日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

仙人ケ岳周辺で予想以上のツツジ見物歩き  仙人ケ岳/赤雪山 

2014-04-15 00:08:10 | 山行

入山日 2014年4月13日 晴 単独                ( 仙人ケ岳南東尾根からみた赤雪山)
日々過ぎるのは早いもので、もう4月中。もう少しでGWが来てしまうような季節になりました。
今回のお休みは日曜のみ、特にテーマもなく、しかし多少とも歩かなければと思い、初めての栃100をひとつ稼げる周回歩きをしてみました。仙人ケ岳方面は前回行って、花の季節はお花が綺麗そうなのはうすうす気づいていましたが、予想を上回る見事な花の尾根でした。

course: 猪子トンネル東入口P 7:09  猪子峠 7:20   仙人ケ岳 9:20   赤雪山 11:03-15   松田ダム脇車道 11:49   スタート地へ 12:44
今回の注意点は、歩きはじめと歩き終わりに最近執拗に現れる倒木地獄。今シーズンまた、それに会うのはゴメンなので、倒木帯が極力現れそうにないスタート地と降下地点を選択した。今回の歩き始めは、猪子トンネル東入口のP、朝7時前につくと一番乗りだった。
まずは、猪子峠を目指し、そこから前回同様、途中犬帰りの岩場経由の尾根に取りついた。
歩きだして、すぐその日のウェアの選択を後悔する。歩きだすと結構暖かく、ズボンの下のアンダータイツと、上半身のウェアも1枚余分だったと思った。上は早々に脱ぎ去り、スポーツTシャツ1枚のみになる。
猪子峠からほんの少し登っただけの地点からピンクの開花ツツジが現れ出して綺麗。今日は、あまり花を観ることは意識(期待)していなかったので、少々得した気分。
(露岩の尾根にツツジの花が点在し、綺麗な局面が続いた。)




写真を撮ってくださいとばかりに、目線の高さで咲いていた株。



前回、知らないうちに巻き道を使用して勝負しなかった犬帰りのくさり場。高さにしてせいぜい15Mも無いくらい。登りで使用の場合は、気をつけていれば普通に通過できる。前回はこの場所を巻くのにかなり大きく下って、登り返した。
(登るのに夢中で写真を撮り忘れて、上から撮った図)



ツツジが綺麗に咲いているのは、主に進路左側(南面)が多い、それでも右側にないわけではない。登るにつれ、進路右に赤雪山がツツジの花越しに見えだす。
(この尾根、ほぼ最初から最上部に近い所まで、開花ツツジを観ない地点が無かったくらいだった。なな”的には大満足。)


宗ノ岳(530m)周辺では、赤雪山とそれに続く、これから歩くはずの稜線がはっきり確認できた。



熊の分岐には、この日初めて会うおじさん単独ハイカーがいらした。先を行かせてもらって、その少し上部南斜面に、この日一番の赤ヤシオの群落が咲いている地点があった。



仙人ケ岳山頂までは、結局3人しか会わない、まずまず静かな山。山頂には今回はだれもいなかった。




天気はいいけれど、ちょっと暖かすぎの気候で遠くの景色はちょっとぼんやり気味。
(遠くに左に皇海かな、右に白根山)


山頂で撮影他、小休憩したら本日の本題、赤雪山への稜線を目指す。当初北東、次いで北、いったん大きく方向転換し、東へ、最後は南に向かうという稜線で、道標が無ければ悩みどころ満載のルーファン歩きができそうな地形。ここに来るまでに、地形図を何度かチェックし、まちがって進みそうな尾根分岐などは、確認しておいた。斜めよみしたネット記事などによれば、道標も整備されていて、迷う心配は無いようだけれど、実際はどうだろうか。
仙人ケ岳山頂からの尾根道は、最初何の変哲もない暗い樹林歩きが続く。たまに急登があるも長くは続かず。
ようやく視界が開けた場所(p ↓)で向かう小ピークを眺めながら、ちょっと眺めのおにぎり休憩をした。


仙人ケ岳から休憩した地点までは、ほとんどツツジを見なかった。休憩ポイントから先に進むと、僚線の脇などにツツジがまた出始めてくる。大きく東に方向転換するピークには立派な道標がしっかりあった。道標が無ければ、うっかりしていると、そのまま直進してしまいそうな場所だ。その方向転換ピークから下るところで、高年のご夫婦とすれちがうと、この先ツツジがきれいだと教えてくれた。




その後も、県境尾根との分岐など、注意点になるはずだった尾根分岐があったが、そこには道標なし。ただし、県境尾根への踏跡はごくわずかで赤雪方面へ自然に進めるようになっていた。いつか県境尾根を北上するのも面白いだろう。
この辺の稜線は露岩のアップダウンがあるが、基本緩やかに登っている感覚。周囲は赤いツツジがあちらこちら。これなら、今年は鳴虫山でのお花見は要らないかも・・・。


(振り返ると仙人ケ岳が木立の向こうに見えた。手前は花の終わった山桜。)




ツツジを見ながらの、尾根歩きはしばらく続いた。赤雪方面からは時々、ハイカーが歩いてくる。結局赤雪山頂までは、9人ほどお会いした。皆さん自分より少々上の年代だった。



途中、こんな穏やかな、林のような広い尾根を歩いた。この辺りから先、赤雪山までは、ツツジの花はさっぱり無くなった。



赤雪山が近づくと2度ほど、方向転換するイメージ。都度、道標かしっかりした踏跡があり、やはり迷いようは無かった。赤雪山が近づくと、里山の低山といった尾根道になりあまりパッとしないコースを少々歩き、あっけなく東屋のある山頂に到着した。
(赤雪山頂には、予想に反してだれもいなかった。)


山頂からは仙人ケ岳の姿もよく確認できないし、東方面の低山尾根方面の眺望しかきかないので、眺望を楽しむ山ではないのだろう。山頂で10分ほどゆっくりして、下山は、一番倒木のなさそうな南尾根を歩いて、下山開始。南尾根は最初なだらかな自然林の尾根歩きが続くも、途中から植林帯をジグザグに下る道となる。下る立場なら楽なコースだけれど、登り使用の場合は樹林間の単調なジグザグ歩きもうんざりかもと思った。
(松田ダムの緑の水面が下方に見えてきた、白っぽいものは桜・・・)


南尾根コースの植林帯を振り返る。


下り初めて40分もかからずに、ダムの脇の車道に降り立つと、そこは桜並木の並ぶ心地よい場所。朝、仙人ケ岳に詰める南東尾根からも小さく見えたピンクはやはり桜だったのだ。今日最後のご褒美だった。




ダムサイトに直に降りられる道があり、クネクネ車道を歩かずにショートカットして、駐車場のあるダムサイトへ降りた。大勢の人たちが、バーベキューをやられていて、登山のカッコウで一人横切るのがちょっと恥ずかしい感じ。でもその広場の桜の風景も素晴らしかった。



ダムサイト脇のダムから流れる小川には桜の花びらが浮かんでいた。



今日の歩きの最後は車の駐車地まであと4,50分は歩かなければならない。最後のトンネルまでの約20分は登りの車道なのを思い出して、ちょっと嫌になった。車道脇には田園風景と民家が点在していて、空き地や庭先に驚くほど美しいお花なんかが咲いている。今日は、特にお花を見ようと、この周辺を選んだわけではなかったけれど、時期的には一番いい時期のこのコースを歩けた気がする。 今日の収穫、 ツツジ、桜、栃100プラス1、初夏の爽快な汗・・・  ■■




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2 コメント

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仙人 (みー猫)
2014-04-16 21:56:16
こんばんは。
今回も……と期待したのですが、あっさりだったですね。しかし、花が多くて1番良いタイミングで行けたのでは?次回からまた難渋?それともまた、快適歩きでしょうか。悩ましいところですね。
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みー猫さん (ななころび)
2014-04-17 17:36:39
こんばんは。
今回は、倒木がひどくなさそうな山を選びました。皆さんの記事を見ていると、少しずつ情報がでてきました。
今回はアカヤシオは綺麗で、おまけに桜見物までできてよかったです。
今週末はあまりお天気がよくなさそうですね。
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