
2013年5月4日 (晴) 単独 (東方面から堂室山を見る。)
5/03は足尾大平山から社山を辿り歩いて、想定どおり結構疲労が残りました。5/04は家でゆっくりと、も考えましたが、起きてみるとほどほど良い天気。もったいない気候なので、家の近くの低山や里山を歩いてみることにしました。
まずは塩野室/堂室山。これは通勤時、家から12分辺りにあって、毎日この山のすぐ北側道路を走っていて気になっていた里山です。そして小山山は堂室山を一度降りて、北東方面約600mの地点にある里山です。これも毎日直ぐ脇を車で走っていて気になっていた山です。山頂に行くまで山の名前は知りませんでした。また山頂の一角には、自分としてはかなりサプライズな遺物があり、非常に印象に残りました。この2つの山、この時期くらいに登らないと、夏時期などは暑くて登りたくなくなるほどの低山なので、いい機会になりました。
コース: 堂室山山頂、北側、取り付き 堂室山山頂 堂室山北東方面に下山 小山山、南西方向に取り付き 小山山山頂 小山山、東方面に下山
堂室山、北方面から取り付く。(写真下) この取り付き点の前のスペースにスバルを置かせてもらう。少し先でおばあちゃんが畦の草刈を電ノコでやっていたので、停めてよいか聞くと、「山行くの?気をつけていっておいで。」と栃木なまり100%のイントネーションで言ってくれた。
取りつくとすぐ、踏跡を失う。その後は斜面をヤブを分けながらじぐざぐに登る。ヤブもたいしたことなし。
尾根型はあまりしっかり確認できない斜面を登る。新緑がきれい。
10分もかからずか,いや、かかったかな、堂室山山頂に到着。三等でした・・・
結構立派な石祠がある。
山名板があった。結構お世話になった”栃木の山紀行”さん
山頂からは北あるいは東方向に尾根を進む、山頂からはなぜか踏跡明瞭だった。
尾根を辿り、少し行くと次のピークにも、石祠があり中にあったものがコレ。
2つ目のピークから一度下り、また似たような尾根道を進み登り返すと最後の小ピークに着く。そこにも石祠。
その小ヒピークの先は急斜面、ちょっと進む気にはなれないレベル。斜面の下にはいつも通勤に使用している静かな田舎道が見えた。(写真下)
最後の小ピークの右側から斜面を降りると、いつも運転しながら見ている赤い水門施設のようなものがある地点に降り立つ。向こうに見えるのはこれから登る小山山。(写真下)
小山山に取り付いたのは、信号の脇の地点から・・・(写真下)
小山山取り付き後すぐの地点。最初は混沌としているが数分で尾根っぽくなってくる。(写真下)
たしか、しぼれ”さんのとこのHPでこの山は昔、城があったと書いてあったような気が・・・。不確かなので後で読み直してみよう。堀きりのようなえぐれた地形が何箇所か散見できた。(写真下)
このあたりが最高標高点だと思った地点(写真下)。周辺をうろうろするも、ここには山名板は無し。
最高標高点だと思った地点から東方向に数分移動、鞍部があり少し下がった所に宗教遺物のようなものがいくつか並んでいたので、そちらに進むとそこにいた先客がこいつ。
山名板にはこう書いてある。この名前は知らなかった。
石像があった。
宗教遺物群の中心にはこの神社があった。嘉永七**と裏に書いてある。前にある石灯篭は安政二*と書いてあった。
神社の両脇にはこんなものが、こちらは向って左の天狗さま。
この神社の前から参堂のような感じで道ができている。この山域はどこを歩いても初歩き、せっかくなのでこの踏跡を辿らせてもらう。下り始めて、ほんの数分で道からそれたところにまた石の祠が一体、かなり宗教の色合いの深い山だ。
降り立ったのは登り始めの西側とは逆東方向、だれかの田んぼの脇に出た。畦を歩いて小林中の前に出て、ゆっくり歩いてスタート地点方向に向う。
GWの真最中、この辺の農家は今が田植えの時期で家族総出で田植えをしている人達を見る。中には赤ちゃんは抱っこして手伝いにきているママさんも。のどかな光景が広がる。今日は、毎日すぐま近で見ていて一回も歩いていなかった、二つの山を歩けたのでほどほど満足。この先1年も、歩かない状態を続けるよりすっきりした気がする。まだ時間も正午頃、もうひとつ今日は登ろうかな・・・ ■■
(自分の通勤路、 左が日光連山の端っこ、右が高原山。晴れていると高原の右に日留賀岳や男鹿山塊の姿も見える。 ちょっと自慢)
(さっきのおばあちゃん。まだ草刈作業をやっていた。この田んぼの周り全部やるのかな、大変)
堂室山は毎日見ていて、今回ようやく登りました。周りの水田に水が入り、新緑もきれいで今いい雰囲気です。
小山山は、中がこんなになっていたなんて、夢にも思いませんでした。毎日すぐ下を通っていたのに。
この辺の山、本山北尾根の神社もですが、意外なものがあって面白いですね。