日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

根名草山で体力チェックをするもまたしても彷徨 +温泉ヶ岳

2012-08-16 14:17:51 | 山行

入山日 2012年8月15日  曇り  単独 (見出し写真: 登りルートから仰ぎ見た根名草山)

 ヤブ山を歩くようになってまだ3ヶ月ちょっと、その間自分の歩きで変化のでてきたことがある。歩きが遅くなった・・・。特に最近感じている、ネット記録等ほかのかたのコースタイムと自分のを比べて特に思う。ヤブを歩くかたなどはそもそも山に慣れているかたが多いので、歩行スピードの偏差値も高いのか? 自分の歩きが慎重すぎる? 設定を変えながら写真の撮りすぎ? 脚力の衰え? 最後の理由が一番イヤだ。今日は久しぶりに一般コースのみを歩行し、以前の自分のように歩けるか試してみる。今までは地図表示のタイムの20%から25%減で歩けていた。今日はどうか、これが今日のメインテーマ。それと、根名草山は頂上を1度だけ経験しているが、温泉ヶ岳のほうはすぐ下を巻いただけで頂上に立っていないので今日初トライ。これがサブテーマだ。
 今回のレポ、カメラ忘れの為、自分のボロ携帯電話で慣れぬ撮影をしました。その為、画像はいつもにましてお粗末です。ご了承を・・・

コース 金精トンネル入口駐車場 6:05   金精峠分岐 6:30   温泉ヶ岳入口7:05   新避難小屋  8:00   根名草山頂探しでルート戻り(30分ロス)   根名草山頂  9:25~10:00    温泉ヶ岳往復(約35分)   金精峠分岐  12:30   スタート地点   12:55

 天気予報はまたしても雲、曇、曇、どの時間帯もくもりだ、眺望は何も期待していない。いろは手前から見る男体山にかさ雲、中禅寺湖畔を走行中、キャノンを入れ忘れたことに気づく。結構ショック、以前なら何とも思わないで普通に登ったと思うが、今登って、ブログに配信することも楽しくなっている。1日ほんの数十人にすぎないが、同じ趣味を持つかたに見られているのが何ともうれしいのだ。写真がなければレポのしようもない。あきらめて金精トンネル入口駐車場へ、車は2,3台、周囲はきりで真っ白、それに涼しい17度くらい。雨は降っていないのですぐ登り始める。写真は携帯電話のものを使うことにする。
 金精峠分岐までは胸をつくような急登、しかも下手な階段状で余計歩きずらい。本日のテーマを思い出し、休まず歩を進める。30分もかからず峠の分岐道へ、相変わらず真っ白なので間髪いれず温泉ヶ岳方面へ進む。尾根の右と左を行き来するようなつづら折に登っていくルートがしばらく続く。温泉ヶ岳の山腹が見える頃空がほんのり明るくなる。温泉ヶ岳入り口を素通り、笹道を巻くように進む。前回来たのは十数年前だが、この辺までの道の感じはよく覚えている。歩行のほうはびゅんびゅん飛ばせている感じた。(写真下)金精峠分岐から歩いて20分付近・・・、ガスにけむる。
 

(写真下)温泉ヶ岳直下の笹原のまき道からみた温泉ヶ岳(ゆせんがたけ、と読むらしい)。ガスにけむる様子。

                                                                                                              

 温泉ヶ岳直下からは2200M以上の尾根をなだらかに進む。鬱蒼とした樹林の間や時に尾根筋をおおむね緩やかに登り、時に下る。途中鬱蒼とした林の中、沢を2度越える、せせらぎそれもちょろちょろとした音が心地よい。水を口にふくみ、タオルをぬらし顔などを拭く。生き返る心地だ。気温は稜線上は常に20度以下、風も適度にあり汗はほとんどかかない。(写真下)沢で見つけた素敵な飾り物・・・

 2度目の沢脇に古い避難小屋があった場所がサラ地になっていたのを見る、前回きた十数年前はここにぼろぼろで傾斜のかなり傾いた建物があったのを思い出す。そこから15分ほど緩やかに登り新しい避難小屋、かなり立派なつくり、中を覗いてみたくなり入る。整然としてきれい、まだ汚れていない感じ、ノートを見ると結構皆さんまじめに記入している。
 新しい小屋から25分ほど緩やかに登る、金精峠から1時間50分経過。その時地図のコースタイムを峠から根名草山頂まで2時間10分と勘違いしていた。(プラス1時間の温泉ヶ岳、避難小屋間を見落としていた為。実際の地図のコースタイムは3時間10分。)今日は結構飛ばして歩いている、そろそろ頂上に着いてもいい頃? そう考えていた時、道がなだらかに下りだす。結構なだらかが続き、その後急に下りだす。ちょっと待て、山頂を通りすぎてしまったか? かなり以前の山頂は狭いさえないピークで道の西に、山名板が有ったっけ。その辺の道の感じは全く記憶になかった。ルート先を覗きみるが、ガスで30M先はよく見えない。でもこの先下りが続くようだ。行き過ぎたと判断し来た道を戻る、10分くらい登り返すが、何も目印がない。平坦になり下りだす所に来る、あれもっと先だったの? 昭文社を取り出しにらめっこ、1時間の見落としはこの時解決せづ、避難小屋後、そんなに下るようには表示されてないような・・・地図を見て悩んでいた。おいおい、一般ルートで道迷いかよ、まだまだダメだね。
 そこに本日の救い人登場、温泉ヶ岳方面から男性単独のかたが来る。挨拶を交わし、事情を話す。まだ小一時間先との事、先に進んで行かれる。もう一度地図を見直し見落としていたプラス1時間の表記を発見、納得しあとを追う。先ほどユーターンした場所まで30分で戻る。なだらかな針葉樹間の尾根道が続く、笹は丹念に払われていた。ユーターンし回帰した場所から30分ほどで頂上に到着、いるのは先ほどの男性一人のみ。この方、桐生からとの事、ハイトスさんやあにねこさんと同じではないか! ”桐生って山登られてるかた多いですよね、”と言うと”桐生は山ばかりですから”とのお返事。しかしこのかたにあの場所で会わなければ、今日はそのまま帰っていただろう。遂に山頂が見つけられずかなり後味悪くなっていたのではあるまいか。本当に感謝である。30分ほどゆっくりし、下山を開始する。
 (写真下) 桐生のかたにとってもらった、頂上写真、ブログで自分の顔は出さないほうがいいと思っている。知られてもなんの弊害もない、凡人だ。でも知らないほうが夢があるしなにか面白いのではと思っている。撮っていただいた絵だが、とてもいい具合に自分がわからなくなっていて、でも自分でしかないシルエットなので今回だけ乗せます。こんなあんちゃんが山にいたら声をかけてください。・・・

(写真下)頂上付近からの私の大好きな高薙山・・・

(写真下)森の中の登山ルート(下山時)・・・

下山ルートは来た道をリラックスして、でも今日のテーマがあるので、常時早歩きを心がけた。自分意外の登山者は5人だけ、途中温泉ヶ岳に立ち寄り初登頂。今日は、往路も復路もコースタイムをおおむね短縮した歩きができているのを確認でき満足。また、一般ルートで思わぬ道迷い(道戻り)をしてしまい変な思い出となってしまった。ここ数日間、休みを利用して隔日山に来ているので、今日は体力的に絶好調、登りでもうヤダなというような瞬間は一度もなかったように思う。

 (写真下)温泉ヶ岳 初登頂・・・、急造の切り開いたヤブ道を掻き分けて山頂へ行く、温泉ヶ岳入口からすぐの所で鹿がすぐ近くから逃げていく、こっちのほうがびっくり。



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2 コメント

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根名草山 (たそがれオヤジ)
2012-08-16 17:45:14
ななころびさんはタフですね。明日もまたいずれかにご予定でも?
こちらは、カレンダー通りで、平常勤務が続いていますよ。仕事もヒマで、あくびのし通しです。ようやく、今、長い一日が終わり、これから、2時間かけての帰宅作業です。
気温が20℃以下ですか。すっかり秋の気配に近づきつつあるのでしょうかね。
根名草方面はとんとご無沙汰ですが、紅葉がきれいそうなところですから、今年は、そちら方面にでも行ってみようかな。
ところで、根名草山の北側には、しっかりした道はあるのですか?破線になっているようですけど。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2012-08-16 20:27:34
お仕事ご苦労様です。暑い中通常通り働いている方もいる中好き気ままに山登りなど・・・申し訳なくなります。根名草までの稜線、久々に行きましたが、渋く静かでこんな良い尾根だったのかと見直す感じです。きっと若造の頃の自分にはあの良さがわからなかったのですね。根名草山の北側の道とは日光沢温泉に続くルートでしょうか?少ししか覗いていませんが道なりに一般ルート級の道だったと思います。ネット記録を見ても普通の登山者がたまに歩いているようですし・・・
今回一般道をあるきつつ確認したかった尾根があります。①念仏平から切込湖への尾根、②温泉ヶ岳からドビン沢に下る尾根、③温泉ヶ岳から南東尾根を降りる尾根です。①は尾根の逆サイドを歩いて確認できず、②は見える範囲歩けそう、③はやれそうだが傾斜が45度以上の感じでした。②③ともやるとしても下りではイヤです。途中で進めなくなったら最悪ですから、スキルを積んだらいつか登りで挑戦したいと思いました。明日もどこかに行きたい気はあるのですが天気予報が・・・今年の夏休暇は天気にやられました。
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