日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

天候さんざんの夏休みが終わってゆく   備前楯山

2014-08-16 18:30:22 | 山行

入山日 2014年8月16日(夏休み)   みー猫さんと
16日はTファミリーの皆さんと足尾のある沢を登る予定。前日の天気予報は、曇りなので午前中いっぱいくらいは雨降りなしで歩けるだろうと思った。
沢靴を履いて歩くような、沢の登攀をするのは初めて。途中滝脇の急な岩場を登ったり、ホールドの乏しい岩を超えたりするようで、ちょっと不安はあった。昨年こんなやんちゃなことをやった皆さん。人間性は信用しているが、山でのチャレンジ等には少々不安を感じる。案外やってみて面白いとはまるかも。メンバーの皆さんにいろいろ教えてもらうつもりだった。
朝起きると、今市の自宅から雨。日光を走っても雨。走行中皆さんからメールが飛んできたりして、結局”沢なので中止にしましょう”となった。その時点で日足トンネルを越えていたので、集合場所の銅親水公園まで行ってみることにした。
なんとなく予想していたが、みー猫さんは中止決定でも来ていた。車の中でお話をしていると、後からハイトスさんもいらして、しばらく車中でお話をした。ハイトスさんとは、しょっちゅう会っているような気がしているが、3月の大佐飛以来なのでお久しぶり、元気そうでなにより。みー猫さんとは5月の大佐飛以来になるかな。もっと久しぶりのたそがれさんは、沢入あたりから引き返されたよう、会えずにちょっと残念。
その後、ハイトスさんとはお別れ、少しすると雨が小止みになったので、足慣らしにでもなればと備前楯山を歩くことにして、車で移動。みー猫さんと雨間をついてのぷち歩きになった。

こんな天気なので、舟石峠には他に車はなかった。船石峠からの一般ルート歩きは久しぶり、6年ぶりくらいかしら。歩き出す頃はほとんど雨はやんでいた。


登り行程の中程に来ると、雨がまた少し強めに降ってきた。みー猫さんはレインウェアを応急的に頭からかぶって歩いていた。



話ながら歩いていると、登りの労苦も全くなくなる。みー猫さんの鳥海山の話なんかを聞きながら歩いていると、あっという間に山頂に着いた。山頂からの展望は残念ながらほとんどゼロ。周囲は真っ白の世界だった。



山頂でガスが切れるのを待ちながら、パンを食べたりしていたが、ガスが晴れそうもなかったので、下山にかかる。なな”がこの山頂から、たそがれさん達が一般ルートのすぐ北の尾根を使って下山したことを言うと、行ってみましょうとなって、準備なしで行ってみた。お互いGPS持ちなので大丈夫でしょう。
(向こう側に何男体山や、皇海山方面が見える方向、なんにも見えず。)


未知の尾根を下る。最初は岩稜帯の尾根をやや急に降るも、危険箇所はなし。木々の枝が体に触れるが踏跡も続いていた。
(下った尾根の進行方向の眺め。)


ガスの切れ間に北方面に荒れた稜線が見えた。中倉山のほうの稜線か、その手前の岩峰郡かはちょっと判別できず。



岩稜帯の下りが終わると、障害ヤブのない感じの良い尾根に変わっていく。


尾根を道なりにずっと進んでいくと、林道まで一般ルートとの合流なしで行ってしまいそうで、それも面倒なので、途中適当なところで左折。左折した方向にもうっすら踏跡はあった。少しの間急降下して水の流れていない沢状の地点に降り立った。(P ↓)



沢状の地点から一旦登った尾根の上あたりが一般ルートが走っている地点と見当がついたので、適当な踏跡をたどりできるだけなだらか登りで尾根に登り、一般ルートに合流。ぷち未知尾根歩きだったけど、未踏だったので収穫。あと、こんなぷち歩きなのに、シャツびっしょりの汗流しで、少しは気分が晴れた。
あと、数分で駐車場の地点で、また雨が降り出した。駐車場には1台の車が増えていて、千葉の男女の若いペアが出発準備中だった。上の状況を聞かれたので、何も見えなかったこと。道はしっかりしていることなどを教えてあげたら、登って行かれた。遠方のハイカーならば、あの眺望全てが見える山頂の風景を見せてあげたかったな。みー猫さん、雨の中の歩きお付き合いいただきありがとうございました。
しかし、今日もメインの沢歩きは中止。みー猫さんもなな”もアルプス中止。歩いた低山は真っ白と散々な夏季休暇だった。男体山の2300M地点での薙直登や激ヤブ歩きが夏休みのハイライトになるとは、何やってんだろうねー。でも違和感、感じまくりの右足のためには、かえって良かったかもしれない。何事もいい時ばかりとはいかないもの、また機会を作って遠征なりやっていきましょう。 ■■ 

(舟石新道入口付近の山林、天気は最後の最後まではっきりせず。 舟石新道前半部探索はまた秋の好日にでも・・・)



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6 コメント

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備前楯 (たそがれオヤジ)
2014-08-17 06:56:21
おはようございます。
昨日は失礼いたしました。私の天気判断が大甘でした。
しかし、残念。駐車地からすぐに沢に取りつけるようなところでしたら少しは水浴びもできたでしょうが、林道2時間歩きの先では、途中で引き返すことになって何をしに来たのかわからなくなっていたでしょうし、沢の知識がもっとあれば、気の利いた別案もすぐに出せたでしょうに。申し訳ありませんでした。
むしろ、当初のハイトスさんご予定のヒライデ沢の方が良かったかもしれませんね。
その後、備前楯に行かれましたか。そして北側からの下山ですか。そんなパターンになるのでしたら、メールでもいただければ同行したのに。その場合、向かい側の岩峰ルートにお誘いしたかもしれませんが。
でも、雨と汗でびっしょりになって、少しは気分が晴れただけでもよしとしておきましょう。私の気分は晴れないままに、冠水した県道を戻りましたよ。
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備前館山 (みー猫)
2014-08-17 07:16:23
おはようございます、ななさん。
昨日は残念でしたが、代わりに取り残していた備前館の周回が出来て短いながらも満足して帰途につきました。自分の頭にはピストンしか無かったので、ななさんの思いつき(笑)は良かったですよ。写真の尾根は例のキレットあたりでしょうか、秋に来た際はたまたま虹がかかった場所です。復路の登り返しにてななさんのカッコ良い写真が撮れたので共有画像を覗いてみてください(別にメールにてURL連絡したつもりですが届いてなかったら御一報ください)・・・山行の情報交換や山道具などの話も楽しくてまた刺激になりました。お疲れ様でした。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2014-08-17 13:17:32
こんにちは。
いいえ、たそがれさんの判断の問題ではないですよ。天気予報も日が変わったら激変でしたから、どうしようもありません。台風第11号が去ってからの天気は、がっかりの連続でした。
中止後の歩き、お声かけせず失礼しました。自分も歩くかどうかはっきり決めていなかったもので。
あまり歩かないと、体がなまってしまいそうで一番近くて手頃な備前楯山になりました。
たそがれさんがいらしていたら、そこからまたマニアック歩きが始まってしまったかもしれませんね。
またのお誘い楽しみにしています。沢の場合は、お手柔らかなものからお願いします。
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みー猫さん (ななころび)
2014-08-17 19:55:22
こんにちわ。
自分も備前楯山で帰りに北の尾根で周回出来て良かったです。独りだったら、行かなかったと思います。
写真データありがとうございました。
このお盆期間は、天気に翻弄されましたね。でも、みー猫さんは遠征も行けたから、いい休みだったのでは。
沢歩きで締められたら最高だったんですけど。
相変わらずの情熱を持っての山に対する装備の件、考え方等いろいろ聞かせてもらって刺激になりました。
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備前楯 (ハイトス)
2014-08-18 00:44:49
こんばんは。
早速記事にされたのですね。
最近ななさんは記事のUPが早くなりましたね。

結局おふたりで備前楯に登られたのですか。
自分も行けば良かったなぁ。
結局あれから自分は帰りので道の駅で眠くなってしまい、1時間ほど眠りこけてしまいました。
結局どこにも寄らずにかえりましたよ。
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ハイトスさん (ななころび)
2014-08-18 02:33:26
こんにちは。
記事のアップの早いのは、ショート歩きの時だけでしょうかね。あと、最近早いとすれば、会社が休みだったからでしょう。会社に行き出すと帰りが8時とか9時過ぎになり、どうも記事を作る気になりません。
あの公園でトイレに行って、帰ってきたら雨が小止みになったのです。”じゃ行きましょー”となりひと歩きしてきました。
道の駅でひと眠りなんていいですね、のどかな感じで。自分もそういうのがしたいのですが、旅先にでてもせかせかしてしまってどうもできません。
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