でしたか?ただのルートミスでしょうか。それとも通行止めとか…。
駐車場の件ですが・・・(正式には霧降第3)駐車場が見つからなかったとレポしましたが、山レポで今年6月に行かれたかたの記事を見ましてその駐車場の写真がアップされているのですが、何と見覚えあり。昨日間違えて入ったと思って、また出て行ってしまった駐車場なのです。地下道やトイレの方向を間違えて覚えていて、あると思った方向に地下道が無く、ここがあの駐車場ではないと早合点してしまったということです。なんたる失態、でも鳴虫山新尾根をやれたのでよしとします。たそがれオヤジ さんは週末はどこか登られました?
ところで、大遠征はいずれに?