日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

比津羅山には日留賀岳より立派な山名板があった。 那須塩原/比津羅山

2013-06-17 00:55:14 | 山行

2013年6月15日 (土) 曇り   単独
天気予報からすると15,16日の土日。山はだめだなー、とてもロング歩きする気になれないような予報。でもダメならダメなりに、やりようは有る。何ごとも、立ち止まったら、その先には進めないのだ。(と、わかったようなことを言ってから、今週はレポを始める。
先週歩いたコース(小山さん宅から日留賀岳、鹿又岳)のすぐ脇に、行けたら行こうと思っていた山がある。比津羅山1187.3P、三角点があるようだ。先週は鹿又岳まで足を伸ばした為、時間切れにより比津羅山立ち寄りは断念。
今週、当然ながら特段行きたい山というわけではなかったが、15日の天気はもって昼まで、午後から雨予報の為、短時間歩きの低山としてちょうどいい。先週の続きにもなるし。
下山して、まだ天気がもつようなら、もう一つ近くの山でも歩いてみよう。そんなつもりで、今にも雨が降り出しそうな今市を早朝出発した。

コース: 小山さん宅 6:34  比津羅山北部の鞍部(一般ルートとの分岐) 7:43  比津羅山山頂 8:10-8:22   比津羅山南南東/林道合流(鉄塔付近903m) 9:10   小山さん宅  9:36 

小山さん宅の駐車場を本日もお借りする。2週連続。 見える山はガスをまとっている。6時台もう農作業は始まっていた。



6:34 綺麗なお花がたくさん咲く小山さん宅のお庭を歩かせてもらい山道に取りつく。途中までは先週と同じ行程。



林道(写真左)と北東に見える山稜。これは一般ルート東を走る日留賀岳に至る尾根だろうか。



林道から振り返ると、遥か下方に塩原の温泉街が見える。周囲の山ひだからはガスが湧き上がっている。



7:43 比津羅山北部の鞍部に到着。ここには比津羅山山頂方面に誘う目印が3つほどある。ここから尾根伝い南方向に山頂を目指すことにする。 (P↓ )


取りついた尾根は広くどこを歩いてもいいような感じ、最初はゆったり林の中をつめていく。基本踏跡は無いけれども、時に驚くほど明瞭な鹿道らしきつぼ足の踏跡などが有ったりする。



少し登っていくと、しの竹のようなものが尾根上に出てきて、細い鹿道が出てきたり無くなったりする。(P↓ )



高度を上げるにつれ木々の密度が高くなり、間を縫い歩くような形になる。それでも、大きな歩行障害は無い。(P↓ )林道を歩いている頃から、既に汗が噴着だしてきている。日差しは全くないのだが、湿度が高いのだろう。それと思いのほか気温も高いのかもしれない。手持ちのタオルが汗でしめる。



山頂直下の蜜な枝ヤブ、歩行は簡単にすり抜けられる状態。


8:10頃 地形図で見ると比津羅山の最高標高点周辺と思われる広い平坦地に到着。この平坦地は樹林間で眺望は無いが、南北にかなり広い平坦空間がある。四方八方キョロキョロして山名板は探しながら歩くも、この周辺には板はなかった。(P↓ )



その山頂部平坦地を少し南に進み少し標高をなだらかに下げ始めた部分に、表示板らしきものとその下に三角点があった。



山頂では軽くエネ補給、大量にかいた汗を拭う、これは痩せるはー。 たっぷり絞られている感じ。
三角点すぐ上の木に取り付けられた立派な山名板。スプーン付き。



山頂から南方向へは、広い尾根をそのまま進行していきたくなる雰囲気がある。防火帯?と思うくらい広いエリアが自然にできている形。(P↓ )この後、南東方向に進み、さっき歩いた山道と林道の合流点(鉄塔近く903m周辺)に降りる予定を南西方向に勘違いして少し進んでいて、数分で誤りに気づき方向転換。尾根を乗り換え正解の南東尾根に乗れた。




下りに使った、比津羅山/南東尾根も気持ちよく歩ける尾根。登りで使用した北尾根より踏跡が少し明瞭な気がした。


下り尾根を下降途中、何度か東方面に下りる枝尾根が正解尾根のようなきがする局面がある。ただしそちらの尾根に進んだ場合、その先急降下が待っているような雰囲気があったため見送り、一度そちらの尾根にトラバースして行って戻ってきて振り返った、トラバース斜面。そういえば、野球親爺さんもこのあたりで少し彷徨したとおっしゃられていた。(p↓ )



下りは進行尾根を悩みながらなので時間がかかる。 8:53 山頂から30分超経過したところで、進路をキュツと左折する形で主尾根をはずれ南東方向に進む。主尾根に何となく、通せんぼのような倒木が転がっていたのと、地面に朽ちた枝に巻かれた赤テープ、そして左折方向に枝尾根があった為に進路変更地点と気づいた。
(進路変更後下り尾根)



8:59 こんな看板のある作業道か、その残骸のような地点に降り立つ。この作業道の存在は地形図や前回の歩きではわからなかった。



黄色看板からは、基本南東方向に尾根を進むが、その尾根の左右を巻くように、作業道が一緒に下っているので、時にその道も利用して下る。(P↓ )


9:10  小山さん宅からの山道から林道にいったん合流するポイント(P↓ )にピンポイントに降り立った。今日の主目的、比津羅山探索は終了。後は25分ほど山道を下って小山さん宅のスバルまで戻った。まだ9:30を少し過ぎた時間帯のスタート地点。駐車場には自分の車以外には栃木ナンバー1台のみ。今日の天気では土曜といっても登る人は少ないようだ。もう今日は、これ以上登山者は入らないだろう。もう1台の登山者は、今日は静かな日留賀岳を楽しめるにちがいない。
今日は終始、蒸し暑く汗だく。スバルの前で汗を拭っていると農耕車両に乗った、若くかっこいい青年がやって来た。小山さん宅のお孫さんだろうか、駐車させてもらった礼を言うと、”もう行ってこられたんですか?”との質問、”比津羅山までなので・・・”と答えると納得顔。それにしても比津羅山だけ目的でここに来るかたはいるのだろうか、まあ、行かなければ行かないでいつまでも気になるのだから、今日は行ってよかった。珍しい山名板を見られたのと、レアな三角点を先週に続き一つゲットできたのだから。 さてまだ10時前だし、この後、すぐ隣の若見山でも登ろうか。  ■■





(小山さん宅から朝見えていた山が、すっぽりと雲に隠れてしまった。)



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4 コメント

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それはフォー・・ (みー猫)
2013-06-17 19:45:49
こんばんわ。
見ているだけで汗が垂れてきそうな画像ですね。
お疲れ様でした。自分も近場で汗かいた歩きでしたので早めにアップしなくてはいけませんね(笑)
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みー猫さん (ななころび)
2013-06-18 01:40:12
こんにちは。
当日は暑かったですね、これからはこんな歩きが多くなると思うので暑さ/汗対策も必要です。何か考えないと。。。
でも、汗かいた後は、なぜか爽快な気分になります。
みー猫さんも近場?、もしかして超ロング歩きだったりして、・・・。
那須塩原の山域や、会津西街道沿いの山々、行きだしたらはまりそうです。
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比津羅山 (野球親爺)
2013-06-18 21:35:05
こんばんは。
以前に比津羅山だけに登りました。あまりいませんよね。
ちなみに私が彷徨したのは北斜面です。
GPSがなければどうなっていたやら。
見ていてもよく理解できてなかったんですけどね。

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野球親爺さん (ななころび)
2013-06-19 00:31:23
こんばんは。
野球親父さんも、比津羅山だけに登ったことがあるのですか。何か似た者どうしみたいですねー(笑)、失礼しました。
野球親父さんが彷徨したの北斜面でしたっけ、記憶違いしていました。
北斜面で彷徨は地形から見るとちょっと怖いですね。北斜面は尾根も結構広く、下りで使用すると迷いやすいのかもしれません。
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