
2015年6月21日(日) 曇、少し雨。 (最終到達ピークから見た、歩いてきた七ケ岳の稜線。)
会社帰りは毎晩遅くて、なかなかブログに手が回りません。というわけで、21日の記事を出す前に、28日の庚申山を歩いてきてしまいました。というわけで、今回の記事はさらっと行きましょう。
21日は七ケ岳の黒森沢登山口からの山開きに参加する予定でした。前日も雨で、当日も昼前から雨とバッドなコンディションの為、結構長い林道走行と、登り行程での沢沿いの歩きに多少の不安を感じました。その為、急遽雨振りでも一番無難なたかつえスキー場の西側からのアプローチの山開きに変更して歩いてみることにしました。たかつえからのスタートですと、山頂に登ってピストンするしかないようで、11の峰を縦走っていうのはできないようです。自分としては、この山は初歩きなので、雨が降り出す前の数時間歩けて、ピークハントできるだけでもよしとする、というようなつもりで出かけてみました。
1週間前の記事を書こうとすると、結構記憶は薄れますね。(笑) たしか集合時間の1時間前にスキー場に着いてしまい、受付をすると、バッジや案内をもらって各自勝手にスタートしても構わないようでしたので、すぐに出発します。今日は、雨降りと追いかけっこなので、早く開始したかったのです。幸い、この時までは雨は降っていません。まだ多少は空はもつような雰囲気です。
(集合場所のスキー場周辺。)
コース: たかつえスキー場 7:22 --- 七ケ岳山頂 9:25 --- 三番岳少し先(Uターン) 10:25 --- 七ケ岳山頂 11:15 --- たかつえスキー場 12:50
最初からスキー場のエリアをずっと登っていきます。スキー場といっても、車の走れる林道風な地点を歩いていけます。斜面には黄色のすみれのような花が沢山咲いています。スキー場の登りって、案外きついのは、ここでも例外ではありませんでした。
式典に対してフライングスタートしたせいか、あるいはこの悪天候のせいか判りませんが、前後に気になるほどのハイカーは歩いていません。ただひたすら、スキー場の車道を登り続けていきます。
いい加減、スキー場歩きに飽きてきて振り返ると、西の方角に立派な稜線が見えています。三岩とか窓明の稜線でしょうか。
車道の傾斜もだいぶ急になってきて、ヘアピンカーブをしたりすると、スキー場のかなり上部まで登ってきたようです。歩いてきた方面が、斜面のだいぶ下の方に見えます。この辺で一瞬青空が見えてきました。
歩き始めて約75分で山道に突入します。森の中をトラバース気味に緩やかに数分登ると、主稜線に出ました。その辺からは東方面の眺望がドドーンと開けますが、あいにくの曇り空なので、本来のよさの数分の一くらいのよさしか味わえなかったかもしれません。
主稜線に出ると、これから目指すピーク方面が垣間見られます。目先のピークが邪魔をして、七ケ岳の本峰の全体像は明確には見えません。
東側の斜面を見下ろすと、雄大な景色が広がっています。曇りでも雰囲気は味わえました。
主稜線に出て少し登って、あっけなく山頂に到着するのかと思ったら、一旦少し下ってまた森の中の平坦歩きを少しして、目先が開けると七ケ岳のピークが目の前に現れてきました。この辺まで来てもまだ雨は降ってきません。周囲は時々ガスがかかったりしていました。
山頂直下の稜線はさすがに福島の1600m急の山です。綺麗な花たちが咲いています。そんなに小さくなかったので、イワカガミでしょうか。
岩の陰からウスユキソウですかね。
これはウラジロヨウラクでしょうか。これが稜線で一番咲いていました。
山頂直下で、黒森沢登山口から上がってくる道と合流します。そちら方面の山開きに参加のハイカーさんたち数人と合流して登って行きます。黒森沢方面の事を尋ねると、林道を含め道中特に問題はなかったようです。ならば、そちらにすればよかったかな(縦走もできるし)とちょっと後悔の念もわいてきました。花をみながら登って、ハイカーが多数休憩中の七ケ岳山頂に到着です。
(黒森沢登山口から上がってきた、味な感じのするおじさんがいい具合にダークに撮ってくれたので、そのまま掲載。)
山頂からは、雨の降り始めから逃げるようにピストンするつもりでした。山頂が結構賑わっていたので、咲いているシャクナゲに誘われて。東の縦走路の方に少し行ってみます。山頂の周囲がガスっていて、今にもあめが振りそうだったので、眺望は期待していなかったのです。
ところが、タイミングが良かったのか悪かったのか、北東の縦走路に連なるピークがいくつか見えていました。いかにも歩いていくと気持ちの良さそうな縦走路です。雨に当たるのは嫌でしたが、この景色をみてしまうと、職業柄というか趣向ガラ、進んでみなくては気がすまなくなってしまいました。下岳(七番岳)までは行かないにしても、中間の三番岳くらいまでは行ってみようか、と少し曖昧な目標で進んでみます。
(一番岳(七ケ岳山頂)から北東方面の縦走路。)
進路左にピラミダルな山が見えています。最初門倉山かと思いましたが、無名峰ですかね。結構とんがってました。
縦走路は時に脇が切れ落ちていますが、特に危険な感じもなく気持ちよく続いていきます。
アカモノの小さいような花や、イワカガミや白いシャクナゲなんかが沢山咲いています。雨はまだ降り始めないので、進行継続です。
(二番岳を過ぎると、その先ちょっと急に下って、また登り返して行く三番岳のようなピークがかはっきりと見えてきました。あのピークを最終目標にしましょう。)
急降下を少々して、緩やかになって森の中を下って行きます。(p ↓) これは、今日また登り返すのか、と思うのがピストン歩きの嫌なところです。通常先に進むのは、未知のものとも出会えるしゴールに近づき発展的なことですが、ピストンの場合、先に進むということは、ゴールまでの距離が増え続けてしまうという矛盾があるからでしょう。ピストンも時に仕方なくする場合もあります。通常歩きの錫ケ岳ハントの時もや、大佐飛山もそうです。歩きながら、ヤブの日留賀岳、鹿又岳の稜線ピストンからみれば、散歩程度のものよ、と自己暗示をかけて前に進んだりします。
白い糸のような花弁の花が沢山咲いています。モミジカラマツですかね。
鞍部から三番岳をみると、結構でかく感じました。↓ の写真では、その時の感覚は伝えられません。三番岳への登りは結構急です。岩混じりの未知を、周囲のミキを掴んで登って行きます。
三番岳ピークには、石標がありました。その他は案内等全くなしです。三番岳とは、現地ではわかりませんでした。このピークから七ケ岳参考方面をみると、結構遠くに感じます。ここで会った縦走中の夫婦連れのかたに、これからまた一番岳に戻ると言うと、奥さんは呆れていました。まあ、距離的にはたいして長くはないのですが。。。
三番岳より更に北東に、もう一つ近いピークが見えました。(p ↓) こうやって見てしまうと行ってみるしかないでしょう。少しだけ下って、少し登って行きます。
エアリアの地図でみると、そこが四番岳のようにもとれますし、違うようにも思いました。実際どうだったんでしょ。
その四番岳もどき? のピークから更に先を見ると、こんな感じで(p ↓)急に下ってピークが先にふたつくらい見えていました。これ以上進むとエンドレスになってしまいます。今日はここで引き返しましょう。
戻った三番岳には、これはドウダンの花でしょうか。先ほどの御夫婦に気をつけてと声をかけてもらって、一番岳(山頂)に向かいます。
三番岳直下から七ケ岳山頂までの稜線をみます。今日歩いた主要部は見通せて、こんな天気なのに爽快です。それにしても南側の斜面は結構切れてますね。
戻り行程は味な森の雰囲気などを楽しみながら、進みます。途中黒森沢からの縦走者と20人くらいすれ違ったでしょうか。私も、この稜線なら完走してみたいと思いました。来年のこの時期か、それとも秋がいいでしょうかね。
2番岳を超えたあたりだったでしょか。南からガスが大量に巻いてきて、一番岳の山容が霞んでしまっています。(P ↓) しかし稜線の縦走路はなだらかになった局面で、気持ちはいいです。まえから二人ハイカーのかたが来ると思っていたら、不意に話しかけられました。笑っています。知り合いのBROCKENさんと、なな”は知らないかたでした。BROCKENさんは「逆コース歩きなんて、やるねー。」なんて、勘違いして言ってます。事の次第を話して、三番岳ちょっと先までのピストン中であると伝えると、それはそれで何か感心しているようでした。(でも、今日のこれは、それほどたいした距離を歩いたわけじゃないです。)BROCKENさんは黒森沢からの山開き参戦中で、縦走できるようです。また次回会いましょうとお別れしました。この時から雨がパラパラ落ちてきました。
BROCKENさNと別れてすぐ、アコンカグアおじさんグループの中のおじさんとすれ違います。今日は一人歩きのようです。このかたに会うのは、たしか今年の山都/黒森山以来かな。逆コースは大変だね、ってこのかたにも言われました。
七ケ岳山頂まで戻ってきました。集っているハイカーはなぜか若者比率が高くなっています。周囲はガスに巻かれて真っ白なので、素通りします。
雨はスキー場の上部に出る頃には、止んでいました。車道の脇で、山菜を収穫しながら歩いているハイカーもいます。周囲前後にハイカーが途切れたので、車道を離れてスキー場斜面をショートカットの直降をします。
スキー場では黄色のお花の他に白い花も群落をつくっていて、とても綺麗。今日は、ほとんど雨に当たらずに帰ってこられて、幸いでした。想定していた以上に行程も歩けたし、お花も結構見れた。それと七ケ岳初登頂、でも三か四番までしか縦走していません。縦走路は予想していた通りナイスな稜線だったので、次回このピークに来る時は一番からでも、または逆コースででも、どちらでもいいので縦走してみましょう。 ■■
(駐車場から南西方面)
私も2番ぐらいまでしか行ってないのでななころびさんの疑問によれば七ゲ岳は登ったことになるのかな?まあ山名板見たからいいんじゃないですか。
ところで冒頭のホテルですが,ここだけの話ですが料理が今市でお勧めしません。温泉はなかなかいい感じなんですが。
当日は、天候のせいで大汗をかくほどでもなかったので、下山してタオルで体を拭いて、温泉につからないで帰ってしまいました。どこかで、お金を落とさないといけないと思い、道の駅番屋で母や妹におみやげを買いました。
たかつえから登りますと、山頂までより、山頂から先の縦走路歩きのほうが、断然楽しそうです。
へそ曲がりですが、下岳から登りつめる逆コースが、案外いいのではと感じました。
七ケ岳って会津100だったんですね、意識してませんでした。
ところで、会津100って、大佐飛山なんて目じゃないほど行きづらい山が選定されているんですね。保健所が健康増進の為に選定したと思えない内容です(笑。
σ(^^)も,此処は黒森沢の周回コースと平滑沢の往復コースを歩いていますが,どちらも一般道とは違って,沢そのものがルートになっているから楽しかったですヨ。
ただ,展望的には,たかつえスキー場からが良さそうですネ。黒森沢コースは,護摩滝の上から少し展望はあっても,それ以外は両コースとも主稜線に出るまで展望はありませんから。
ちなみに,黒森沢,平滑沢も,登山靴で登れるとありますが,平滑沢は,沢靴でないと,結構,滑ります。まぁ,黒森沢も沢靴の方が楽で楽しめますけどネ。
ところで,28日は庚申山でしたか。ガスってなかったですか?其方も楽しみにしておりますヨ。
瀑泉さんの七ケ岳の記事は見たことがあります。
沢そのものがルートというのも面白そうですね、暑くて仕方がない時にでも行ってみようかしら。まずは、平滑沢からですかね。
28日は只見方面の天気が雨だったので、まだ天気がマシだと思われた庚申山でのお花見、アンドやぶ尾根歩きに変更しました。最初から青空がのぞき、下山時は結構いい天気になりました。
ちょっと目当てだったコウシンソウは遅かったので、観れませんでしたね。