
2017年6月25日(日) 曇/雨 with: YG姉さん
25日は、浅草岳の山開きに行ってきました。あちらの地方の天気予報は、終日弱雨でしたので、普通では山歩きに出向かないのですが、好きな只見の山であること、YG姉さんと以前から約束でもあったことなどから、決行してきました。登山口あたりで雨降り状態を確認して、そのまま中止、観光に切替っていうパターンも視野にいれての出発です。アップしなければいけない山の記録がたまって来たので、簡潔な進行をご了承ください。
只見沢登山口まで只見町のバスで送迎してもらいます。今回は式典の終了を見届けてスタートです。駐車上の周囲の山は、もう最初からスラブの岩壁を見せています。
コース: 只見沢登山口 6:30 -- 浅草岳山頂 (10:03 -11:15) --- 入叶津登山口 15:05
登山口に着きますと、前方に浅草岳の山頂部分が見えています。今日は雨振り覚悟でこの景色を期待していなかったので、山頂が見えて多少テンションが上がります。
この日は式典に参加して、終了してからのスタート。YG姉さんの歩行の速さは知っているので、ペースはあちらに任せます。彼女はやはり依然快速のようですが、山開きの人出もあって、まあ普通のスピードで登っていけました。雨はなんとか持ってくれているような状態で、沢沿いからブナの森を登って、1時間半くらいかけて稜線の一角に到達です。
稜線を進むと、鬼ケ面の稜線が見えてきます。鬼ケ面山山頂(左)から中央左のピラミッドが北岳で、一番右に貉沢カッチが見えているんだと思います。
鬼ケ面眺めのあたりで、友達のブロッケン兄さんに出会いました。次いでカメラ屋の御夫婦とかにも会いまして、自然楽しいグループ歩きのようになっていきます。
稜線歩き途中、美しい森の中を通過します。
(熊合せというポイント。前を犬のおじさんとカメラやさんが歩いています。)
ひめさゆりは、だいぶ上がってきたところに点在していましたが、数はやはり鬼ケ面の稜線のほうに軍配ですね。
進んでいく稜線の先に浅草岳山頂が見えています。始めてここに来た3年前の山開きの時は、この場所から、この山頂の風景もガスと雨でおぼろにしか見えなかったのを思い出します。
振り返って遠く登ってきた付近の田子倉ダムが見えます。(ちょっと望遠で)
樹林の中をジグザグに登って、額の汗が目にしみてきますので、何度もタオルで顔拭いをします。陽射しはなくても湿度が相当高いようです。
(山頂直下は、ずっとアカモノ・ロードが展開されています。)
約3時間半で山頂に到着。福島市の”センセイ”は、通りすがりのかたの記念撮影をしています。このかた、こういった時でも、かなり凝って撮ってあげてまして、人間的に流石だなとおもいます。
山頂から西に少し下った場所に、平らな湿原風の広いポイントがあります。仲間5人でその中に作られたテラス風に座ってゆっくり食事休憩しました。周囲は田代山ではあまり見ることのできなかった、ワタスゲがたくさん揺れていました。
(山頂直下には広範囲にいい色のベニサラサドウダンが咲いています。)
山頂周辺で、1時間以上ゆっくりしていますと、新潟県側からガスが巻いてきました。今日は雨と追いかけっこなのを、少し忘れていました。下りは山開き主催者推奨の北に向けて入叶津に下山するコースで下山します。
(淡い色のイワカガミ)
雪渓がだいぶ残っている区間を降りていきます。正確には雪渓の上部のヘリを歩くような感じですが、雪の上を歩く局面もありました、。画像で雪上を転々と見えているのは、岩です。
今度は色の濃いイワカガミ。
雪解けしたばかりの草原に形のいいショウジョウバカマがありました。
登り行程でもいくつか見ましたが、下山の行程には、形のいい大きな花弁のシラネアオイが見られました。この花は自分にとってはレアですので、見られるととても嬉しいのです。
ルートはいつしかミツバオーレン・ロードにもなっていきます。
途中、雪渓を横切ります。スキーが出来そうな雪量ですが、我々登山者は用心、用心。前を行く大男はブロッケンさんで、この人とも長い付き合いになりそうです。
すだれの上”というポイントのあたりで遂に雨が落ち出しました。いきなり土砂降りに近い降りなので、5人揃ってレインウェアとザックカバーの取り付けをしました。まだ2時間くらい歩くようなので、やれやれですが、こういうのも時にはいいかもです。雨が降ってきているのに、歩いている尾根の右サイドはスラブの絶景が見られました。(p ↓)
この日の下りルートでは、他にもツバメオモト、サンカヨウ、シャクナゲ、ミヤマカタバミなどの花々が見られました。沼に平分岐を過ぎて、平石山辺りまで来ると、高山植物的な花は無くなってきて、最後は雨に打たれるユキツバキがお出迎えです。
入叶津登山口までのルート、最後は尾根脇の斜面をトラバース気味に歩きますが、結構いやらしい区間が2箇所ほど。(p ↓)おばさんのグループは非常に怖かったと言ってましたが、ロープも貼ってありますし、気をつければどうってことないです。
この日は久しぶりにYG姉と歩けましたし、途中から合流の他3人ともずっと歩けて楽しい道中になりました。そういえば、後で知りましたが、同日、私達の先方には野球親爺さんも歩かれていらしたとのこと。またしても近距離で会えずにザンネン。(この方とは、何度もこういう事があってもう一生会えないのではあるまいか。なんて、思ってしまいます。)また山中では、この地方の山開き常連メンバーがほぼ勢ぞろいではないかと思うほど、色々な人にあって、山中陽気な挨拶が飛び交いました。雨歩きも2時間程度ですんで、ある程度の展望と豊富なお花達を見られて、只見町の人達と触れ合えて満足の一日。この日も真っ赤な湯のむら湯にて、雨とガスにけぶる金石ケ鳥屋山付近の稜線を見ながら、のんびり湯に浸かる道楽者のなな”でした。 ■■
(前はYG姉、その前にカメラ屋さん夫婦。 この日 最後の難所通過です。)
山頂でゆっくりしていればお会いできたかも知れませんが、小さなアンパンを2個食べたところでおなかの気配があまりよくなくなってきて早く下りてしまいました。
ワタスゲも見に行けば良かったと思ってます。
多分どこかでお会いできると思いますよ。顔が認識できるか分かりませんが。
あの天候では、山頂でゆっくりって気にはなりませんよね。結果、雨に当たらずに正解だと思います。
鬼ケ面の稜線歩きはひめさゆりの頃以外では、秋の紅葉見物歩きを推奨します。トンネルを歩行や自転車走行が恐ければ、朝タクシーを読んで、別の登山口まで行ってもらう手もあるようです。まあ、金はかかりますが。
また、どこかで会えますよね。期待しております。
思いのほかお天気もお花畑コースを歩くまでまもってくれて楽しい山行きとなりました。
紹介していただいた「山開き友さん」とこんなにも親しくさせていただくとは思ってもいませんでした!
山開きがますます楽しくなりました(*^^*)
お花たくさんの浅草岳は、この時期あんな天気でも人がたくさん集まってくるわけが判ったでしょ(笑)。
あんなたくさんの種類の花で満足。今度は晴れ渡るお花ロードも歩いてみたいね。
山開きでは、毎回のように顔合わせてると、自然に仲間になってしまう感じです。山もいいけど、人とのふれあいとか、地元の温泉とか風土に触れるのも、結構好きなんです。