日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

2週連続の羽黒尾根で季節の移ろいの早さを感じる   女峰山 Pt.1

2016-05-25 22:31:08 | 山行

2016年5月22日(日) 晴      (唐沢避難小屋手前から観たそびえ立つ女峰山山頂部) 
こんにちは、パクリはいかーです。
14日は羽黒尾根のツツジを楽しめましたが、曇天であったので最高の色彩は楽しめなかったのかなっていう気持ちもありました。それと、事情により黒岩でuターンはいいのですが、その後黒岩尾根を登ってくる青年達とすれ違う際、感じたモヤモヤ感は、やはり山頂まで登頂したいという気持ちが多少ともあったということでしょうか。そんな山行の1週間後、22日は日曜だけの休暇でしたが、幸い1日中何やっていいてもいい1日。ならば、羽黒尾根の花見をしながら女峰山頂まで行って、自分としてはこれまた未踏のモッコ平を下ってみようとの計画で、出かけてみました。今回は安蘇山塊ではありませんが、またまた瀑泉さんの記録を大いに参考にしています。

前週と同じ場所に車を止めて羽黒尾根に取りつきます。前週は尾根の末端からヤマツツジの花が綺麗に咲いていましたが、それらの花はほとんど地に落ちています。廃林道を上り詰めて、石祠の尾根に乗りますが、祠の周囲の赤い花もほとんど終わっていました。
(羽黒尾根は、それでも高度を上げていくとヤマツツジがここかしこに咲いています。)


コース: 羽黒尾根末端付近路駐 5:01 --(羽黒尾根経由) --  黒岩尾根合流 7:08 --- 拝遥石 7:52 --- 女峰山山頂  10:01 -10:20 --- 馬立分岐 11:57 ---  若子神社 13:53 --- 駐車地 14:06   
歩き初めて1時間。前週にはミツバツツジがたくさんさいていた尾根も、ミツバツツジの花は多くは落下しています。その分、ヤマツツジの赤い花が占める領域が増えている感じです。



ヤマツツジのお花尾根と化した羽黒尾根を高度を上げていき、最初の急登地点に来て、登って行きます。前回はあまり気付かなかったですが、薄い獣道が登っていっています。斜面を振り返ると、斜面にシロヤシオの花がたくさん散っています。



ちっている白い花もありましたが、急登地点付近から上部はシロヤシオ全盛です。思わず写真を撮る為に、歩が止まります。



尾根脇の斜面を振り返ります。シロの花を見るのも、今年はそろそろ最後でしょうが、いいものを見られたなって感じです。




高度を上げて、ミツバツツジの花の密集地。



森の中を通過、ミツバツツジの花を見ながら。



森は結構木々が密集していますが、ヤブというほどではないです。



2度目の急登地点、。カラマツ林の中に紫やシロの花が点在していて、苦労を紛らわしてくれます。




急傾斜斜面で、振り返って、またも鑑賞。



羽黒尾根最上部、ヤシオツツジの花はほぼ落下していました。その代わり、前週はなかったであろうシロやムラサキの花を見られます。遠くに男体山、手前の尾根は西隣の尾根で、ふみふみぃさんが登られた尾根でしょう。なな”は2週連続この尾根を意識していましたが、すぐに登ろうという発想は逆立ちしても出てきません。



女峰山の山頂部でしょうか(たぶん)。見えてきました。



7:08 黒岩尾根の一般ルートと合流しました。一般ルートって言っても、静かなものです。西のひとつ隣の尾根は楽園のような展望地がいくつか確認できました、それと尾根脇斜面にはムラサキの花がいくつも確認できました。(p ↓)




黒岩尾根にもシロヤシオが咲いていました。ただ高度を上げるにつれ、それもなくなります。
(赤薙山南尾根を望みます。)



八風を上りきり、目の前に女峰の赤いバンドが見えてきました。先ほどから後方から微かな鈴の音が聞こえてきていました。後ろから来る登山者がいるのでしょう。黒岩の脇の斜面を巻いている時に、颯爽と後ろからあっという間に追いつかれて抜き去られました。若者かと思ったら、トレランスタイルの同世代か、なな”より上じゃなかったかな。一言ふたことご挨拶と会話をしてお別れです。黒岩尾根登りをトレランとは凄いですね。




拝遥石から、七滝とその上の稜線。




ちょっとピンぼけです。拝遥石周辺は強風で、花も固定しなかったのです。



トレランおじさんと競争心が起こったわけでもないのですが、変にペースを乱されました。正確に言うと乱されたのではなくて、自分が勝手にペースを狂わせて、己の歩行を苦しくしたのです。マインドが弱いですね。ちょっど拝遥石から急な登りになるので、ペースを乱すと、一番辛く感じたのかもしれません。
(桜の花が終わったばかりの木もありました。。)



トレラン氏は遥か先に消えていきます。あとは、近くにはだれも登ってきません。一人旅にもどります。
(このピークを越えていきます。)



拝遥石からは急登があったり、なだらかなトラバースになったりです。途中鬱蒼とした日光らしい森林帯の急登地点を通過します。




基本、体力は余力がありそうで、山頂には行くことにします。避難小屋が近づいてきて、日光連山が並んで望めます。女峰の山頂部も荒々しい姿を現してきました。(p ↓)




ちょっと通過するとき、いやらしい感じのあるがれ場。



避難小屋について、やれやれです。一休みして水分と食料を体に入れます。そうしておかないと、シャリバテて、体力を使い果たしの状態になりたくもなかったのです。数分座って、休んでましたが、だれも来ませんでした。
(女峰山頂へは、わかっちゃいるけどガレた急登を、こなさなければいけません。40分頑張りましょう。)



ガレが終わってもまだ急登が続いて、それが結構長いのです。


10:00 ちょっどくらいに山頂に到達です。昨年の9月、天狗沢左岸尾根から登って以来のピークです。今日は、天気が良すぎて暖かすぎるので、遠方の山々が見えますが、ちょっと霞んでいます。写真撮りにはイマイチの条件です。



山頂には寡黙な男の単独ばかりが4,5人。なな”ちゃんもそこに混じって写真を撮ったり、白根山を眺めたり。会津方面は薄ぼんやりの風景でした。拝遥石付近で遭遇した強風は、今はまったく収まって、のどかな山頂です。さすがに日光市街地付近から登ってくるというのは、シズ林道あたりからちょちょっと登ったりするのと違って、多少とも感慨深いです。
少し休んで、復路は未踏のモッコ平のルートを歩いて、寂光の滝付近に下山しましょう。 ■■
======> Pt.2へ続きます


(女峰山頂から観た 日光連山の連なり)



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2 コメント

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女峰はでかいですね✨ (A)
2016-05-26 08:22:04
ななさん、こんにちは✨
鳴虫山から見た女峰はおおらかに裾野を広げその懐の深さが大好きです♬笹原からの赤薙の景色だったり、拝遥石からの切り立った岩壁の景色であったり、ダイナミックな眺望もスバラシイですね♪あのガレは気を使いそうですね~💦でも変化も多く、やりがいがありそうです✨がっつり9時間!!まず、歩いたことがないですから(笑:当たり前)表面的な感想で恐縮ですが、充実の山行とお見受けしました!!お疲れさまです♪
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Aさん (ななころび)
2016-05-26 20:20:00
こんばんは。コメントありがとう。
今の時期はお花尾根あり、新緑も綺麗、長い稜線、切り立った断崖の景色、断続的に表れる急登。日光市街地から登っていくと、”ああー青春”て感じで、女峰山のでっかさを満喫できます。
Aさんなら、登れますよ。いつかチャレンジしましょう。
9時間超歩いて、自分にとっては、ガッツリって感じかも。
下山後、**で定食をガッツリ食べましたよ。
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